幕末の侠客、清水次郎長の生家

静岡市清水区に残る、一大侠客の生家

静岡市清水区は、日本三大美港の一つに数えられる清水港を備え、その周辺には食と日本の名所が集中する一大景観スポットとも言えます。例えば、景観スポットでは日本を象徴する風景である富士山の景色とともに楽しめる三保の松原が。

三保の松原はこうした特長かうら富士山とセットで世界遺産に登録されています。また、静岡を代表する歴史上の人物、徳川家康ゆかりの久能山東照宮など、観光スポットに事欠きません。こうした一方で、清水港から陸揚げされる新鮮な魚介類を味わえるというのも、清水区の魅力。

駿河湾フェリーで周遊できる清水港のすぐ近くには、エスパルスドリームプラザなどの寿司を楽しめる場所が魅力です。そんな食と景観スポットなどの観光地として楽しめる清水区ですが、歴史上の意外な人物の生家が残されているのです。

それは江戸時代後期、幕末の時代に活躍した侠客、清水次郎長の生家です。ちなみに侠客とは、強きを挫き、弱きを助ける事を旨とした「任侠を建前とした渡世人」とされており、なかでも清水次郎長は海道一の侠客として、多くの映画やテレビドラマで演じられました。本日はそんな清水次郎長の生家をご紹介します。

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清水次郎長生家へのアクセスと周辺の観光スポット

清水次郎長生家は清水港のすぐ近くにあります。清水港の一大商業スポットで、清水港から陸揚げされた新鮮な寿司が味わえるエスパルスドリームプラザからは車で4分、フェルケール美術館までは徒歩7分で行くことができます。

また冒頭でご紹介した富士山とともに世界遺産に登録されている三保の松原までは車で20分。一方、清水次郎長と親交が深かった山岡鉄太郎のお寺、鉄舟寺までは車で7分ほどで行くことができます。

さらに、静岡市の最大の見所でもある徳川家康ゆかりの久能山東照宮に行く日本平ロープウェーまでは車で15分で行くことができるのです。このように清水次郎長生家は清水区と静岡市の観光スポットが集約する場所に残されています。

ちなみにカンデオホテルズ静岡島田から清水次郎長生家までは東名高速道路を通って40分ほどでアクセスできます。静岡市の観光めぐりの1スポットとしておすすめです。

義侠心に厚く、山岡鉄舟とも親交深かった清水次郎長

清水次郎長は冒頭でご紹介したとおり、幕末から明治時代にかけて、侠客として活躍した人物です。清水次郎長の残したエピソードには、まさに弱気を助け、強気を挫くといった侠客の代表のような話が数多く残されています。

例えば幕末の動乱の時期に、清水港に停泊していた幕府側の咸臨丸と、新政府海軍が戦った際、咸臨丸の乗員は全員討たれ、逆賊として駿河湾に放置されていた遺体を清水次郎長が収容し、全て手厚く埋葬した話は有名です。

こうしたことから、旧幕臣で、明治政府の大官でもあった山岡鉄太郎は清水次郎長の義侠心に感じ入り、明治後も親交が厚かったといいます。清水次郎長生家では、そんな清水次郎長の愛用の品であるキセルや煙草入れ、十手といった品々も見ることができます。

また当時の写真や邸宅跡も残されており、幕末の動乱期から近代国家を構築する激動の時代の歴史がわかります。

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 まとめ 清水港の発展と静岡の茶の販売

ちなみに清水次郎長が面白いのは、単なる侠客ではなかったという点が挙げられます。清水次郎長は明治にはいった後は博徒をやめ、静岡の特産として、当時武士が開梱を始めていた茶の販売拡大を目指す事業に取り組みました。

その最大のものが清水港の拡大で、当時の清水港を蒸気船が入港できるように整備する事業です。また、開墾事業や英語教育を熱心に推奨したとも言い伝えられています。このように静岡市清水区に残されている清水次郎長の生家を見ることで、より一層歴史が感じられることでしょう。