四国カルスト。四国の屋根と呼ばれる天空の絶景

 愛媛一の巨大な大自然&絶景スポット 四国カルストとは

愛媛県は瀬戸内海に面したその立地条件から、しまなみ海道や佐多岬といった海の大自然が有名ですが、山や高原の大自然スポットでも日本有数の観光地を誇るのです。とりわけその代表的な存在ともいえるのが本日ご紹介する四国カルストです。

一見聞きなれない地名ですが、四国カルストとは、日本で3カ所しかない日本カルストのうちの一つ。カルストとは石灰岩などの岩石で構成された地形で、巨大な草原地帯となっている地形のことです。日本ではこの四国カルスト以外に、山口県の秋吉台や、福岡県の平尾台が有名。

中でも四国カルストは標高1400メートルもの高地にある高原地帯で、他の地域にはない独得の絶景が楽しめます。またその距離も大野ヶ原から天狗高原までおよそ25kmにも及ぶ長さを誇り、その途中には数々の絶景スポットも登場します。とりわけその絶景は見応えがあり、周辺の山々が一望できるだけではなく、雲を見下ろす雄大さが堪能できます。

また、草原地帯なため夏には牛が放牧されており、外国の牧草地帯のような印象を楽しめるのです。愛媛県に来たらぜひ一度は訪れておきたい巨大自然&絶景スポットです。

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「四国の屋根」と呼ばれる天空の城のような絶景と牧歌的風景

四国カルストの最大の見所は二つのポイントに凝集されます。それがまるで天空の城のような雄大な絶景と、放牧されている牛などによる牧歌的な風景です。

特に標高1400メートルクラスの地形では、雲が間近に見ることが出来るため、他では味わうことが出来ない不思議な印象を受けます。

また、このエリアは牧草地帯としても有名で、冬で雪が降り積もる4月から10月までの期間は、多数の牛が放牧されており、ポイントによっては目の前で牛を見ることもできるのです。これからご紹介するさまざまなポイントで、こうした絶景と牧歌的風景が広がります。

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 四国カルストへのアクセス

四国カルストは愛媛県と高知県の県境にある高原地帯です。冒頭でご紹介した大野ヶ原から天狗高原までの全長25kmは、国道383号線一本です。この国道383号線は非常に高地にあり、そこに至るまでには国道440号線から上に登っていくルートが一般的で、ルートによっては非常に狭い道路を上ることになります。

ちなみに松山市内からアクセスする場合には車でおよそ2時間近くかかります。基本的に四国カルストとその周辺エリアは、山岳地帯になるため、道中コンビニエンスストアなどの場所がほぼなく、飲み物や食べ物が購入できる場所はかなり限定されます。

また、同時にガソリンスタンドを探すのも大変なので、燃料は余裕を持っていかれることをお勧めします。

大野ヶ原:愛媛県で一番古い地形

四国カルストは大野ヶ原から天狗高原までの全長25kmの一体ですが、そのスタート地点の一つともいえるスポットが大野ヶ原です。大野ヶ原は愛媛県西予市に属する場所で、こちらも標高1000メートルから1400メートルにも及ぶ高地にあります。

ちなみに西予市は、この大野ヶ原以外にも宇和町卯之町で知られる重要伝統的建造物群保存地区がある市で、昔ながらの街並みが楽しめるエリアです。この大野ヶ原は実は愛媛県の中で、最も古い地形である場所で、およそ1000万年前からあるとされています。

この大野ヶ原も四国カルスト県立自然公園の一部で、牛の放牧なども行われている場所です。ちなみにこの大野ヶ原の名前の由来は、戦国時代の武将大野直昌が長曾我部元親軍と戦い破ったところから、“大野ヶ原”と名づけられました。

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 四国最大の洞窟、羅漢穴もある

ちなみにカルスト地帯は、石灰岩という特性から鍾乳洞が出来る地形として有名で、四国カルストの鍾乳洞地帯として知られるのがここ大野ヶ原にある羅漢穴です。羅漢穴は小松ヶ池といわれる池から4キロ離れた場所にある市の天然記念物に指定される洞窟で、古くから四国最大の洞窟として知られていました。

その大きさは標高720メートル、全長390メートルにも及ぶ大きなもので、洞内の高さは平均3メートルから5メートルにも及びます。この羅漢穴は巨大な柱である大石柱や鍾乳石群が見れたり、母体の体内にいるような感覚を受ける「胎内潜り」といった名所が存在します。

ちなみにカルスト地帯で最大の鍾乳洞は秋吉台の秋芳洞で、総延長8500メートルの規模を誇ります。

 

 五段高原:四国カルストの中心エリア

五段高原は、大野ヶ原から車で25分ほど進んだ場所にある四国カルストの中心ともいえるエリアです。冒頭でご紹介した四国カルストの特長ともいえる石灰岩の牧草の風景が最も出ているエリアがここ、五段高原です。

その標高は1455メートルにもおよび雄大な絶景が広がります。この五段高原の楽しみ方は、ここから天狗高原までをドライブで走ってもいいですし、ハイキングなども楽しむことが出来ます。

またウォーキングと森林浴が楽しめるケヤキ平と呼ばれるエリアや、トチの巨木といわれる木を見れるスポットもあります。

 姫鶴平:四国の屋根といわれる絶景と牧草地

五段高原からさらに進むと姫鶴平といわれる一体が登場します。この姫鶴平は通称「四国の屋根」と呼ばれる四国カルストの天空の景色を最も楽しめるエリアです。

冒頭でもご紹介した通り、四国カルストの最大の見所は、まるで空の上に浮かんでいるかのような独得の絶景と、放牧された牛が漂う牧歌的な風景ですが、この二つの風景が最も楽しめるエリアがここ姫鶴平なのです。

距離としては五段高原のほぼ隣に位置しており、そのままドライブやハイキングの流れで姫鶴平まで行くことが可能です。こうした最も四国カルストを堪能できる場所ということから、この姫鶴平は四国カルスト観光の拠点ともされており、キャンプ場やコテージ、牧場があるのです。

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 姫鶴平コテージとキャンプ場

この姫鶴平は360度の大パノラマが楽しめるためキャンプ場としての利用も盛んです。周辺を一望することが出来る絶景や、牛などを間近に見ることが出来ます。

またキャンプ場にはコテージもあり、休憩や食事、宿泊、などここを利用した散策などにも利用可能です。

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 姫鶴牧場

四国カルストの風景の一つでもある放牧風景ですが、その牛を放牧しているのが姫鶴牧場です。この牧場は雄大な姫鶴平の中にある牧場で4月から11月の間牛を預かって放牧を行っています。

場所によっては牛を間近に見ることもできます。

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 天狗高原:太平洋から石鎚山まで見通せる絶景

四国カルストのゴールともいえるスポットが天狗高原です。天狗高原は初めにご紹介した大野ヶ原から車で約40分、距離にして17kmほど先にあるスポットです。姫鶴平キャンプ場からは距離にしてわずか5.6km、車で12分ほどで行くことが可能です。

この天狗高原は、四国カルストの中でも最も高いエリアの一つで標高1485メートルほどの高地にあり、その眼下には1000メートルクラスの山々が連なってみることができます。

四国カルストの特長の一つは、雲が目の前の高さにあり、天空の城のような印象を受ける絶景ですが、ここ天狗高原ではこの大パノラマが体感することが出来るのです。また晴れている日には、眼下の山々だけではなく石鎚山や太平洋の先までも見えるスポットです。ちなみにここ天狗高原は天狗森をはじめキャンプ場やスキー場なども備えており、四季を通じて楽しむことができるスポットです。

「四国の屋根」の上を走る高原のドライブに最適

これまでご紹介してきた通り、四国カルストは大野ヶ原から天狗高原までの全長およそ17kmほどの直線になります。そのため、絶景を楽しみながらの高原ドライブといった楽しみ方が最適なスポットといえるでしょう。

この四国カルストのとおりである国道383号線は、ちょうど山脈の上を車で走るようなイメージであり、まさに四国カルストの異名である「四国の屋根」をそのまま通る感覚を実感することができます。

また、上でご紹介した各スポット以外にも途中途中に車を止められる場所があるため、絶景のポイントを見つけて車を止め、じっくりと眺めを楽しむという味わい方もできる場所です。

もちろんこうしたドライブの楽しみ方以外に、キャンプや森林浴といった楽しみ方も合わせて行えるのが魅力といえるでしょう。

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まとめ 一度は訪れておきたい愛媛の大自然スポット

四国カルストは、愛媛県の大自然観光スポットの中でも、圧倒的な迫力を見せ付けてくれます。特に、標高1400メートルクラスの高地から眺める絶景は、自分の目線と同じ高さに雲が浮かんでおり、天空の城から眺めているような錯覚を覚えます。

また、カルストといわれる石灰岩がむき出しの景色は、日本ではここを含めて数カ所しか見ることができません。愛媛県の観光スポットとしても一度は訪れておきたい場所といえるでしょう。さらには、牧場があることから牛が放牧されていたり、キャンプ場やコテージなどもあり、家族で楽しめる観光スポットといえる場所です。

愛媛県は、瀬戸内海の自然観光スポットが有名ですが、四国カルストはおすすめの場所といえます。ドライブやキャンプ、森林浴など様々な目的でも楽しめる場所です。

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