内子町の観光。オススメルートと回り方をご紹介

内子町とは:江戸から明治にかけて木蝋で栄えた商人の町

内子町は愛媛県の南西部に位置する人口わずか1万6千人ほどの小さな町です。愛媛県の中心部である松山から40kmの場所にあり、車で1時間もかからずに行ける場所として有名です。

この内子町は大洲や宇和島などともに南予を代表する観光スポットが集まる地域として知られ、ほかでは決して見ることができない、江戸時代から明治時代の町並みを見ることができます。

通常、歴史的に価値のある建物や建築物は、重要文化財や国宝、あるいは史跡といった部類で指定されますが、内子町の場合には、街全体が重要な価値があるとされる重要伝統的建造物群保存地区と言われる場所に指定される地域が残されており、町歩きのスポットとして堪能することができるのです。

この重要伝統的建造物群保存地区に指定されている区域は八日市護国と言われる場所で、江戸時代から明治時代にかけて木蝋で栄えた商人の町として知られています。もともと内子町は、江戸時代に大洲藩の町であった場所で、その発展と成り立ちにも大洲藩の藩政によるところが大きいのです。

江戸時代を通じて、日本全国の諸藩はどこも財政難で苦しんでいました。貨幣経済が勃興しているにも関わらず、藩の財政は米で成り立っていたという点や、参勤交代に莫大な費用がかかっていたということなどから、新たに独自の産業を起こさない限り、どの藩も破産してしまうという状態が存在しました。

特に小さな藩にとって財政問題は深刻で、大洲藩のようなわずか6万石ほどの小藩にとっては殖産興業が非常に大きな意味を持っていたのです。内子町の最大の特長でもある木蝋生産も、そんな大洲藩の藩政改革から生み出されたもので、ハゼノキから油をとり、独自の製法によってロウソクに生成するというものづくりを生み出したのです。

この木蝋生産は当たり、江戸期を通じて大洲6万石の経済の大きな柱として機能します。そしてその木蝋生産の一大拠点であったのが内子町になるのです。この木蝋生産の事業は江戸時代が終わり、近代国家が誕生した明治時代にもさかえます。

その頃内子町は木蝋生産で日本最大規模の生産地帯に成長し、海外にも数多くの木蝋製品が輸出されました。ロウソクや口紅、クレヨンなどさまざまな近代的な製品が木蝋を通じて作り出されたのです。

その後、ロウソクやさまざまな製品をつくる原料が木蝋から石油にとってかわられたり、ハゼノキの確保が難しくなるとともに、木蝋生産は次第に衰退していきますが、日本一の勢威を誇った町並みだけは当時のままで残されることとなりました。

現代の内子町の観光の一番のみどころは、こうした木蝋生産によって生み出された独自の町並みと文化、そして現代を代表する大企業を生み出した商人の源流がこの小さな街に濃縮されているのです。

また内子町には八日市護国地区の町並み以外にも、大自然に囲まれた独自の自然観光スポットなども存在し、こうした場所も合わせてご紹介することにします。

松山から車で数十分の距離に有り、南予観光の入口として欠かすことができない内子町。是非、観光のご参考になればと思います。

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内子の観光へのアクセスとオススメ観光ルート

内子町の観光ルートは、大きく分類して二つのスポットに分けることができます。第一が、重要伝統的建造物群保存地区である八日市護国の町並みから、内子座に至るまでの中心市街地スポット。

もう一つが、車でまわる、内子町の大自然スポットです。中心市街地は電車でも車でもアクセス可能で、歩いてまわる町歩きが中心になります。

一方で大自然スポットは基本的にドライブがてらに南予の大自然エリアをめぐるという回り方になります。中心市街地では、上記の八日市護国を始め、現存する内子町のさまざまな歴史的スポットをご紹介するとともに、電車でアクセスしても車でアクセスしても十分楽しめる回り方をご紹介しましょう。

もう一つの大自然スポットでは現代ではなかなか見ることができない貴重な場所や、珍しい風景のスポットをご紹介します。冒頭でもご紹介したように、内子町は南予の入口として、松山から40kmという比較敵近い場所にあります。

内子町の市街地の回り方

内子町の市街地の観光は、全て歩いて回ります。冒頭でご紹介した木蝋生産の拠点でもあった八日市護国を始め、内子座までのルートで歩いて回るとおおよそ2時間から3時間ほどで全てのスポットを見ることが可能です。

そのルートは予讃線の内子駅からスタートする場合と、巨大な市営駐車場がある高昌寺からスタートする場合とでアクセス方法が異なります。

内子駅からスタートする場合には、内子座からはじまり、商いと暮らし博物館や下芳我邸などをとおり、八日市護国に入り、高昌寺まで至ります。

一方、車でアクセスする場合は、市営駐車場に車を止めて、高昌寺を参拝、その後八日市護国をとおり、下芳我邸、内子座と全く逆のルートを通ることになります。

どちらも訪れるスポットは変わりませんのでアクセスする手段に応じて選択することができます。

内子の大自然スポットの回り方

一方、内子の観光のもう一つのスポットである大自然スポットは、車を使ってアクセスします。こちらは基本的に内子町から松山に至るまでの間を山岳地帯を通って行くルートになります。田園風景が懐かしい田丸橋をとおり、いまではなかなか目にすることができない水車小屋の石畳清流園、独特の景色が楽しめる弓削神社など、日本の昔を堪能することができるでしょう。

 

内子町はこのように、カンデオホテルズ松山大街道からも松山自動車道経由で40分から50分ほどでアクセスできる距離にあり、日帰りでも十分堪能することができます。是非足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

高昌寺:内子町の町歩きのスタート地点

車でアクセスした場合、内子町の観光のスタート地点として初めに訪れる場所が高昌寺です。高昌寺は室町時代に建てられたお寺で、かつては24もの末寺を誇るほどの勢威を誇ったお寺です。

その後、江戸時代に火事で消失しましたが、この地の藩主である大洲藩の加藤泰興の勧進によって復興を遂げました。その最大の見所は、最大級とも言える寝姿の仏像、涅槃仏です。その大きさは長さ10メートル、高さ3メートルにも及び、重さは200トンにも及びます。

また、本堂は1808年の再興以来の姿をとどめており、内子町の有形文化財としてその姿を見ることができます。内子町の町歩きのスタート地点として、最初に見ておきたい場所です。もしくは内子駅からスタートした場合には、高昌寺が最終地点になりますので、参拝して戻るという回り方になります。

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八日市護国:内子の観光の最大の見どころ

高昌寺に参拝したあと、内子町の観光の入口に入りますが、ここから登場するのが内子の観光の最大の見どころである八日市護国です。八日市護国は、全長600メートルの町並みで、かつての町家や豪商の屋敷といった、木蝋生産で栄えた町並みがそのまま残るスポットとなっています。

そのため一つ一つの建物ではなく、全長600メートルの町並みそのものが伝統的に価値があるとされる重要伝統的建造物群保存地区として指定され、数々の見どころスポットが存在します。この八日市護国は江戸中期から現代まで続く貴重な町並みとして知られ、特に豪商の暮らしぶりが分かる場所として見どころがたくさんあります。

例えば、八日市護国に入ってすぐ登場する上芳我邸は、木蝋生産を行っていた日本最大の商家で、邸宅から製蝋用具1444点、当時実際に作られた美しい木蝋製品の数々が展示され、重要有形民俗文化財の指定も受けるほどです。

また、このとおりに佇む建物のほとんどが、漆喰壁を持つ豪壮な建物で、壁や瓦などにはさまざまな意匠が施される贅沢な建物が多く存在します。ここでは木蝋で栄えた美しい商人の町並みを堪能することができます。

木蝋生産の芳我家:八日市護国の最大の見所

八日市護国の最大の見所といえば、木蝋生産で知られる芳我家の邸宅です。芳我家は、上記で述べた上芳我邸以外にも、中芳我邸、本芳我邸などいくつかの建物が八日市護国では残されており、木蝋生産で栄えた当時の豪商の勢威を忍ことができます。

上記の上芳我邸は木蝋の製造工程から豪商の邸宅まで見れますが、本芳我邸では、外側から当時の豪商がこだわり抜いて作り上げた邸宅と日本庭園を眺めることができます。

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文化交流ヴィラ高橋邸:日本のビール王の邸宅が残る

全長600メートルの八日市護国を抜けると、内子町のメインストリートが登場しますが、一歩外れた場所に存在するのが、文化交流ヴィラ高橋邸です。

文化交流ヴィラ高橋邸とは、日本のビール王とも言われた高橋龍太郎の生家であった邸宅のことです。高橋龍太郎は現在のアサヒビールとサッポロビールの源流でもある大日本麦酒に入り、ビールを日本の大衆文化に育て上げた人物として知られます。

また高橋龍太郎は、日本商工会議所会頭を歴任し、吉田内閣の通産大臣を務め、日本の経済発展に大きく貢献しました。さらには、いまではプロ野球団のオーナーや日本サッカー協会会長などを務めた人物として知られ、日本の経済界、スポーツ界の立役者としても知られます。

文化交流ヴィラ高橋邸はそんな高橋龍太郎の生家を残し、利用できるようにしたものなのです。こちらは無料で見学もできますし、宿泊することも可能です。

松山南部 内子 観光スポット

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文化交流ヴィラ高橋邸の利用案内

住 所:喜多郡内子町内子2403

電話番号:0893-44-2354

駐車場:あり/10台(無料)

営業時間:9:00~16:30

定休日:火曜日

料金:[入館料]無料

[宿泊] 大人(1名)4860円/大人(2名以上)4320円/小学生3240円/(3~5歳)1620円、3歳未満無料

[朝食] 860円

下芳我邸:かつての豪商の屋敷で味わえるランチ

文化交流ヴィラ高橋邸からは、内子町のメイン通りをとおり、内子座の方まで行きますが、その途中では数々の見どころスポットが登場します。

なかでも下芳我邸はかつての木蝋生産で栄えた豪商、芳我家の屋敷を食事処に階層した場所として知られ、町歩きの休憩やランチスポットとして利用ができるのです。

この下芳我邸は築140年の歴史を誇る建物で、建物そのものも登録有形文化財に指定されています。お店は蕎麦つみ草料理といって、美味しいお蕎麦の料理が楽しめます。松山南部 内子 観光スポット 松山南部 内子 観光スポット

下芳我邸 蕎麦つみ草料理の利用案内

住 所:喜多郡内子町内子1946

電話番号:0893-44-6171

営業時間:11:00~17:00(12月~2月までは15:00まで)

団 体:50名まで、要予約

定休日:水曜日(祝日の場合営業)

駐車場:20台有り

商いと暮らし博物館

商いと暮らし博物館は、木蝋や和紙で栄えた内子町の商人の歴史や暮らしぶりが分かる博物館です。八日市護国の町並みでは、豪商や町家の外観などを堪能することができますが、商いと暮らし博物館では、実際の商家の内部まで入って、暮らしぶりや生活、商売の雰囲気などを味わえるのが醍醐味です。

商いと暮らし博物館の見所は、街道沿いに面した部分から大正時代の薬屋の店頭の様子が再現された展示スペースが登場しいきなり目を引きます。また建物の内部でも商家と町家が一緒になった当時の商人の家を人形をつかった展示で余すところなく見ることができます。

こちらの商いと暮らし博物館は、八日市護国での町家などとセットでみると、より一層商人で発展した内子の町の暮らしぶりが分かることでしょう。

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商いと暮らし博物館の利用案内

住 所:喜多郡内子町内子1938

電話番号:0893-44-5220

営業時間:9:00~16:30

定休日:年末年始(12/29~1/2)

駐車場:なし

料 金:大人200円/小・中学生100円

※セット券あり(木蝋資料館上芳我邸、内子座、商いと暮らし博物館共通券)

内子児童館:明治時代の小学校跡が残る

内子町にはこれまでご紹介してきたように、歴史的建造物は、商家と住居が一体となった町家を中心に残されていますが、それ以外にも貴重な建物の数々が残ります。内子児童館もそんな町家以外の建物の一つ。

内子児童館は現在では児童館として利用されていますが、実は明治時代、1879年に建てられた当時の小学校だったのです。この建物はフランス風の建築物として、当時は非常に珍しい建物として知られており、化育校という学校として利用されていました。

その後時代の変遷とともに、郵便局、信用組合、農業協同組合などとして利用され、昭和58年から現在の内子児童館として利用されてきました。内子町に残る貴重な明治時代の建物として、その姿を目の当たりにすることができます。

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内子児童館の利用案内

住所:〒791-3301 愛媛県喜多郡内子町内子2019

TEL:0893-44-3101

基本的に外側から見るだけです。

内子町ビジターセンター A・runze

内子児童館とセットで訪れたい場所が、内子町ビジターセンターです。内子町ビジターセンターは、内子町の観光案内所としても利用でき、また同時にさまざまな特産品情報なども知ることができます。

これまでご紹介してきたルート、すなわち高昌寺や八日市護国エリアから先に回ると、この内子町ビジターセンターは街歩きの後の方になりますが、内子駅や内子座からスタートした場合には、この内子町ビジターセンターが早めに登場するため、情報収集にはいいでしょう。

もちろん、このルートでも知られざる内子の特産などが知ることができます。ちなみに内子町n特産品といえば、乾燥椎茸や内子豚から作られる内子産ハム&ソーセージといったものが代表的で、それ以外にワインなども特産として存在するのです。

内子観光のお土産購入の情報には最適なスポットと言えるでしょう。また、この内子ビジターセンターの建物自体も、かつての警察署として利用されていたもので、レトロな雰囲気が味わえます。

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内子町ビジターセンター A・runzeの利用案内

住所:喜多郡内子町2020番地

電話番号:0893-44-3790

営業時間:9:00~17:30(4月~9月)/9:00~16:30(10月~3月)

定休日:木曜日/年末年始(12/29~1/2)

駐車場:なし

料金:無料

内子町六日市と高畑誠一

この内子ビジターセンターのあたりから、このあたり一体はかつて、六日市村といわれた場所です。内子町は木蝋生産などで知られるように商人の街でしたが、この六日市村からも日本を代表する企業を作り上げた商人が出ているのです。

それが日商岩井(現在の双日)を創業した高畑誠一です。もともと高畑誠一の実家も内子の産業でもある生糸や木蝋の製造業を営んでおりました。高畑誠一は現在の神戸大学である神戸高等商業学校を卒業後、当時の一大商社である鈴木商店に入社。

その後鈴木商店の拡大に大きく貢献し、日商岩井を創業しました。また高畑誠一は日本のゴルフ界にも非常に影響を与えた人物で、日本語版のゴルフのルールブックを出版したり、ヘッドカバーを考案するなど、ゴルフの振興にも寄与したといいます。

この六日市付近は公園やお寺がありますが、日本のビジネスマンの源流とも言える高畑誠一がかつてここの出身だったということを思いながら回ると、内子町の商人のDNAが脈々と受け継がれていることが感じられます。

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内子座:内子町の最大の見所の一つ

八日市護国経由で内子町を回ったときに、最後に登場するクライマックスの観光スポットが内子座です。内子座はその名のとおり、歌舞伎座としてしられ、2016年でなんと創建100年になる歴史的な建物です。

内子座は大正天皇の即位を祝って1916年に創建された歌舞伎劇場で、現在では国の重要文化財にも登録されています。もともとは、内子町が商人の町として、生糸と木蝋生産で非常に発展を迎えていたため、地元の人々が楽しめる娯楽の場として建設されたのが始まりでした。

この内子座は、重要文化財として観光資源であるだけではなく、実は今尚、歌舞伎や舞台などの講演の場として利用されている場所であり、大正時代の本格的な芝居小屋として、他には無い魅力を誇っています。講演を行っていない日には、内部に入ることが出来、舞台裏や客席などいたるところを見て回ることができます。

なかでも、奈落と言われる、舞台や花道の下にある地下の空間はほかではなかなか見ることができない、当時の歌舞伎劇場の裏側を知ることができて非常に面白いです。また、大向と言われる、二階席や、回り舞台など、本格的な舞台劇場を揃え、収容人数はなんと650人にのぼるほど。

現在でも現役の劇場として利用可能です。その雄大な建築と、いまではなかなか見ることができない大正時代の歌舞伎座を目の当たりにしてはいかがでしょうか。

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内子座の利用案内

住 所:喜多郡内子町内子2102

電話番号:0893-44-2840

営業時間:9:00~16:30定休日年末年始(12/29~1/2)

駐車場 あり/7台(無料)

料金:大人400円/小・中学生200円/幼児無料/

大人(20名以上)300円/小・中学生(20名以上)160円

※セット券(木蝋資料館上芳我邸、内子座、商いと暮らし博物館共通券)あり

道の駅内子フレッシュパークからり

八日市護国を中心にした内子町の街歩きスポットは内子座までがメインですが、少し離れた場所に、内子のさまざまな特産品が販売されている道の駅があります。

道の駅内子フレッシュパークからりと言われるこのスポットは、平成27年度全国モデル道の駅に選定された道の駅で、新鮮な内子産の野菜を購入することができるだけではなく、併設されているレストランやパン屋さんで味わうことができます。

内子の特産品といえば、内子町ビジターセンター A・runzeでもご紹介していますが、乾燥椎茸や、内子豚などが有名。この道の駅内子フレッシュパークからりでも、内子豚をつかったソーセージやハンバーガー、内子産100パーセントの野菜やフルーツを使って作ったジェラートなど、地元ならではの食を味わうことが可能です。

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道の駅内子フレッシュパークからりの利用案内

住 所:喜多郡内子町内子2452

電話番号:0893-43-1122

定休日:年始(1/1~1/3)

駐車場:あり 約180台(無料)

営業時間:8:00~18:00(3/16~10月)8:00~17:00(11月~3/15)

内子町の大自然が楽しめるドライブルート

これまでご紹介してきた内子町の観光スポットは、内子町のなかでもメジャーであり最大の見所である町並みたちでした。しかし、内子町はこうした歴史的な町並みや文化が残る場所以外にもう一つの見所スポットが存在するのです。

それがこれからご紹介する内子町の大自然が楽しめるドライブスポットの数々です。内子町のドライブコースは主に国道243号線をとおって山間部を抜け、松山方面に向かうルートです。基本的には内子町から北上して松山方面に向かう際に通るルートで、その間には、現代ではなかなか見ることができない貴重な景色の数々を目の当たりにすることができます。

特に、これからご紹介する田丸橋や湯気神社といった屋根付きの橋や、石畳青龍園における水車などは、古来からの田園風景を彷彿とさせてくれる風景です。大都会や現代の景色では決して見ることができない昔ながらの自然を味わうことができるでしょう。

田丸橋:田舎の田園風景が味わえる

内子町の自然ドライブスポットでまずはじめに登場する場所が田丸橋です。内子町の田園風景の特長の一つとして屋根付きの橋が特長ということは述べましたが、内子町には全部で5箇所も屋根付きの橋が残されているのです。田丸橋はそのうちの代表的な存在としてしられ、内子町の指定有形民俗文化財にも登録されているほどです。

また、その佇まいは杉皮葺きの橋として懐かしい姿を見せてくれて、橋が掛かっている麓川の中流の景色とともに、現代では失われてしまった姿を目の当たりにしてくれます。

ちなみに、この懐かしい田園風景は、ほかではなかなか見つけることができないことから、NHKのドラマ「坂の上の雲」のロケ地としても使用されたのです。

ちなみに「坂の上の雲」は司馬遼太郎の長編小説であり、愛媛松山出身の3人の人物、秋山好古と秋山真之、正岡子規が主人公の小説。日露戦争へと向かう近代国家としての日本を描いた小説です。

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石畳清流園:水車が最大の見所

内子町のドライブスポットとしてお次に登場するのが、石畳清流園です。石畳清流園は先にもご紹介したとおり、田丸橋から続き、昔ながらの日本の原風景を残すスポットの一つです。内子町のドライブコースは、この石畳清流園から、更にその先の弓削神社へ続くルートですが、ここで見られる大自然と水車は他のスポットに比べても貴重な風景と言えるでしょう。

先の田丸橋でもご紹介しましたが、内子町の自然観光スポットの特長の一つが、屋根付きの木造の橋が見所ですが、この石畳清流園では、屋根付きの橋の代わりに木造の水車が3基も復元されて見ることができます。

ちなみに木造の水車といえば、日本昔話の世界であったり、絵本の世界でしか登場してこない存在のものですが、この石畳清流園で見られる水車は、実際に昭和30年代まで使用されていたものをそのまま復元しているため、江戸時代から明治、大正、といった歴史的にも価値がある水車と言っても過言ではありません。

ちなみに日本の観光スポットの中でも木造の本格的な水車を見れるスポットは数少なく、ほかでは長野県の大王わさび農園などでの水車小屋が代表的と言えるでしょうまさに昔ながらの山岳地帯に残る、古き良き田園風景を目の当たりにすることができるのです。

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弓削神社:池と屋根付きの橋が見所の絶景神社

内子町の大自然ドライブスポットで最後に登場するのが弓削神社です。弓削神社はなんと1396年に創建された歴史的な神社で、愛媛県ゆかりの大名である河野氏ゆかりの神社として知られています。

ちなみに河野氏は源平時代から河野水軍で有名な愛媛県を代表する豪族で、一時期は伊予の国主にもなったほど。道後温泉の隣にある道後公園は、河野氏の居城湯築城としてその歴史を知ることができます。弓削神社を創建したのは、当時の伊予の豪族である河野通直の子孫、河野宗賢だと言われています。

なぜ河野氏が弓削神社を起こしたかというと、おそらく水軍を率いていた河野氏にとって海の神様を祀ることが当たり前のことであったのかと考えられています。この弓削神社はかつて海の要塞と言われていた弓削島・弓削神社から天照大神、天日鷲主命、三女命を勧請し祭神としたものなのです。

こうした成り立ちからも、湯気神社は境内の周囲をまるで濠で取り囲むように池で囲まれており、境内までは木造で作られた屋根付きの橋で渡らなければなりません。田丸橋の部分でもご紹介しましたが、内子町には5つの屋根付きの橋が残されており、そのうちの一つが弓削神社で見ることができるのです。

この弓削神社の橋は茅葺きの木造で竹が一部使用されて作られており、頑丈な作りとなっています。池の真ん中に神社が建てられているというスポットはなかなかほかでは見ることができない貴重な景色であるため、是非ドライブの途中で参拝されることをおすすめします。

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小田深山渓谷:紅葉の名所

これまでご紹介してきた内子町の大自然ドライブスポットは、主に国道243号線沿いに松山方面に向かうコースでしたが、実はそれ以外にも大自然を体感することができるドライブコースが存在するのです。

そのうちの代表的なスポットが小田深山渓谷と言われるスポットで、内子町の東端にある渓谷スポットです。このあたり一体は小田深山と言われる標高1200メートル以上の地域で紅葉の名所として知られています。主に11月上旬以降に紅葉が色づき始め、多くの人々が美しく染め上がった山々をみに訪れます。

こちらは遊歩道などが整備されており、全長1.5キロメートルほどの散策路では、色とりどりの草花や大自然を堪能できることでしょう。もちろん紅葉の季節以外にも新緑の季節ではハイキングの名スポットとしてもしられ、表情豊かな大自然の姿を目の当たりにすることができます。

この小田深山渓谷は道の駅「小田の郷せせらぎ」や広瀬神社、三島神社といった観光スポットとセットで訪れることができます。是非、内子町の大自然体感スポットの一つとしてドライブがてらに訪れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

内子町はこれまでご紹介してきたとおり、小さい町ながら非常にバリエーションに富んだ、見所盛りだくさんの観光スポットが存在します。

生糸と木蝋生産で栄えた八日市護国や内子座のような数々の文化財が残る町並みでは、商人の町として栄、江戸時代から明治、大正、昭和と残されてきた、昔ながらの日本の町並みを目の当たりにすることができます。

一方、内子町のドライブスポットでは、現代の日本ではなかなか残されていない水車や屋根付きの橋など、日本の田舎の原風景とも言える名所が数多く登場し、見るものを飽きさせません。

松山から車で約40分から50分ほどでアクセス可能な隠れた観光スポット、内子町はおすすめの観光エリアです。そのほかの南予地方の観光とセットで落とすれてもいいかもしれません。おすすめです。

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