通天閣。大阪観光の名所

通天閣。大阪観光の象徴の一つ

大阪の観光と言えば、大阪城や食い倒れ人形に代表される道頓堀などが有名ですが、通天閣も大阪観光の象徴ともいえる存在です。昭和レトロな雰囲気が漂う新世界の中央に位置する通天閣は、実は毎年100万人前後の観光客が訪れる大阪の一大観光スポットなのです。

現在は設立から60年以上がたち、国の登録有形文化財にも指定されるほど。新世界のグルメと合わせてぜひとも訪れておきたいスポットです。

本日はそんな大阪の観光スポットを象徴する通天閣をご紹介しましょう。近年ではあべのハルカスやスカイツリーなど、かつての高層ビルやタワーをはるかに超える高さの建物が作られていますが、通天閣は高さ108メートルの眺めのほか、館内には様々な見所スポットが存在するのです。

ほかの高さを誇るビルとは一風異なる、通天閣ならではの見所をご紹介します。

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通天閣の全体図と見所

通天閣は高さ108メートルの塔です。その名前の由来は、幕末から明治にかけて活躍した儒学者である藤沢南岳が命名したと言われています。

通天閣の面白い点は、その特異な構造からも見て取れます。通常、タワーや高層ビルは入り口が建物と一体化しており一目でわかる状態ですが、通天閣の入り口はタワーの足とは一体化しておらず、地下に入る構造となっています。

いったん地下に入った後、エレベーターで2階に上がり、2階、3階と経てエレベーターで4階の地上84メートルの展望フロアまで登ります。また5階も87メートルの展望フロアで、眼下に広がる天王寺公園などの眺めや新たに作られたあべのハルカスも見ることができます。

ここではこの通天閣の全体図と共に、各フロアの見所をご紹介しましょう。

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通天閣の入り口と天井画。100年前の初代通天閣を引き継ぐ

通天閣の入り口は、先にもご紹介した通り地下に入っていく造りになっています。一般的なタワーやビルのような、1階からそのまま高層階まで上がるという印象を持っている方がほとんどかと思うので、まず入り口からまるで“秘密の入り口”のようなインパクトがあり、わくわく感が高まります。

また、通天閣の入り口に入る前にぜひ見ていただきたいのが、タワーの天井画です。実は、現在の通天閣は2代目の建物で、初代の通天閣は、今から遡ること100年以上前、1912年に建設されました。当時、日本は明治時代で近代化を迎え、西洋を模範とした近代化に動き始めていた時代です。

通天閣もパリのエッフェル塔を模した象徴的なタワーとして建てられたのが始まりです。初代通天閣は、太平洋戦争中に火事で焼失してしまいますが、現在の八角形のエントランス大天井に描かれた天井画は、初代の草稿をもとに作られたものなのです。

その後、この入り口から入って初めに登場するのが地下1階の「通天閣わくわくランド」です。

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地下1階、通天閣わくわくらんど

まず初めに登場するのが地下1階の「通天閣わくわくらんど」です。もともと通天閣の地下1階には、水族館がありましたが、現在ここには食品をテーマとした「通天閣わくわくランド」と、もともと地下劇場であったりイベントスペースであるSTUDIO210があります。

「通天閣わくわくランド」では、森永製菓や江崎グリコといったお菓子メーカーや、日清食品の店舗などが出店しており、限定商品やオリジナルグッズなどの販売も行っています。こちらのわくわくランドでは行でも帰りでも楽しめます。

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2階キン肉マンミュージアム。キン肉マンと通天閣の関係

2階の見所は、漫画キン肉マンの展示があるキン肉マンミュージアムです。ただし、通天閣には順路があり、地下からエレベーターで2階に上がった後、すぐさま展望フロアまでのエレベーターに乗り継ぐため、実際に2階のキン肉マンミュージアムを見れるのは、展望フロアを見学した後、帰りの順路で見ることができます。

ちなみに通天閣と新世界はキン肉マンの漫画の中にたびたび登場する戦いの場所で、作者「ゆでたまご」である二人の嶋田隆司さんと中井義則さんが幼少期に遊んだ場所と言われています。そうした関係から、通天閣と新世界はまさにキン肉マンにとっての故郷ともいえる場所で、キン肉マンは大阪・新世界の100周年記念事業の公式キャラクターにもなっているのです。

このキン肉マンミュージアムでは、等身大のキン肉マンや、キャラクターの等身大マスク、複製原画など貴重な展示が楽しめます。

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3階ルナパークジオラマの世界。100年前の遊園地の世界を再現

3階のフロアがルナパークジオラマです。ルナパークは、1912年から1923年までの期間、実際にこの新世界で営業していた遊園地のことです。当時はなんと初代通天閣からロープウェイも伸びているなど、今では想像できない姿でした。

当時のルナパークでは、メリーゴーランドや演劇上、温水プール、動物園などがある遊園地で、中には絶叫マシーンもあったとか。その後初代通天閣が1943年に火災により焼失した後は、そのまま閉鎖されました。

3階ではこのルナパークの雰囲気をジオラマで再現しているのです。また当時の写真が展示されており、100年前の新世界や通天閣の雰囲気をかいま見ることができます。こちらではカフェも併設されており、カフェドルナパークではお茶も飲むことができます。

5階展望フロア(87.5メートル)。ビリケンの銅像と周辺の眺め

通天閣では2階からエレベーターで一気に上がるのが5階の展望フロアです。この展望フロアは、地上から高さ87.5メートルで眼下には天王寺公園や大阪市街が見渡すことができます。展望や眺めでは、すぐ近くの天王寺駅にあべのハルカスが日本一高いビルとして登場しましたが、こちらの通天閣でも見晴らしのいい景色を楽しむことが出来ます。

ちなみにこの展望フロアでは、かつて「幸福の神様」として世界中で流行になったビリケンの象が展示されています。このビリケンは日本でも100年以上前のルナパーク開業時に設けられ、長く幸福の象徴とされており、この展望フロアでは3代目になります。

5階の展望フロアからは、すぐ下の階の4階の展望フロアに行けたり、500円の追加入場料を払えばさらに上の通天閣特別屋外展望台「天望パラダイス」に行くことができます。ちなみにこの特別な屋外展望台は5歳未満の子供が入場できません。

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通天閣へのアクセス

通天閣は大阪の繁華街である新世界の真ん中に位置しています。またすぐ目の前には天王寺公園があります。電車でアクセスする場合には、阪堺電車 阪堺線 恵美須町駅で徒歩3分、大阪市営地下鉄 堺筋線 恵美須町駅 3番出口で徒歩5分、大阪市営地下鉄御堂筋線 動物園前駅 1番出口で徒歩7分が近いです。

 通天閣の利用案内

所在地:〒556-0002大阪府大阪市浪速区恵美須東一丁目18番6号

TEL:06-6641-9555

FAX:06-6641-9559

営業時間:9時~21時

年中無休

一般展望台:大人700円、大学生500円、中高生400円、小学生300円、5歳以上300円

 

通天閣と一緒に訪れたい観光スポット

通天閣は、大阪観光の象徴的な存在の一つですが、その周辺には合わせて見たいさまざまな観光スポットが存在します。特に、最近では通天閣がある新世界の繁華街が、今ではなかなか見ることが出来ない昭和レトロな街並みとして、若者などからも人気を集めています。

また新世界のすぐ隣には、天王寺公園があり、天王寺動物園や、大阪夏の陣で真田幸村が戦った茶臼山など、さまざまな見所スポットが存在します。

また、通天閣からは少し離れていますが、天王寺公園の先には、日本一高いビルとしてあべのハルカスがあります。ここでは通天閣と合わせて訪れたい観光スポットをご紹介しましょう。

 

新世界

通天閣は新世界の真ん中にあるタワーです。通天閣を訪れた際には、この新世界を散策してみるのもおすすめです。新世界はのちにご紹介する天王寺公園などと共に、今から100年以上前の1903年に開催された当時の「万博」、内国勧業博覧会を機に作られた繁華街です。

当時、この内国勧業博覧会では5カ月で530万人という人が訪れるほどで、同時に新世界も大きな賑わいをみせました。その後、新世界は通天閣とルナパークこの二つの存在と共に、繁華街として発展してきましたが、太平洋戦争や戦後の高度成長期を経て衰退していきました。しかし、現在ではその昭和レトロな雰囲気や、串カツ店などが注目を集め、復活を遂げつつあります。

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天王寺公園

通天閣や新世界の目の間に広がる広大な公園が天王寺公園です。天王寺公園も、上記でご紹介したように内国勧業博覧会の会場として作られたのがきっかけです。この天王寺公園は非常に広く、内部には様々な見所スポットが存在します。

新世界と隣接する天王寺動物園ではさまざまな動物を目の当たりに擦ることが出来ます。また、茶臼山では大阪夏の陣のときに名将真田幸村が本陣を構えた場所として、その戦場跡を見ることができます。さらに、天王寺公園には大阪市立美術館や慶沢園という日本庭園など、癒しのスポットとしても楽しめます。

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あべのハルカス展望台

天王寺公園の先にある天王寺駅には、有名なあべのハルカスがあります。あべのハルカスは日本で一番高いビルとして2014年にオープンしました。このビルは百貨店やホテルなどが一体となった複合商業施設でその最大の見所は展望台です。

あべのハルカス展望台は高さ300メートルの超高層にあり、眼下には天王寺公園だけではなく大阪城や、天気のいい日には大阪湾なども見通すことができるのです。こちらは開所のとき「平成の通天閣」といわれ親しまれるようにしたいとのことから、通天閣とセットで訪れてみてもいいでしょう。

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まとめ

通天閣は大阪観光を代表する象徴的な存在として、ぜひ一度は訪れておきたい場所の一つです。その歴史は実は100年以上もあり、大阪の近代化の発展を象徴するような存在でした。

また、通天閣がある新世界は、昭和レトロが感じられる今では貴重な観光スポットです。ぜひ大阪観光の一つとして訪れてみてはいかがでしょうか。

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