300点の重要文化財で常滑焼の全てがわかる、とこなめ陶の森資料館

常滑焼の全てがわかる焼き物散策道のもう一つのスポット

常滑市の歴史的観光スポットとも言える焼もの散策道。常滑焼の町並みを堪能することができるレトロな街歩きスポットとして有名です。この焼もの散策道ですが、一般的なコースは約1時間ほどで周ることができる周遊ルートで、焼き物をつくるための窯跡や、常滑焼の代表とも言える製品、ドカンや招き猫などに因むスポットが数多く登場します。

この焼き物散策道には実はこの1時間の周遊コースとは別に、INAXライブミュージアムや、常滑焼の歴史がまるごとわかる焼もの資料館などを含む2時間30分のコースも存在します。この二つのポイントは少し距離が離れているので、別に車でいくことも可能ですが両者とも常滑の観光と、産業としての歴史を知るには欠かすことができない重要ポイント。

本日はそのうちの一つ、とこなめ陶の森資料館をご紹介します。とこなめ陶の森資料館は、常滑市が運営する焼ものの資料館で、古くは平安時代から江戸時代までの常滑で作られた数々の陶磁器を見ることができます。焼き物散策道が街自体が常滑焼を体感できるスポットであれば、とこなめ陶の森資料館はその歴史的遺品を多く見ることができるスポット。

セットで見ることでより一層充実した時間になることでしょう。

とこなめ陶の森資料館 常滑 焼き物 観光

とこなめ陶の森資料館へのアクセス

とこなめ陶の森資料館は、常滑観光協会が提唱している、焼き物散策道の一スポットとして行くことができます。しかし、一般的な焼き物散策道といわれる街歩きのスポットからは徒歩だとかなり距離が離れているため、車で行かれることをおすすめします。ちなみに焼き物散策道のスタート地点とも言える常滑陶磁器開館からは徒歩で20分ほど、車で7分ほどの場所にあります。また、カンデオホテルズ半田からも車で25分程の場所。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

とこなめ陶の森資料館はこちらです

国の重要有形民俗文化財300点が集結

とこなめ陶の森資料館は、常滑焼の数多くの歴史的な文化資産が展示されています。その点数は300点にも及び、国指定の重要有形民俗文化財である「常滑の陶器の生産用具及び製品」というかたちで見ることができます。常滑焼は日本古来の陶磁器窯である六古窯の一つにも数えられるほど古来からつづく焼もの。

その始まりは平安時代から続き、窯跡の数は千基から数千基に及ぶとも言われています。この窯跡の数は諸説ありますが中には最高1万基にも及ぶという説もあり、古来から焼もので栄えた常滑の殷賑さが伺えます。とこなめ陶の森資料館では、そんな常滑焼の歴史がわかるさまざまな品が展示されており、その生産用具や製品を見るだけで常滑焼の全てがわかります。

その展示は大きく分類して二つ、常設展示室と特別展示室に別れており、常設展では常滑焼の原料であるこの地の土の採取に使用される道具から、成形道具、平安時代から江戸時代に至るまでの数々の作品が登場します。その展示は大きく分類して3テーマ、土と火と暮らしに分かれており、常設展を回るだけで常滑焼の歴史と成り立ち、そして時代をまたいださまざまな種類の作品を堪能することができます。

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外にも多数の焼き物が

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巨大な常滑焼のドカン

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内部の入口は美しい造形が

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常滑焼のすべての歴史がわかります

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数多くの作品が展示

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道具などの歴史もわかります

陶芸の本確的な研究が今も行われている陶芸研究所

とこなめ陶の森資料館では、通常の展示館以外にもう一つ欠かすことができないスポットがあります。それが展示館のすぐ裏手にある陶芸研究所です。この陶芸研究所は常滑市初の陶器メーカーINAX(現LIXILグループ)の創業者である伊奈長三郎氏が、常滑焼の興隆のため、開設した施設。

この陶芸研究所では、とこなめ陶の森資料館と同様、平安末期から江戸時代、現代における名工の作品が展示されるだけではなく、本格的な陶芸家を育成するための研修機関としても有名です。現代にもつづく陶芸の技術を磨き、開設当初から多くの若手陶芸家がこの陶芸研究所から登場したと言われています。

一般的に伝統工芸や職人の世界で身を立てるには、職人の元に弟子入りして仕事を身に付けることが必要ですが、ここ陶芸研究所は日本でも数少ない、本格的な陶芸家の養成機関だといえるでしょう。一般の人もこの施設を見学できるので、とこなめ陶の森資料館とセットで見られることをおすすめします。

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現代でも陶芸の本確的な研究と養成が行われています

まとめ やきもの散策道とセットで味わいつくす

とこなめ陶の森資料館は、常滑焼の全てがわかるといっても過言ではない一大資料館です。300点にも及ぶ重要文化財の数々を見ることで、土から様々な製品が生み出される常滑焼の奥深さを味わうことが出来るでしょう。また、この展示資料館は、資料館単体で見ても面白いですが、焼き物散策道と一緒に見られることで、その全てが堪能できます。

町並みに残る多くの窯跡や製品とともに、この展示資料館での歴史的遺品の数々を目の当たりにすれば常滑の旅はより一層充実したものになります。

カンデオホテルズ半田