静岡の遺跡スポット登呂遺跡。稲作地帯と弥生時代の姿を残す

静岡の代表的遺跡スポット。弥生時代の登呂遺跡

日本にはいくつかの石器時代や縄文時代、弥生時代の遺跡が出土されています。その中でも稲作が本格的に日本に伝わった弥生時代の遺跡として代表的なものが、静岡県にある登呂遺跡です。静岡市はさまざまな観光スポットが存在しますが、その中でも遺跡観光として代表的なのが登呂遺跡でしょう。

登呂遺跡は戦時中の1943年に軍事工場を建設するための工事中に発見されたスポットだと言われています。戦争が終わったあとの1947年に本格的に考古学者や地質学者、人類学者などの各分野の学者たちが集まって発掘調査が行われ、この場所に巨大な8万平方メートルにも及ぶ水田跡や、竪穴式住居の跡、さらには高床式倉庫の跡が発見されました。

水田や高床式倉庫はまさに稲作による弥生時代を特徴づけるものとして有名で、その発掘調査後1999年から5年がかりで復元され、現在は登呂公園として貴重な歴史遺跡スポットとして多くの人が訪れるようになっています。この登呂遺跡には同時に静岡市立登呂博物館が隣接してたてられており、遺跡の見学とともにこの博物館もセットで見ることで、歴史がより一層理解出来ることでしょう。本日は静岡市の代表的な遺跡スポット登呂遺跡をご紹介します。

登呂遺跡 静岡県 遺跡観光

登呂遺跡へのアクセス

登呂遺跡は静岡駅から車で約10分ほどの場所にあります。また東静岡駅からも車で約15分ほどの場所にあります。ちなみにカンデオテオルズ静岡島田からは車で約26分ほどでアクセスすることが可能。静岡市には周辺に久能山東照宮や日本平といった観光スポットがあるため、登呂遺跡も車でのアクセスが便利です。ちなみに登呂遺跡は無料ですが、駐車場は有料で、また博物館は入場料が200円となっています。

登呂遺跡はこちらです

12棟の竪穴式住居と巨大な高床式倉庫が再現。史跡の登呂公園

登呂遺跡は前述の通り、登呂公園としてかつての遺跡跡を目の当たりにすることができます。その最大の特長は発掘で発見された巨大な8万平方メートルもの水田跡が再現されている点にあるでしょう。登呂遺跡は弥生時代の遺跡を再現したものですが、稲作文化が本格的に広まったのが弥生時代であり、日本にコメ文化が根付いたのもこの時代と言われています。

登呂遺跡ではそんな弥生時代を象徴する水田をそのまま再現されているのです。こうした水田と同時に弥生時代の遺跡の象徴となるのが高床式倉庫。高床式倉庫とは、その名前の通り地面から柱で床を上げている建造物のこと。水害などが多い東南アジアでは住居用として用いられていますが、弥生時代にはネズミなどから内部に蓄えてある稲やとうもろこし、小麦などを守るために使用されていました。まさに本格的な稲作が広まった弥生時代を象徴する倉とも言えます。

登呂遺跡はこうした水田地帯の特長を最も残す遺跡の一つとして、見ごたえがあります。もちろん、こうした水田や高床式倉庫以外にもこの時代の代表的な住居跡でもある竪穴式住居も多数復元されているのです。ちなみに登呂遺跡では竪穴式住居が12棟、高床式倉庫が2棟建造されており、水田は南側に広がっているのです。

登呂遺跡 静岡県 遺跡観光

弥生時代の代表的な遺跡竪穴式住居

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ネズミなどからコメを守る高床式倉庫も

登呂遺跡 静岡県 遺跡観光

水田跡も再現されています

登呂遺跡 静岡県 遺跡観光

巨大な高床式倉庫もあります

まとめ 博物館とセットで

登呂遺跡のもう一つの特長は、隣接する静岡市登呂博物館です。登呂博物館は登呂公園とは違い観覧料として200円、子供50円がかかります。こちらではこの登呂遺跡で出土した遺物や、調査に関する関連資料などが展示され図書室も完備しているほど。

ちなみに出土した異物や調査関連資料は静岡県指定の有形文化財にも指定されています。この静岡市登呂博物館ではかつての弥生時代の暮らしを再現した体験展示室をはじめ、弥生人ごっこなどができる体験学習が用意されており、土器づくりや田植え、稲刈り、火起こしの模擬体験などもできるのです。

こちらは登呂遺跡で当時の暮らしを目の当たりにしたあと、展示館でさまざまな体験に触れてみることでより一層弥生文化が理解し楽しめることでしょう。貴重な遺跡観光のスポットとしてオススメです。

カンデオテオルズ静岡島田