善光寺。一度は行きたい長野県の国宝

善光寺とは。一生に一度は善光寺詣り

善光寺は、日本のお寺の中でも最古のお寺のうちの一つです。現在、日本の仏教は多くの宗派が存在し、浄土宗や浄土真宗、曹洞宗や日蓮宗など各家庭によって宗派はさまざまです。

しかし、善光寺は、日本の仏教の宗派が分かれる前のお寺として知られ、現在でも無宗派のお寺として知られています。その名前は全国的にも有名なお寺で、現在でも多くの参拝者が各地から訪れるほどなのです。

ちなみに全国から善光寺に集まるのは今に始まったわけではなく、江戸時代には「一生に一度は善光寺詣り」と言われるほどのお寺で、現代になった今でも続いているのです。本日はこの日本最古のお寺にして無宗派の善光寺をご紹介しますが、そこでは圧巻の巨大な寺院建築をはじめ、数々の見所が登場するのです。

国宝に登録されている本堂は、実長は間口24メートル、奥行54メートル、棟高26メートルにも及ぶものとして知られ、その姿は圧倒的な迫力です。

また、重要文化財に登録されてある山門では、何とその内部に入ることができ、巨大な門の上から善光寺の参道を見下ろすことができるのです。また、善光寺には他では体験できない貴重な体験も用意されています。一生に一度は善光寺詣りといわれる善光寺の見所をご紹介します。

長野 観光スポット

善光寺の歴史。江戸時代の落書きも残る

善光寺の歴史は日本のお寺の中でも最古の歴史を誇っています。その始まりは今から1400年以上も昔、西暦552年、欽明天皇13年の時に三国渡来の秘仏とされる一光三尊阿弥陀如来像が日本に伝わったことが始まりといわれています。

それから100年後の654年に本堂の建設が行われました。その後善光寺は戦国時代には有名な武田信玄と上杉謙信の戦いの場になり、荒廃したと言われています。

現在の本堂は1707年に再建されたもので、善光寺は江戸時代には、全国各地からご利益をもとめて多くの人が訪れる場所になり、のちのご紹介する、山門の二階には訪れた人々の名前の落書きが多数残されています。

その落書きは名前と出身地が書かれており、かつての国の名前で書かれていることから江戸時代から全国規模で参拝客が訪れていたことがうかがえます。こうした善光寺の歴史と合わせて、本堂の横にある忠霊殿・善光寺史料館でさまざまな展示に触れてみることもできます。

善光寺の見所

善光寺は歴史的なお寺として、多数の見所が登場します。巨大な国宝の本堂や重要文化財の参道、そして多くのお店が登場する参道など、さまざまな楽しみが味わえるのです。

国宝の本堂。日本で三番目に大きい木造建築

善光寺の最大の見所は本堂です。善光寺は正方形の巨大な区画の中に、本堂、山門、経蔵、仁王門、忠霊殿・善光寺史料館、大勧進・護摩堂、大本願・本誓殿といった建造物が立ち並びます。その中においても最大の見所が国宝に指定されている兄弟な本堂です。

この本堂は前述したとおり1707年、宝永4年に再建された歴史的な建物で、その大きさは高さ約27メートル、間口約24メートル、奥行約53メートルという巨大なものになります。国宝に指定されている木造建築の中では、なんと3番目に大きいものとされ、檜の樹木を使って作られている桧皮葺といった施工方法が取られているのです。

長野 観光スポット

真っ暗の道を通る「お戒壇巡り」

善光寺の本堂は500円の拝観料で内部を見て回ることができます。その中でも、善光寺ならではの体験が本堂の真下に入り真っ暗闇な通路を通って抜ける「戒壇巡り」と言われる体験ができるのです。

この「戒壇巡り」では、階段を下りて通路に一歩足を踏み入れると全く何も見えないほどの暗闇になります。この暗闇の通路を進むためには右側の壁を手探りで進むしかなく、その際、壁に設置されている「極楽浄土への錠前」に触れるとご利益があるといわれています。

また、この「極楽浄土の錠前」は本尊の阿弥陀如来が安置されている「瑠璃壇」といった小部屋のすぐ下にあります。この「戒壇巡り」の体験は善光寺ならではのもので、真っ暗闇で一寸先も何も見えない通路を進むといった特別な体験をすることができるのです。

長野 観光スポット

重要文化財の山門。江戸時代の落書きが多数残る

善光寺のもう一つの見所が、重要文化財に登録されている巨大な山門です。この山門も本堂とほぼ同年代に作られたもので、1750年、寛延3年といった時代に完成しました。こちらの山門は、外から建造物を見るだけではなく、何と内部まで入ることが可能です。

ちなみに内部に入ることができるのは2008年から再開されており、それまでは約40年間、入ることはできませんでした。こうした点からも歴史的に非常に価値のある存在といえるでしょう。

また一般的なお寺の山門とは違い善光寺の山門は非常に巨大で、内部の二階からは外の景色は参道が一望できる眺望が堪能できます。更にこの山門では非常に珍しいものが目の当たりにできます。それが、江戸時代から昭和にいたるまで参拝者が書いた数々の落書きです。

善光寺は、江戸時代から一生に一度は参拝したい場所として知られており、日本全国から参拝者が訪れた場所でもあるのです。そしてこうして訪れた参拝者が必ず行っていたのが、自らの名前と出身地をこの内部に記すのが行われており、ここでは時代劇に出てくるような昔の人の名前と、その人の出身地である、昔の国の名前が記されているのです。

ここで見られる落書きの数々はもはや数百年の時を経て、単なる落書きではなく、一つの歴史にまで完成されていると感じさせてくれるスポットです。このように山門も外から見るだけではなく内部に入ってみると面白い経験ができることでしょう。

長野 観光スポット

400メートル、7777枚の石畳参道

善光寺は入り口から山門まで、何と400メートルもの長さの参道を誇ります。この参道は石畳みで作られている参道として知られ、今から遡ること300年以上昔、1714年に作られたものとされています。その枚数は7777枚に上るとされ、参道時代も非常にご利益がありそうな感じです。

この石畳みは江戸中橋の大竹屋平兵衛から寄贈されたもので、何気なく歩いている参道そのものも非常に歴史がある存在です。この参道には左右にさまざまな出店が登場するため、善光寺の参拝の楽しみとして味わえます。

長野 観光スポット

善光寺の利用案内

所在地:長野県長野市大字長野元善町491-イ

TEL:026-234-3591

内陣券:一般500円、高校生200円、小中学生50円(本堂の内陣(畳敷きの間)・お戒壇めぐり、善光寺史料館)

山門拝観料:一般500円、高校生200円、小中学生50円

経蔵拝観料:一般300円、高校生100円、小中学生50円

三堂・史料館参拝券:一般1000円、高校生400円、小中学生100円(本堂内陣(お戒壇めぐり)参拝と山門拝観、経蔵拝観がセット)

善光寺へのアクセス

善光寺は長野県の北部、長野市の山側に位置しています。長野駅善光寺口から車で15分ほどの場所にあり、車でのアクセスがオススメです。

武田信玄と上杉謙信が戦った川中島も近くにあり、上杉謙信が善光寺に本陣を構えたとされる場所でもあります。ちなみにカンデオホテルズ茅野からは長野自動車道、上信越自動車道で2時間30分ほどの場所にあります。

善光寺と一緒に回りたい観光スポット

善光寺は長野市にあり、長野県の北部の方にあります。この善光寺は江戸時代から参拝することで大きなご利益があるとされてきましたが、善光寺とセットで回るとご利益があるとされてきた北向観音があります。ここでは北向観音がある上田市の別子温泉をご紹介します。

北向観音。善光寺とセットで回りたいお寺

善光寺と一緒に参拝するとご利益があるとされているのが北向観音です。北向観音は真田氏の発祥の地とされる上田市の別子温泉にある寺院です。

すぐ隣にある天台宗常楽寺が本坊であす。なぜ善光寺とセットで参拝した方がいいかというと、善光寺が南向きに建立されて阿弥陀様を御本尊として未来往生を願うと同時に、北向観音では、北向に建立され 千手観音様を御本尊として現世利益を願うことから、現世と未来両方を祈願するには一緒にめぐる方がいいというものです。

この北向観音には、高さ22メートルにも及ぶ巨大な天然記念物愛染かつらの巨木があります。また、北向観音の本坊であり、国の重要文化財の石塔などがある常楽寺もセットで訪れるといいでしょう。

北向観音

安楽寺。国宝の八角三重塔が見所

北向観音と常楽寺とともに見所なのが安楽寺です。安楽寺には、国宝にも登録されている貴重な八角三重塔が存在します。安楽寺は、長野県の最古の禅寺として知られ、鎌倉時代に後北条氏の庇護のもと、栄えました。

その中でも国宝である八角三重塔は、18.75メートルの高さの木造の塔で、一見すると四重の塔に見える大変貴重な文化財です。禅宗独得の美しい建築は、圧倒的な迫力であり、同じく国宝である善光寺の本堂とは一風変わった落着きを与えてくれることでしょう。こちらの安楽寺もセットで訪れることをおススメします。

安楽寺

国宝の八角三重塔

松本城。長野の国宝つながり

長野県には、善光寺と上記でご紹介した安楽寺の八角三重塔以外にも国宝があります。それが有名な松本城です。松本城は戦国時代末期に建てられたお城として、5重の天守閣は江戸時代から現存する天守閣として貴重な存在です。

特に善光寺の関わりでは、第3代将軍、徳川家光が長野の善光寺に参拝する途中で、松本に立ち寄るという内意を受けたため、当時の藩主、松平直政が建てたとされています。こちらの松本城も同じ国宝つながりとして訪れることをおススメします。

松本城 天守閣

国宝と言われる松本城の天守閣

まとめ

善光寺にはこの他、さまざまな文化財が収められている忠霊殿・善光寺史料館など見所があります。また参道ではさまざまなお店が出ているので、お土産を買って帰るのにもオススメです。圧巻で内部も面白い本堂と山門に参拝したあとは広大な境内や参道を散策してもいいかもしれません。一生に一度は現代でも行きたいと思うスポットの一つです。

予約バナー茅野