博多の祇園駅の目の前、黒田家の菩提寺東長寺

祇園駅目の前の遣唐使にゆかりのお寺 東長寺

博多は天神地区と並び、福岡随一の観光スポットです。博多の駅ビルであるJR博多シティは日本最大級の駅ビルとして多くの商業施設が集まる地域。その一方で博多の街には多くの歴史・文化的スポットが残ります。

とりわけお寺は数多くの歴史ある寺社が残り、その多くが遣唐使などに因む由来を持つものが多いのがこの地域の特徴。福岡は九州という地理的な点から、中国との交易が多く行われたため、この地域に佇む寺院も、中国から修行で帰国した僧によって開設されている場合が多いです。

本日ご紹介する東長寺もそんな遣唐使に因む福岡ならではのお寺。かつて中国で修行し、遣唐使船で帰国した空海が開祖となっています。祇園駅からすぐ近くにあり、同じく、中国渡来の製粉技術などに因む承天寺や聖福寺のすぐ手前にあります。

この東長寺は建造物としても見所があり、巨大な五重塔や、六角堂といった建物の他、重要文化財である木造千手観音菩薩立像などを秘蔵。また福岡藩の藩主である黒田家の菩提寺としても知られています。

福岡 博多 東長寺

東長寺へのアクセス

東長寺へのアクセスは地下鉄祇園駅からが最も近いです。祇園駅を降りれば目の前で徒歩2分ほど。ちなみに祇園駅は博多から一駅、天神駅からは二駅の場所に。カンデオホテルズ福岡天神からは天神駅でのアクセスが便利です。一方カンデオホテルズ ザ・博多テラスからは徒歩で15分ほどなので周辺の散策とともに歩いて回ることもできます。

すぐ近くには承天寺や聖福寺といったお寺があり、セットで寺院巡りができます。また祇園駅の付近には福岡で有名な山笠を奉納している櫛田神社があり、博多の古い街めぐりのスポットとしてもおすすめです。

東長寺はこちらです

弘法大師空海が開設した最古の寺、黒田家の菩提寺にも

東長寺は遣唐使帰りの弘法大師空海が開設したお寺であるということから、九州における真言宗の総本山の地位を占めています。その開設は806年とされており、唐から帰国した空海がこの地で密教東漸を祈ったのが始まりで、弘法大師空海が創建したお寺では日本最古のもの。

もともと開設当初は海岸沿いにあったとされていますが、戦後時代である永禄・天正年間に焼失、その後江戸時代に入り福岡藩の二代目藩主黒田忠之が現在の地に復興させました。この時以来、東長寺は黒田藩主の菩提寺にもなったとのことです。

ちなみに黒田家の菩提寺はこの東長寺の他、崇福寺も菩提寺として歴代藩主のお墓を見ることができます。ここ東長寺では二代・黒田忠之、三代・黒田光之、八代・黒田治高の墓があり、300石の寺領とともに現在は市指定の史跡にも認定されています。

福岡 博多 東長寺

福岡藩主黒田家の菩提寺でもあります

福岡 博多 東長寺

巨大な本堂です

史跡や重要文化財にも認定

東長寺には本堂のほか、五重塔や大仏殿、六角堂などがあります。五重塔と大仏殿は現代になって建造されたもので大仏殿は平成4年、五重塔は平成23年に建設されたもの。大仏殿には高さ10.8メートルもある仏像があり、木造坐像としては日本最大クラスのものです。

また、五重塔は高さ23メートルにも及び、総檜造りの豪壮なものとして見ることができます。この二つの建造物は現代のものですが、六角堂は江戸時代後期に建築されたもので、太田万歳楼が建てたもので附仏龕1基及び卓1脚は、市指定の文化財に認定されています。

東長寺には高さわずか87センチの木造千手観音菩薩立像が秘蔵されており、この仏像は平安時代後期の作として国の重要文化財にも認定されています。更に、上記で述べましたが、黒田家の2代藩主、3代藩主、8代藩主のお墓は史跡として指定されています。

福岡 博多 東長寺

六角堂

福岡 博多 東長寺

五重塔は現代に入ってのもの

まとめ 周辺の禅寺とともに巡る

博多は九州随一の大都市として多くの観光客が訪れる場所ですが、同時に古くからのお寺が数多く残る場所でもあります。とりわけ博多や祇園周辺には古来からの寺社が密集する場所。東長寺はそんな歴史あるお寺の一つとして有名です。周辺の承天寺や聖福寺とセットで訪れることをおすすめします。

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