栃木蔵の街で古美術が見れる。あだち好古館

多数の美術品を所蔵。あだち好古館

江戸との交易で栄え蔵の街としてしられる栃木。そんな栃木の蔵の街スポットは今も残る例幣使街道沿いで盛んです。例幣使街道は日光東照宮へ向かうための街道で、栃木は東照宮へ向かう途中の宿場町として知られていました。

当時は例幣使街道沿いに数々の蔵が立ち並びこの街に滞在する旅人たちにさまざまなものを提供していました。こうしたことから例幣使街道沿いの蔵はお店と倉庫を兼ねた見世蔵と言われる作りが代表的です。

そんな栃木の見世蔵ですが、江戸時代から明治時代を経て、今でもその姿をとどめているのです。その多くが内部を改装され美術館や観光案内所、記念館、お店などとして利用されています。

本日ご紹介する「あだち好古館」もそんなかつての見世蔵を改装して、美術品を展示する蔵の街の中心的な観光スポットの一つです。とりわけ「あだち好古館」があるスポットはそんな見世蔵が密集する地域。

隣には蔵の街観光館と山本有三ふるさと記念館といった二つの観光スポットが、例幣使街道を挟んだ正面には「とちぎ蔵の街美術館」や「とちぎ山車会館」があります。「あだち好古館」はこうしたかつての見世蔵の観光スポットの一つとして訪れておきたい場所と言えるでしょう。栃木 観光スポット栃木 観光スポット

あだち好古館へのアクセス

あだち好古館は蔵の街栃木のメインストリートである例幣使街道沿いにあります。例幣使街道は栃木駅からつづくこの街の街道で、江戸時代や明治時代からつづく見世蔵が数多く立ち並びます。上記でご紹介したように、「あだち好古館」はそんな例幣使街道の中でもメインのスポットにあります。

隣にある「蔵の街観光館」はこの街の観光案内とお土産、食事どころを兼ねています。またその隣にも蔵の街の有料駐車場があるため車でのアクセスも便利です。ちなみに栃木市のお隣佐野市にあるカンデオホテルズ佐野からは車で30分ほどで行くことができます。

歌川広重の東海道五十三次の55枚の版画が見れる

「あだち好古館」は江戸時代後期からこの地で呉服などを手がけた卸問屋の商人、安達幸七が収集した浮世絵や書画、古美術品などを公開した美術館です。入口から入ると蔵が立ち並び、一つ一つに様々な展示品が公開されています。

正面からはわかりませんが非常に奥行があり、1号室から7号室まであるほど。この「あだち好古館」にはさまざまな古美術が展示されてありますが、最大の見所は歌川広重の作品でもある東海道五十三次の版画が展示されてあることや、頼山陽や大久保利通、勝海舟、乃木希典といった幕末から明治時代の著名人の書などが展示されている点でしょう。

中でも歌川広重の作品は東海道五十三次の版画全55枚が揃っており、見ごたえがあります。東海道五十三次は江戸を出発点として、53の宿場町を経て京都にたどり着くまでの全55箇所を浮世絵にしたもので、53の宿場町に出発点の日本橋と到着地の京師を含めて55箇所となります。

歌川広重は36歳の時に江戸から京都へと御馬献上の公式派遣団として東海道をとおり京都まで行きました。その際にスケッチしたものとされています。栃木 観光スポット 栃木 観光スポット

甲冑や有名絵師の絵も所蔵

「あだち好古館」は歌川広重の東海道五十三次以外にも見所が多数あります。1号館は歌舞伎絵や古民具などが展示され江戸時代の歌舞伎の場面絵や、江戸時代庶民が使用していた髪飾りやタバコ盆といった、当時の文化がわかるものが展示。

2号館では狩野常信や喜多川歌麿の浮世絵があります。中でも喜多川歌麿の山姥と金太郎は有名。3号館は先にご紹介した歌川広重の東海道五十三次があり、4号館では頼山陽や大久保利通、勝海舟といった幕末明治の著名人の書が展示されています。

5号館は日本画で河鍋暁斉、谷文帳晁などの絵があり、6号館は彫刻や甲冑が展示されています。そして最後の7号室では仏像や古代の印鑑といった古美術の数々があり、見ごたえがあります。

まとめ

このように「あだち好古館」では、かつての見世蔵の佇まいを残したまま、日本の歴史を感じさせてくれる数々の美術品が展示され見る人を飽きさせません。

入場料は大人400円、小中学生が250円となっていますが、塚田歴史記念館やとちぎ山車会館、岡田記念館との共通券(大人1500円、小中学生900円)ですべて見ることが可能です。蔵の街の観光スポットの中心的な一つとしてオススメです。

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