太平山の観光。坂東平野が見渡せる栃木の自然観光スポット

太平山。栃木の絶景&紅葉スポット

栃木県の観光スポットの特長が、関東平野ならではの風景が楽しめるところです。今回ご紹介する太平山は栃木を代表する絶景&紅葉スポットです。関東地方はもともと古来から板東平野といわれ、広大な平野が続く一体として有名でした。

古代から開発が進み、広大な平野を開墾によって農地に広げ力をつけてきた存在が武士でした。板東武士発祥の地智いえるこの一帯は、見渡す限り平野が広がると言われています。

そんな広大な平野を一望のもとに見渡すことができるのが太平山です。太平山は、標高341メートルの高さを誇る山で、現在は紅葉やアジサイの観光スポットとしても有名です。

また、広大な平野部が見渡せる謙信平といわれる景観スポットや、頂上には太平山神社があるなど、栃木を代表する観光スポットとして知られています。今回はそんな栃木の自然観光スポット太平山をご紹介します。

栃木 太平山 大平山神社

太平山の観光の見所とは

太平山は標高341メートルの山として、さまざまな観光スポットが登場します。その楽しみ方は、紅葉、登山、絶景スポット、アジサイ見物、神社などさまざまです。

「陸の松島」といわれる絶景

太平山観光の最大の見所が「陸の松島」と称される絶景です。この松島とは、日本三景(天橋立、厳島神社の宮島、そして松島)のひとつに数えられる日本有数の景勝地で、宮城県の諸島のことです。日本三景に数えられている理由のひとつが、松島四大観といわれる島々の絶景です。

太平山がなぜ「陸の松島」と言われるかというと、関東平野に霧が立ち込めると、周囲の山々が霧から頭を出し、まるで海から島が突き出ているように見えることからこのように名づけられました。この「陸の松島」の絶景は霧が立ちこめた時にしか見ることが出来ませんが、普段でも一望できる絶景を目の当たりにできます。

栃木 太平山 大平山神社

有名な紫陽花通りを通ってのぼる山頂にあります

謙信平は東京スカイツリーから新宿のビル群・富士山も見れる

特に見所スポットといわれる場所が謙信平といわれる途中の眺望スポットです。この謙信平からは、天気が晴れていればなんと東京スカイツリーや新宿の高層ビル群、さらには富士山まで見通すことができます。これほどの眺望が見れる観光スポットは他にはあまりありません。

ちなみに、謙信平の名前の由来は、戦国大名として有名な上杉謙信の名前から由来しています。上杉謙信は戦国時代最強の武将といわれていますが、関東管領の名跡を継いだことから、北条家に侵略される関東平野にたびたび侵攻してきました。その際、あまりの見晴らしの良さから騎馬隊の演習に利用したのがこの太平山の謙信平だったのです。ここから眼下の関東平野を見通すことで、兵の動きが見通すことができ、調練に最適だったのでしょう。

謙信平

太平山神社。1000段の階段も登場

太平山の頂上にはこれまた絶景が楽しめる太平山神社が登場します。太平山神社は、瓊瓊杵命・天照皇大御神・豊受姫大神を祀る神社で、西暦827年に慈覚大師(円仁)により創建されたといわれています。こちらの太平山神社は、車でもアクセス可能ですが、太平山の麓にある紫陽花通りから進み、1000段にも及ぶ長大な階段を登って訪れることもできます。

登山や山の風景を楽しみたい方や、アジサイの季節に歩きたい方には、散策の一つのゴール地点として訪れてみてはいかがでしょうか。そしてこの太平山神社の最大の特長は、広大で眺めがいい境内です。山頂から雄大な景色を望むことができます。また境内では、多くの社があり、さらには富士浅間神社、太平山城跡があります。太平山のゴールスポットとして太平山神社へ訪れることをオススメします。こちらは商売繁盛の神様として有名で年末年始の初詣の人気スポットです。

栃木 太平山 大平山神社

頂上には雄大な境内が広がります

栃木 太平山 大平山神社

眺めも最高ですね

随神門

太平山神社の山門として登場するのが随神門です。この隋神門は、太平山神社の神門として、享保8年(1723)、八代将軍吉宗によって建設されました。朱塗りで豪壮な建築で、表には左大臣・右大臣が配され、後ろには仁王像が配されています。また天井には龍の絵がえがかれており、こちらは幕末の動乱期に将軍であった第14代将軍徳川家茂の時代に描かれました。またこの屋根の建築法は「入母屋造り扇垂木」といわれ傘天井と呼ばれています。

栃木 太平山 大平山神社

巨大な山門も見所です

栃木 太平山 大平山神社

歩いてアクセスする場合、長大な石段を登らなければなりません

紫陽花の季節に訪れたい太平山神社

太平山の頂上には太平山神社があります。この神社が創建されたのは827年、円仁慈覚大師が創建したと言われています。この太平山神社の最大の特長は、広大で眺めがいい境内もそうですが、この境内までにいたる長大な階段と言えます。太平山の麓から続く表参道が紫陽花通りになっており、紫陽花が咲き誇る季節には両側が紫陽花で埋め尽くされます。

この階段状の紫陽花通りを上り、さらに階段を1000段以上登るとようやく登場するのが太平山神社。山頂から雄大な景色を望むことができます。また境内では、多くの社があり、さらには富士浅間神社、太平山城跡があります。太平山のゴールスポットとして太平山神社へ訪れることをオススメします。

栃木 太平山 大平山神社

石段をのぼるとようやく入口が見えてきました

アジサイ通り

太平山観光の見所のひとつが、アジサイの季節に咲き誇るアジサイ通りです。このアジサイ通りは、太平山神社に向かう参道にあり紫陽花が咲き誇る季節には両側が紫陽花で埋め尽くされます。その数はなんと2500株で、西洋あじさいをはじめ、額あじさい、山あじさいなど、色とりどりのアジサイが咲き誇ります。

太平山

連祥院六角堂

アジサイ通りの入り口に設けられているのが連祥院六角堂です。この六角堂は京都の有名な六角堂に似ていることから名づけられました。比叡山延暦寺の天台座主慈覚大師が太平山神社を開設した際に設けられたもので、当初は太平山神社の境内にありましたが、その後暴風雨で崩壊し、現在の位置に移されたものです。こちらも独得の建物が見所です。

太平山

太平山と太平山神社へのアクセス

太平山は栃木市にあり、蔵の街として知られる栃木市街からも車で15分ほどでいくことができます。山全体が公園として、山登りや景観スポットとして楽しめるのでオススメです。ちなみにお隣の佐野市にあり佐野藤岡インター付近にあるカンデオホテルズ佐野からも車で25分ほどでいくことが可能です。

太平山と太平山神社はこちらです

太平山と太平山神社の利用案内

所在地:〒328-0054 栃木県栃木市平井町659
TEL:0282-22-0227 
FAX:0282-22-8877

太平山の周辺おすすめ観光スポット

太平山は杤木を代表する自然観光スポットですが、その周辺にはさらにお勧めの観光スポットがあります。例えば栃木は小江戸蔵の街として有名ですが、栃木市の主要部までは、太平山から車でわずか15分ほどで行くことができます。また、栃木を代表する花の名所である栃木花センターも15分ほどの場所にあります。ここでは太平山と一緒い回りたいおススメ観光スポットをご紹介しましょう。

杤木の小江戸蔵の観光

杤木観光の最大の見所スポットが小江戸蔵の街といわれた栃木市の観光です。栃木市は埼玉県の川越と同様、江戸時代からの多数の蔵が立ち並ぶ観光スポットで、多数の見所スポットが登場します。もともと栃木は、江戸時代に材木の産地として知られ、巴波川を通って江戸の木場まで材木を運び商売繁盛しました。

また、江戸時代には徳川幕府のシンボルともいえる日光東照宮まで続く例幣使街道が通り宿場町として栄え、この巴波川、例幣使街道と言いう二つの要素から発展し、川沿いと街道沿いに蔵が立ち並び繁栄したのです。栃木市では当時の見世蔵や蔵を改装し、さまざまな観光スポットにすることで、一大観光エリアになっています。例えば、蔵の街美術館では、巴波川沿いの3棟の蔵を改装し美術館としてさまざまな展示が楽しめます。

また、山本有三ふるさと記念館は、見世蔵の姿をそのまま生かしながら、内部に小説家・劇作家として有名な山本有三の展示が楽しめます。更に栃木観光で最大の見所となるのが巴波川沿いに建つ塚田歴史伝説館と巴波川の遊覧です。塚田歴史伝説館は杤木を代表する材木商の商家と蔵をそのまま展示館にした名所で、江戸時代の豪壮な商人の迫力と共に、かつての暮らしぶりや蔵の様式などがまのあたりにできます。そしてこの江戸情緒あふれる一体に更にこの地ならではの体験ができるのが巴波川遊覧船です。

前述のとおり、江戸時代にはこの巴波川を使って江戸の木場まで船で材木を運びましたが、巴波川遊覧船は、江戸時代の渡し船にのり、川の中から蔵の街の風景を眺め情緒あふれる体験ができるのです。栃木市ではこれ以外に、見世蔵をそのまま利用したあだち好古館や、江戸時代の代官屋敷が見れる岡田代官屋敷、2年に一回の栃木市のお祭りがわかる栃木山車会館など、見所が盛りだくさんなのです。こちらは是非、栃木観光の最大の目玉として訪れたいスポットです。

杤木

とちぎ花センター

太平山は杤木の大自然が満喫できる一大観光スポットですが、同じく車で15分ほどの場所にあるとちぎ花センターは、さまざまな色とりどりの美しい花を目の当たりにすることができます。花の名所としてしられるみかも山公園の山麗にある植物園で、広大な敷地の内部には、大花壇やバラ園、温室などが登場します。

更に栃木花センターで最大の見所なのが巨大な観賞用ドームデアルとちはなちゃんドームです。このとドームは国内最大級の一棟だてのドームで、熱帯・亜熱帯の花から植物、果実、サボテンに至るまで、さまざまな花の展示が見れます。

さらに、珍しい植物や新たに開発されたバラなどもみることができ、世界三大珍植物にも挙げられる「キソウテンガイ」などの貴重な植物が登場します。こちらの栃木花センターは是非お勧めです。

杤木花センター

栃木花センターの利用案内

所在地:〒329-4308 栃木県栃木市岩舟町下津原1612
TEL:0282-55-5775 
FAX:0282-55-5770
開館時間:3月1日~10月31日 9:00~17:0011月1日~2月末日 9:00~16:30
入場料:大人(高校生以上)400円、小人(小・中学生)200円

まとめ

栃木は広大な坂東平野とともに、平野の中に佇む山々で構成されており、山から眺める坂東平野は独特の風合いを示しています。とりわけ本日ご紹介した太平山からの眺めは、ならではのものであり、霧に包まれた際の「陸の松島」は滅多に目にすることができない貴重な眺めとされています。

また太平山自体が巨大な自然公園になっていることから、山歩きや紫陽花通りの山登りで頂上の神社まで行くこともできます。またこうした謙信平や太平山神社のスポットは車でもいくことができるので楽しみ方を選んで訪れることができます。