松山の俳聖正岡子規ゆかりの観光スポット、子規堂と子規記念館

文学の街松山の代表的人物、正岡子規を知る観光名所

文学の街として知られる松山。そんな松山の文学を代表する人物として最も先に名前が上がるのが正岡子規でしょう。正岡子規は司馬遼太郎の小説、坂の上の雲にも登場する日本を代表する俳人ですが、日本古来からの文学である俳句を一つのジャンルとして確立させた人物として知られています。

俳句は古い時代から多くの文人がその場の情景を描いたものや、自らの心情を表したものとして日本独自の文学として存在してきましたが、その多くを掘り起こし、編纂し、評価し、「写生」という一つの俳句の原理のような物を打ち立てたのが正岡子規です。

「写生」とは見たものをそのまま言葉で表現する手法で、元々は絵画の概念でありました。また今の私たちが学校で俳句を習う際の数多くの俳句、松尾芭蕉や与謝蕪村などの俳句は子規が掘り起こし評価をつけたものだと言われています。そんな正岡子規ですが、ここ松山では子規が幼少期から多く過ごした場所として、子規にゆかりの観光スポットが多く存在します。

本日ご紹介する子規堂子規記念館もそんな正岡子規を紹介する観光スポットの一つ。かつての子規の過ごした住居の復元とともに見ることができます。

子規堂 松山観光

正岡子規の住居跡を復元、子規堂

まずはじめにご紹介する子規堂は松山市駅から徒歩数分の場所にあります。子規堂はかつて正岡子規の文学仲間であった、正宗寺の住職、仏海禅師が正岡子規の業績を記念するために建てた文学資料館です。内部は一軒家、すなわち子規がかつて17歳まで過ごしていた住居を復元した形式をとっており、内部には正岡子規に関する文学資料や写真が約100点近く展示されています。

正岡子規は既に17歳まで通学していた松山中学時代から既に友人と雑誌や新聞をつくり発行したり、当時流行した自由民権運動の演説を行ったりしていたといいます。既に17歳の若いころから俳句の革新運動を起こす可能性を感じさせてくれる子供だったようです。子規堂はそんな子規の最も可能性に満ち溢れていた住居跡が復元されています。ちなみに入場料は50円で、史蹟に認定されています。

また住居の復元である子規堂の周りには、正岡子規の銅像や子規の時代に実際に運行されていた坊ちゃん列車の客室なども展示されています。

子規堂

正岡子規の住居あとを復元

子規堂 松山観光

内部は博物館に

子規堂 松山観光

子規の書斎も

子規堂 松山観光

外には坊ちゃん列車も

子規の生涯がわかる、愚陀佛庵も展示、松山市立子規記念館

子規堂ともう一つ、正岡子規に関する松山の観光スポットとして松山市立子規記念館が挙げられます。子規堂は松山市駅の付近にありますが、こちらの松山市立子規記念館は道後温泉の観光スポットとして、道後公園の内部にあります。こちらの子規記念館では、道後や松山の歴史がわかるだけではなく、「子規とその時代」「子規のめざした世界」というテーマの展示があります。

また、ここ子規記念館ではかつて萬翠荘の裏手にあった、正岡子規と夏目漱石にゆかりの愚陀佛庵の一室も展示されています。愚陀佛庵は、夏目漱石と正岡子規が一緒に暮らしていた木造二階建ての下宿で、2010年7月に大雨で倒壊してしまいました。

現在はここ松山市立子規記念館でその一部が見れるにとどまっています。この子規記念館では、34年という正岡子規の生涯を資料や写真、レプリカ、パネル展示などによってその軌跡を追うことができます。大学中退後は新聞「日本」の記者として執筆する傍ら、これまで全く未整理であった「俳句」という分野を結核の病と戦いながら確立させた子規の生涯をここ松山の地で知ることができます。

子規記念館

道後公園横にあります

子規記念館

愚陀佛庵の一室も展示

子規記念館

中にも入れます

子規堂と松山市立子規記念館へのアクセス

子規堂と松山市立子規記念館はそれぞれ離れた場所にあります。子規堂は松山市駅の裏手、徒歩数分の場所に。一方松山市立子規記念館は道後温泉すぐ近くの道後公園内にあります。子規堂は、松山市駅周辺の高島屋や、商店街などでショッピングを楽しむついでに、松山市立子規記念館は、道後温泉や道後公園でゆったりと過ごすひとときに加えられてはいかがでしょうか。カンデオホテルズ松山大街道からも路面電車と徒歩でそれぞれ15分ほどで行くことができます。

子規記念館はこちらです

子規堂はこちらです

まとめ

子規堂と松山市立子規記念館は、近代俳句の父として有名な正岡子規のファンの人々にも人気ですが、文学の街松山を堪能するにはオススメの観光スポットです。正岡子規その人の生涯を、資料や写真、住居跡などを通して知ることで、当時の日本の情景が浮かぶだけではなく、松山観光をより一層奥深いものにしてくれること間違いなし。また、正岡子規は多くの俳句を残しましたが、子規の俳句の碑は、松山の他の観光地でもたびたび目にします。ふと気づいたら子規の俳句の碑があるかもしれません。

予約バナー松山大街道

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