鉄舟寺。国宝も所蔵する山岡鉄舟ゆかりのお寺

山岡鉄太郎ゆかりのお寺、鉄舟寺

静岡市は徳川家康ゆかりの街として知られ、徳川家関連の歴史的スポットが数多く存在する街でもあるのです。徳川家康は幼少期は今の静岡市、かつての駿河で今川家の人質として過ごし、天下をとるにあたって駿府を隠居場所に指定しました。

その後明治維新によって徳川家が一大名の位置になったあとも、その場所が駿府だったのです。そのため徳川家にこれほどゆかりのある場所はなく、それに関する逸話も数多く残されているのです。

本日ご紹介する鉄舟寺もそんな徳川家ゆかりのお寺の一つです。鉄舟寺とは、幕臣で明治維新の際には江戸無血開場でも活躍した山岡鉄舟に因むお寺。

明治時代には静岡藩権大参事も務めたことがある山岡鉄舟が復興したことから鉄舟寺と呼ばれるようになりました。

この鉄舟寺は今では外からしかその佇まいを見ることができませんが、実は国宝や重要文化財も所蔵し、山岡鉄太郎ゆかりの遺品も所蔵するお寺として知られているのです。

本日は徳川家と山岡鉄太郎ゆかりの鉄舟寺をご紹介します。静岡 観光スポット 鉄舟寺

鉄舟寺へのアクセス

鉄舟寺は三保の松原がある方面に近いお寺です。三保の松原から鉄舟寺までは17分、静岡の中心部静岡駅からは30分ほどの場所にあります。

周辺には清水次郎長親分の生家や、清水港の観光スポットなどがあるため、こうしたスポットとセットで回る事をオススメします。ちなみにカンデオホテルズ静岡島田からは車で約45分ほどで行くことができます。

山岡鉄舟ゆかりの遺品や多数の文化財を所蔵

この鉄舟寺は、もともと飛鳥時代に久能山東照宮付近に建立されたことが始まりです。奈良時代大仏開眼で諸国にお寺をたてた行基が久能寺と名付けたことから、大いに栄えました。しかし戦国時代に武田信玄が駿河侵攻の足がかりとして久能山に城を作ることから現在の場所に移転されたといいます。

江戸時代後期に衰退していましが、明治時代に前述の山岡鉄舟鉄太郎が臨済寺の今川貞山を招いて復興したところから鉄舟寺と名付けられました。山岡鉄太郎は幕臣としても、剣客としても明治天皇の近臣としても有名な歴史上の人物で、鉄舟寺の付近にもある清水次郎長とも意気投合したと言われています。

剣術は有名な千葉周作が創立した北辰一刀流を学び、自らも一刀正伝無刀流を開き道場、春風館で数多くの弟子を育て現代剣道の礎を気づいたとされます。鉄舟寺にはそんな山岡鉄太郎の書いた遺品も数多く所蔵されています。

また、貴重な文化財も多数所蔵されているとされ、現存最古の一品経とされる国宝の法華経19巻を所蔵(現在は東京国立博物館に)。国指定の重要文化財の錫杖や、県指定の文化財木造観音像が所蔵されているのです。

さらに非常に珍しいのが、源義経が牛若丸と言われた幼少期から所蔵していとたれる龍笛が所蔵されているとされます。この笛は鉄舟寺が久能寺と言われていた時代に源義経により寄進されたもの。

こうした品々は目にすることができませんが、鉄舟寺の知られざる魅力として感じられます。静岡 観光スポット 鉄舟寺 静岡 観光スポット 鉄舟寺

まとめ 周辺の歴史スポットとセットで

このように鉄舟寺は知られざるさまざまな文化財が所蔵されるスポットなのです。また、前述した通り周辺にはさまざまな歴史観光スポットがあります。山岡鉄舟と親交を結んだ清水次郎長の生家や、世界遺産に登録されている三保の松原。

またもともと鉄舟寺が久能寺と言われていた場所である久能山までも車で10分ほどで行くことができるのです。

こうした歴史的なスポットとセットで回るとより一層この地の歴史や文化が奥深いものになるかもしれません。是非立ち寄られてみてはいかがでしょうか。