道後温泉を見下ろす守護神。大国主命と少彦名命を祀る湯神社

三千年の歴史を誇る道後温泉の守護神

3千年の歴史を誇る日本最古の温泉、道後温泉。日本屈指の温泉街として多くの観光客で賑わう一大スポットです。その歴史の古さは温泉では類をみず、古代から多くの歴史的人物が利用してきました。そんな道後温泉の守り神的な存在としてしられるのが大国主命と少彦名命です。

道後温泉のはじまりには諸説ありますが、伊予国風土記によると、日本神話の時代に、大国主命と少彦名命が伊予の国に旅をしていたとき、長旅の疲れから病に倒れた少彦名命を、大国主命が手のひらに載せて温泉に浸したところ、元気になったという話が起源にもなっています。

こうしたことから、道後温泉の湯釜には大国主命と少彦名命が彫り込まれており、道後温泉のシンボル的な存在として知られます。この二人の神様は、湯釜に描かれ温泉の利用客にも親しまれているだけではなく、道後温泉の守護神として神社でも祀られています。

それが道後温泉のすぐ上にある湯神社。温泉街を見下ろす神社としては伊佐庭神社が有名ですが、伊佐庭神社に行く道の隣に位置するのが湯神社です。西側にあることから西宮とも言われ、温泉街を見守る神社として地元の人や観光客に親しまれています。道後温泉をご利用の際には、是非一歩足を伸ばして湯神社に参拝されてはいかがでしょうか。

松山 観光スポット 道後温泉 湯神社

湯神社は道後温泉の伊佐庭神社に向かうとおり沿いにあります。※写真上は伊佐庭神社

 

湯神社へのアクセス

湯神社は道後温泉本館のすぐ上に位置しています。伊佐庭神社へとつづくとおりの途中、西側にあり、温泉から徒歩1、2分で行くことが出来ます。温泉街周辺の観光スポットとしてオススメです。ことし8月にラフォーレ原宿松山跡にオープンするカンデオホテルズ松山大街道からは、路面電車の大街道駅から道後温泉駅まで行き、そこから徒歩で周遊することをオススメします。約15分ほどで行くことができます。

湯神社へのアクセス

大国主命と少彦名命を祀る

湯神社が創建されたのは、景行天皇が皇后・八坂入姫命とともにこの地を訪れた際、道後温泉の守護神として大国主命と少彦名命を祀ることがはじまりといわれています。もともと道後温泉が発見された場所としてしられる鷺谷の大善寺に創建されたとされていますが、舒明天皇が訪れた際、社殿が作られました。

その後、孝霊天皇によって、素盞嗚尊・稲田姫命・大山積命・茅野姫命の4神が祀られ四所大明神としても称されました。また1520年代には地震によって社殿が大破、温泉が埋没した際には、この地を治める大名、河野通直によって現在の地に移され、素戔嗚尊と稲田姫命を祀る出雲崗神社に合祀され今のお姿におちついた経緯があります。

松山 観光スポット 道後温泉 湯神社

伊佐庭神社へつづく坂道につづくとおりにあります

お祭りの起源にも、温泉復活の祈祷で3度湯を出す

この湯神社は、1707年には地震によって温泉が止まった際には、ご祈祷を行うことで、翌年には再び温泉が出るということもあり、これが発端となって、毎年湯祈祷祭が行われ始めました。実は道後温泉のお湯が止まることはそれ以降もあり、1854年にも地震で止まり、その際にも祈祷が行われ1年後に再び湯が出始めました。

またさらに、1946年の南海大地震の際にも温泉が止まり、温泉復活の祈願を行った所、こちらも38日後に湯が再びではじめるという経緯があります。それ以降、この祈祷に因むお祭りとして、松山祭りの行事として行われることになりました。まさにこの松山の観光を成立させている道後温泉を守る、守護神にふさわしい神社だと言えるでしょう。

松山 観光スポット 道後温泉 湯神社

道後温泉の上にある湯神社

まとめ 道後温泉と周辺散策のスポットとして楽しめる

道後温泉の周りは道後温泉本館をはじめとして数々のスポットが存在します。商店街のハイカラ通りを始め、美術館や道後ビールが楽しめる、熟田津の道、坊ちゃん列車にからくり時計など見所が満載。そんな一大観光地を陰ながら守っている存在として湯神社は知られています。温泉街の散策の一スポットとして湯神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

カンデオホテルズ松山大街道