常滑やきもの散歩道

常滑やきもの散歩道とは

日本には古来から焼き物が盛んでした。日本全国に様々な特色を持つ焼き物産業があり、北は北海道から南は九州まで、日本各地に焼き物産業が存在します。本日ご紹介する常滑やきもの散歩道は常滑焼で有名な愛知県常滑市にある焼き物の一大観光スポットです。

常滑焼は六古窯の一つに数えられる伝統的な焼き物で、現代でも焼き物産業として盛んな場所です。例えば常滑発祥の有名な企業としてイナックス(現リクシルグループ)などがあげられるでしょう。そんな日本を代表する焼き物産業の一つでもある常滑の焼き物を余すところなく体験できるのが、本日ご紹介する「やきもの散歩道」です。

「やきもの散歩道」は、およそ1時間から場合によっては最大2時間30分までかけて、常滑焼に関する文化や知識を実際の街並みを散策しながら見て回る体験コースです。

この「やきもの散歩道」は町そのものが古き良き風景を残す周遊ルートとして知られ、その要所要所において、さまざまな見所スポットが登場します。今ではなかなか見ることが出来ない、明治から昭和にかけてのレトロな雰囲気は、映画などの撮影場所としても使用されるほど。

もちろん常滑焼の体験や、さまざまな体験スポットも登場します。本日は、常滑焼が丸ごとわかる「やきもの散歩道」をご紹介します。

 

常滑やきもの散歩道の全体図。2つのコースと回り方

常滑やきもの散歩道は、冒頭でもご紹介した通り、昔ながらの街並みを歩いて回る散歩道です。そこには二つの周遊ルートが用意されており、それぞれ一緒に回ることもできますし、分けて別々に回ることも可能です。

常滑市観光協会によると、この常滑やきもの散歩道はAコースとBコースに分けられており、Aコースがおよそ1時間かけて昔ながらの焼き物の街を回るというコース。BコースがAコースにプラスしてINAXライブミュージアムと、とこなめ陶の森資料館の二カ所に立ち寄るコースです。

こちらのBコースは2時間30分の所要時間ですが、INAXライブミュージアムと、とこなめ陶の森資料館の二つの観光スポットは、Aコースで回る散歩道から結構距離があるため、わざわざ歩いて回るにはかなりの時間を要します。そのため、Bコースの二つの観光スポットはそれぞれ個別に訪れることをおススメします。

焼き物散策道のスタート地点、陶磁器会館へはこちら

常滑やきもの散歩道へのアクセスと交通情報

常滑やきもの散歩道へのアクセスですが、基本的に歩いて回るため、周辺まで電車か車でアクセスし、その後歩いて回るという方法になります。電車でアクセスする場合には、名鉄常滑線常滑駅で下車した後、スタート地点とゴール地点でもある常滑陶磁器会館まで歩いてアクセスします。

常滑駅から常滑陶磁器会館までは歩いて5分ほどでアクセス可能です。また、車で常滑やきもの散歩道へアクセスする場合には直接、常滑陶磁器会館まで行くことが可能です。こちらは観光拠点でもあるため、駐車場も数台分備えています。

もし常滑陶磁器会館の駐車場がいっぱいの場合には、やきもの散歩道大駐車場がスーパーマーケットのバロー常滑店の目の前にありますのでそちらを利用ください。ちなみに、Bコースの観光スポットであるINAXライブミュージアムと、とこなめ陶の森資料館は駐車場を完備しています。

 

常滑やきもの散歩道(Aコース)

常滑やきもの散歩道で最もメインとなるのが、常滑市観光協会がいうところのAコースという部分です。Bコースは、先にもご紹介しましたが、Aコースに、INAXライブミュージアムと、とこなめ陶の森資料館の二つの観光スポットを追加しただけのルートであるため、基本的に、このAコースといわれるエリアだけが“散歩道”という言葉が最適です。

この常滑やきもの散歩道(Aコース)は、常滑陶磁器会館をスタート地点に、およそ1時間ほどかけて歩いて回り、スタート地点である常滑陶磁器会館に戻ってくる周遊コースです。

この1時間の周遊の間には様々な観光スポットが登場し、歩いて回るだけでも現代の日本では味わえない別世界の雰囲気を感じることが出来ます。ここでは常滑やきもの散歩道Aコースの見所と主要な観光スポットについてご紹介しましょう。

 

常滑やきもの散歩道の最大の見所。美しい明治から昭和の雰囲気

常滑やきもの散歩道(Aコース)の最大の見所は、なんといっても明治時代から大正、昭和にかけての雰囲気を残すその街並みです。これから詳しく、その美しい見所スポットはご紹介しますが、最大の特長が、町全体で、その雰囲気を濃厚に残しているということがあげられます。

その街並の美しさから、平成19年には、美しい日本の歴史的風土準100選にも選定されるほど。建物の古さだけではなく、焼き窯と煙突が立ち並ぶ街並みは、歩いて回るだけでノスタルジックな感じを味わえることでしょう。

 

常滑陶磁器会館。やきもの散歩道のスタート、お土産スポットとしても

やきもの散歩道のスタート地点として最初に訪れる場所が常滑陶磁器会館です。こちらの陶磁器会館は常滑駅からも歩いて5分ほどの場所にあることや、駐車場などもそろえていることから、観光拠点としても利用されます。やきもの散歩道には様々な見所スポットだけではなく、カフェやレストラン、焼き物体験など多くの場所があり、こうした情報を仕入れたり、やきもの散歩道のパンフレットや案内板を手に入れることが出来ます。

また、もう一つこの常滑陶磁器会館には楽しみがあり、お皿や茶わん、急須など美しい常滑焼の食器類などが多数並びます。また、常滑焼は実は幸運を呼び寄せるといわれている招き猫の置物の一大産地であり、招き猫の置物もこの陶磁器会館では多数そろっています。常滑やきもの散歩道のスタート地点としてだけではなくお土産スポットとしてもおすすめのポイントです。

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常滑陶磁器会館の利用案内

所在地:愛知県常滑市栄町3-8

TEL:0569-35-2033

開館時間:9:00〜17:00

入場料:無料

駐車場:有り

休館日:年中無休(年末年始を除く)

とこにゃん。巨大な招き猫が登場

陶磁器会館からやきもの散歩道に入り、最初に登場する見所スポットが巨大な招き猫のとこにゃんです。常滑は焼き物の一大産地として古くから栄え、一般的な食器類などの焼き物以外に、土管やタイルなどさまざまな産業を焼き物で生み出してきました。

その中の一つとして、招き猫の生産があります。招き猫は幸運を呼び寄せる象徴的な存在として、江戸時代以降、縁起物の代表として親しまれてきましたが、実は常滑市は古くからこの招き猫の生産で日本一を誇ったのです。こうしたことから常滑市のゆるキャラにもこの招き猫をモチーフにしたキャラクター「とこにゃん」が採用されており、町の顔としても知られているのです。

やきもの散歩道では、まず初めに、この「とこにゃん」の巨大な置物が登場するのです。その大きさなんと高さ3.2メートル、幅6メートルにもおよび、コンクリートの壁の上にそびえたつのです。ちなみにこの巨大とこにゃんの周辺や、コンクリートの壁にはさまざまな形の招き猫の置物も埋め込まれており、常滑を象徴するスポットとして楽しめます。

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廻船問屋瀬田家

昭和レトロな街並みを歩きながらお次に登場するのが廻船問屋瀬田家です。この海鮮問屋瀬田家は、江戸時代からこの地で廻船問屋を営んでいた商家で、明治時代の建物を見ることが出来ます。ちなみに常滑市は海に面しているという立地条件から、江戸時代以降、廻船業として栄えた町としても知られ、江戸に向けて多くの船が発着したといいます。

瀬田家はそんな廻船問屋の中でも代表する存在として知られ、この常滑やきもの散歩道に残されていますのです。ちなみに、常滑やきもの散歩道は少し高台にあり、この瀬田家の場所からは船の入港がよく見えたとのことで、江戸時代後期にはなんと持ち船を4隻も持っていたとか。ここ廻船問屋瀬田家では、江戸から明治の雰囲気を残す商家を目の当たりにすることができます。

またこの建物は常滑市の指定文化財にも登録されており、江戸時代の商人の暮らしぶりや、生活道具、船道具といった様々な展示を楽しめます。

常滑焼き物散策道

江戸から明治にかけての廻船問屋の屋敷がそのまま残ります

廻船問屋瀬田家の利用案内

所在地:愛知県常滑市栄町4-75

TEL:0569-36-2031 

FAX:0569-36-2031

開館時間:9:30〜16:30

休館日:年末年始

入場料:200円、中学生以下は無料

 

でんでん坂

廻船問屋瀬田家の目の前にある坂が「でんでん坂」です。この「でんでん坂」はのちにご紹介する土管坂とともに、やきものさんぽ道の見所スポットの一つです。ちなみに、この「でんでん坂」の名前の由来は先にご紹介した瀬田家にあります。

瀬田家は、江戸時代に交易をつかさどる廻船問屋を営んでいましたが、この高台から船の入港を見渡していました。そして船が常滑港に帰還してくる際、太鼓をたたいて知らせたことから、この高台がでんでん山と名づけられ、そしてここに設けられた坂を「でんでん坂」というようになったのです。

この「でんでん坂」には、坂の地面とその横の壁に、常滑焼で作られた瓶が大量に埋め込まれており、常滑やきもの散歩道を象徴する姿を目の当たりにできます。

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土管坂

やきもの散歩道の象徴ともいえる見所スポットが土管坂です。この土管坂はその名前の通り、坂の周囲の壁が土管でてきている坂です。実は常滑は、明治時代から昭和にかけて土管の生産で日本一の生産量を誇った地域です。

土管の生産については、のちにご紹介するINAXライブミュージアムでも登場しますが、日本の近代化の過程において下水道の整備などで土管が大量に生産されました。現在、土管はポリ塩化ビニルなどのプラスチック製にとって代わられていますが、かつては焼き物で作られていたのです。

この土管坂では、23メートルの坂の周囲に63本の土管が埋め込まれている常滑の産業の象徴ともいえるスポットです。また土管と同時に390本もの焼酎瓶も埋められており、独特の雰囲気が堪能することが出来ます。

ちなみに、この土管坂はこの昭和レトロな雰囲気から映画の撮影舞台にもなり『20世紀少年』の撮影場所としても使用されました。

常滑焼き物散策道

ドカン坂

常滑焼き物散策道

ドカンが坂のいたるところに

常滑焼き物散策道

でんでん坂

常滑焼き物散策道

とにかく坂が多いです

常滑焼き物散策道

坂と細い路地の町並みは歩くだけで楽しいです

 登窯広場展示工房館

ここ常滑やきもの散歩道には、焼き物体験ができる観光スポットがいくつか存在します。登窯広場展示工房館もそんな焼き物体験ができるスポットの一つです。また、ここはやきもの散歩道の休憩場所としても利用でき、町歩きで疲れた足を休めるのには最適な場所といえるでしょう。

この展示工房館には公園の広場と一体化されており、公園で休憩しつつ、展示工房館で昔の窯などを見学することが可能です。また、2階では陶芸教室が開催されており、こちらで旅の思い出を作られるのもいいでしょう。更に、常滑焼のお土産などもこちらでは購入することが可能です。ぜひやきもの散歩道の休憩所としてご利用ください。

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登窯広場展示工房館の利用案内

所在地:愛知県常滑市栄町6-145

TEL:0569-35-0292 

FAX:0569-35-0292

開館時間:10:00〜16:00

休館日:年末年始

入場料:無料(陶芸教室は実費)

登窯、陶栄窯

登窯展示工房館のお隣に登場するのが、登窯、陶栄窯です。この陶栄窯は明治20年、1887年に作られたもので、実際に1974年まで稼働していた窯として知られます。日本に残る登窯としては最大級の大きさを誇り、現在は国の重要有形民俗文化財に登録されているほど。

圧巻の巨大な窯を目の当たりにすることができます。また、重要文化財としてだけではなく、近代化産業遺産にも認定される文化財で、日本の近代化を支えた常滑の焼き物産業の名残を目の当たりにできます。こちらの登窯は周囲を回ってみることができ、巨大な窯の背後には10本の煙突が立ち並び、雄大な窯の姿が印象的です。こちらは常滑やきもの散歩道の象徴として貴重な姿を見せてくれます。

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 昭和レトロな煙突の風景

やきもの散歩道は、登窯の後も焼き物産業の名残がわかる街並みが登場します。特にその中でも印象深いのが煙突が多数ある風景で、窯とセットで煙突が町中の至るところで見ることが出来ます。その煙突も一般的な筒状の煙突ではなくレンガで作られた四角い煙突で、現在では中々見ることが出来ないレトロな風合を楽しめます。

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常滑屋。やきもの散歩道のランチやカフェ、お土産に

常滑やきもの散歩道は全長1.6キロで歩いて回るとおよそ1時間ほどかかりますが、休憩できるランチスポットの一角もあるのです。登窯を見学した後、陶磁器会館へ戻るまでの通りに、カフェやランチのスポットが集中して登場する場所があります。

その中でも特におすすめなのが常滑屋で、知多半島の食材を使ったランチやカフェとしての利用ができるのです。また、こちらではランチなど意外にもお土産の購入スポットとして利用することができ、店内には、陶芸作家が手掛けた常滑焼の作品が多数販売されています。ランチやカフェでの利用以外にお土産スポットとしてもおすすめです。

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常滑やきもの散歩道(Bコース) 2つの観光スポットは個別に

ここからは、常滑やきもの散歩道に更に2カ所加えた観光スポットをご紹介します。冒頭でもご紹介した通り、常滑観光協会は、上記の1.6kmのAコースに加えて、2カ所の観光スポットを加えたコースをBコースとしていますが、こちらの2カ所の観光スポットはそれぞれかなり離れているため、歩いて回るよりも車などで別途訪れることをおススメします。

第一のINAXライブミュージアムは、やきもの散歩道とは別に、半日使って楽しめる一大観光スポットですし、第二のとこなめ陶の森資料館は博物館としてゆったりと見学することが出来ます。それではそれぞれの観光スポットをご紹介しましょう。

 

INAXライブミュージアム

INAXライブミュージアムは、トイレや浴槽などの住宅設備のメーカーで知られるINAXが提供する体験型ミュージアムです。INAXは現在はLIXILグループの企業ですが、もともとここ常滑発祥の企業として活躍し、現在も本社は常滑にあるのです。

そんなINAXが提供する焼き物産業の展示と体験が楽しめる博物館がINAXライブミュージアムなのです。このINAXライブミュージアムでは、大人だけではなく子供も楽しめる体験や展示が用意されており、ほぼ半日以上かけて楽しむことが出来ます。

また、このライブミュージアムを通じて、常滑の焼き物の歴史や現代まで続くその進化を知ることができ、非常に有意義な時間を過ごすことができるでしょう。ちなみに、やきもの散歩道にある土管坂なども、常滑初の焼き物企業であるINAXが手掛けている事業の一つとして知られ、こうした奥深い焼き物産業の歴史を知ることが出来ます。

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 世界のタイル館

INAXライブミュージアムは多数の展示館がありますが、その中でも最も美しい展示が見れるのが世界のタイル館です。この世界のタイル館では全世界、さまざまな時代のタイルが展示されており、その数、約6000点にも及びます。遠くは5500年前の古代メソポタミアの時代のタイル造形にはじまり、ヨーロッパ、中国、日本など世界各地のタイルのコレクションが集結。

建築用の焼き物として使用されてきた、さまざまな美しいタイル造形を目の当たりに見ることができます。ちなみに、国や地域でいうと、イスラムやヨーロッパだけではなく、中国から日本などのアジアまで、さまざまな文化が色濃く反映されたタイル装飾が楽しめるのです。

こちらはINAXライブミュージアムの中でも特におすすめの展示館といえるでしょう。ちなみに、この世界のタイル館にはミュージアムショップも併設されているので、美しい絵葉書やタイルに関するお土産品を購入するのにもおすすめです。

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窯のある広場。窯を改造した展示資料館

NAXライブミュージアムでもう一つ目を見張る展示が、窯のある広場・資料館です。こちらの窯のある広場は、その名前の通り、巨大な窯を改造した展示資料館で、その中に入りながら様々な焼き物の展示を楽しめる資料館です。

ちなみに、この改造された窯は煙突も含めて国の有形文化財に登録されています。この窯のある広場・展示資料館のみどころは巨大な窯の構造が見れるだけではなく、INAXが長年作ってきた便器の展示が見れるのです。便器といえば、日本ではこのINAXとTOTOが有名ですが、こちらでは大変珍しい陶器の便器が見ることが出来ます。

それもただの便器ではなく、色とりどりやさまざまな模様の絵柄で装飾された便器たちで、もはや便器というよりは美しい芸術品として鑑賞することができるのです。ちなみにこの窯の内部は休憩スペースにもなっており、ゆったりとくつろぐことも可能なのです。

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土・どろんこ館

INAXライブミュージアムの特長は、その名前の通り、ライブすなわち体験ができるという点にあります。一般的なミュージアムは展示を楽しむということが主眼ですが、こちらでは焼き物や陶磁器に関する素敵な体験が味わえるのです。

その体験コーナーの一つが土・どろんこ館です。こちらの土・どろんこ館では、なんと土を使った光る泥団子を作るという体験が開催されており、珍しい光る団子を作ることが出来ます。この体験を通して、焼き物と陶器の仕組みがわかるというものです。ちなみにこの光る泥団子を作る体験は子供だけではなく、大人にとっても楽しめる体験とのこと。

ぜひ、INAXライブミュージアムを訪れた際には、体験したいものです。またINAXライブミュージアムでは、もう一つの体験コーナーが用意されています。それが陶楽工房での焼き物体験です。こちらの体験は完全予約制ですが、常滑焼の絵付けや焼き物の体験ができます。

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ものづくり工房

INAXライブミュージアムでは、古い時代の窯や焼きもの以外に、現代の焼き物のものづくりも展示で詳しく知ることが出来ます。それがものづくり工房です。

こちらのものづくり工房では、現代でも作られているINAXのトイレが展示してあったり、陶器を作るために使用される金型、更にはさまざまな色に染めるための着色料原料の展示、また鉱石など、焼き物産業の裏側の仕組みが原料から知ることができるのです。こちらのものづくり工房では、日常では決して見ることが出来ないものづくりの仕組みが知ることができるのでお勧めです。

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建築陶器のはじまり館

INAXと常滑焼は、明治時代以降、日本の近代化を陶器の面から支え発展させましたが、それはトイレや土管だけではなくビルの建築や壁面といったさまざまな部分でも活躍したのです。そんなINAXと常滑焼の歴史がわかるのが建築陶器のはじまり館です。

この建築陶器のはじまり館では、大正時代から昭和初期における建築における常滑焼の作品が展示されており、近代化においてもさまざまな活躍がしていたことがうかがえます。中でもひときわ注目に値するのが帝国ホテル旧日本館の柱の装飾です。

この帝国ホテル旧日本館の柱の装飾はテラコッタといわれるタイル装飾で作られており、実際にここ常滑で作られたものとして目の当たりにすることが出来ます。

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 INAXライブミュージアムの利用案内

所在地:愛知県常滑市奥栄町1-130

TEL:0569-34-8282

入館料:一般600円、高・大学生400円、小・中学生200円、70歳以上500円、障害者:無料(ほか各種割引あり)

開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)

休館日:第3水曜日(祝日の場合翌日)、年末年始

駐車場:乗用車/80台、大型バス/4台

このように、INAXライブミュージアムは、焼き物に関する他では決して見ることが出来ない様々な展示と体験を行うことが出来ます。特に一般的に焼き物というと陶器のお皿や食器などが思いつきますが、ここでは世界中のタイル装飾から、便器、更にはビル建築までと、ありとあらゆる常滑焼の歴史と展示が楽しめるのです。

こちらのINAXライブミュージアムは半日遊ぶことができる充実した博物館ですので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

とこなめ陶の森資料館

INAXライブミュージアムとともに、やきもの散歩道の一つとしてあげられるのが、とこなめ陶の森資料館です。とこなめ陶の森資料館も、やきもの散歩道からはかなり距離がある場所なので、個別に車などで行くことをおススメします。

とこなめ陶の森資料館は、その名前の通り、森と陶器が一体となった資料館で、一般的な博物館のように建物の博物館と森にある展示が楽しめます。ここでの見所はなんといっても約300点にも及ぶ重要文化財の常滑焼で、数多くの歴史的な文化資産が楽しめます。

ちなみにこの300点にも及ぶ展示は、国指定の重要有形民俗文化財に認定されており、ひとくくりにすると「常滑の陶器の生産用具及び製品」という分類で楽しめます。ここで常滑焼の歴史について触れておくと、常滑焼は日本古来の陶磁器窯である六古窯の一つに数えられる焼き物の都市であり、その古さは日本最古のものの一つです。

この六古窯とは、日本の陶磁器産業のうち古くから現代までつづく6つの産地のことで、この常滑焼以外に、愛知県瀬戸市の瀬戸焼、福井県の越前焼、滋賀県の信楽焼、兵庫県の丹波立杭焼、岡山県の備前焼があげられます。中でも常滑焼は最も古い部類に属し、その始まりはなんと平安時代から。

ここ常滑陶の森資料館では、平安時代から続く展示を見ることができるのです。平安時代には窯は千基以上といわれており、最高時には一万を越したとか。さまざまな生産用具や製品に常滑焼が活躍していたことがわかります。

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資料館。豊富な常滑焼の展示

まず初めにメインとなるのが、資料館です。資料館の展示は、大きく二つに分かれています。一般的に常滑焼がトータルでわかる常設展と、特別展です。基本的には常設展をまわるだけで常滑焼の歴史から原料、更には作品の数々までわかる仕組みになっています。

また、常設展では、平安時代から江戸時代に至る時代の変遷ごとに展示がされており、時代の変化とともに焼き物そのものが変わるだけではなく、原料を掘り出すために使用される道具や、原料から焼き物に成型するための道具まで、さまざまな展示が楽しめます。

また、展示のテーマが大きく分類して3つのテーマに分類されており、土と火と暮らしという人類の生活と文明において密接にかかわるテーマで、展示が楽しめるのです。

 

陶芸研究所。現代の名品が展示

お次に資料館とともに存在するのが陶芸研究所です。この陶芸研究所はINAXライブミュージアムでもおなじみのINAXの創業者である伊奈長三郎氏が、常滑焼の興隆を目的に開設した陶芸家育成のための施設。

こちらは本格的な陶芸家を育成することを目的に設けられた研修施設で、プロの陶芸家を目指す方々が研究を行っています。しかし、こちらでも展示を行っており現代の名品が展示されています。こちらは資料館とセットでおすすめです。

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 まとめ

常滑やきもの散歩道は、1.6キロの街並みが広がるAコースと、INAXライブミュージアム、常滑陶の森資料館の2カ所を合わせたBコースがあります。基本的にはこれまでご紹介してきたようにAコースだけを回り、INAXライブミュージアムととこなめ陶の森資料館は別個に回ることをおススメします。

この3か所を巡るだけで、常滑焼と常滑の歴史のほとんどがわかることでしょう。また、この3か所では展示や町歩きの雰囲気だけではなく、お土産やレストランなどもあり、きっと充実した1日になると思われます。ぜひ、常滑と常滑焼を丸ごと満喫する一助になればと思います。