大洲城。伊予大洲観光のシンボル

大洲城。伊予の小京都のシンボル

伊予の小京都の異名を持つ愛媛県大洲市。小京都とは、古い街並みや風情が京都に似ている都市のことをいい、日本全国に多数の小京都が存在します。大洲市は、伊予、かつての愛媛県の中の小京都として、その美しい町並みが知られています。

そんな伊予の小京都のシンボルともいえる存在が本日ご紹介する大洲城です。大洲城は、江戸時代を通じて大洲藩加藤家6万石の城下町の中心として栄え、江戸時代まで続いたこの地の中心です。背後に肱川を控えたその城は、天然の要害としてだけではなく、二ノ丸、三の丸まで含めた巨大な城として存在したのです。

現在残されている構造物は本丸と天守閣、更には三の丸の一部のみですが、その多くが江戸時代の姿をとどめるもので、中でも復元された天守閣は、かつての姿を忠実に再現したものとして有名です。

また、三の丸の一部として残されている櫓は重要文化財として知られ、かつての藩主であった加藤家のお殿様の邸宅も、江戸情緒あふれるものとして見応えがあります。このように伊予の小京都観光の最大の見所としての魅力を大洲城は持っているのです。

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 大洲城の見所とは

大洲城は、大洲観光の最大の観光スポットとして数多くの見所が存在します。一般的に城の観光というと、城郭の構造物である天守閣や城門、櫓といった建築物が見所になりますが、大洲城は、その構造そのものが藤堂高虎築城のお城として見応えがあります。

もちろん、建築物も、重要文化財として他では見ることが出来ないものも見ることができます。

 

藤堂高虎築城の天然の要害

大洲城は、江戸時代を通じて近代的な城郭として存在しましたが、もともとは、鎌倉時代から存在するお城です。当時は、伊予の守護職として関東地方から赴任してきた宇都宮氏の居城として築城されました。

宇都宮氏は、鎌倉時代から戦国時代にかけてこの地の領主として存在しましたが、戦国時代に毛利家によって征伐され、その後は小早川氏、戸田氏を経て、藤堂高虎が領主として知行を受け初めて近代的な城郭として整備されます。藤堂高虎は戦国時代随一の築城の名手として知られ、その生涯では数多くの城の築城や設計を手がけました。

ちなみに藤堂家は最終的には伊勢津32万石の大名として明治維新を迎えますが、藤堂高虎は愛媛でもこの大洲城のほかに宇和島城、更に今治城と3つのお城の築城に関わったのです。また、愛媛以外の地域では津城、篠山城、上野城、膳所城など多数の城を築城しました。

藤堂高虎の築城の最大の特長は、その土地の地形を最大限有効利用して築城することで知られ、大洲城も雄大な肱川の流れを天然の堀に利用することで構成されています。その姿は城郭の構造の多くが失われた今でも変わらず、天然の要害としての姿を見せてくれます。

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充実に復元された天守閣。肱川との絶景

その後大洲城は脇坂氏の時代に天守閣や構造物が作られ1617年に加藤貞泰が大洲6万石を知行されると、明治時代まで12代に渡り大洲城主として落ち着きます。大洲城は背後に肱川を控え、二の丸、三の丸まで含めた巨大な城郭でしたが、その象徴として存在したのが天守閣です。

大洲城は明治以降多くの建築物が棄却されましたが、それでも数々の重要文化財を残しており、中でも当時の姿を忠実に再現した天守閣はその最大の見所です。

大洲城の最大の特長は、肱川を利用した天然の要害であることをご紹介しましたが、その肱川の雄大な景色を楽しめるのが、復元された天守閣です。

また、この天守閣がある本丸に上ると背後が肱川がある断崖絶壁の城壁になっているため肱川側からは攻めのぼることができないことがよくわかります。この天守閣が復元されたのは2004年で、比較的新しい構造物ですが、明治時代に撮影された外観写真や、大洲藩の大工の棟梁中村家に伝わる内部構造の資料など、多くの資料が現存していたことから、江戸時代から明治時代にかけて実際に残されてきた姿を忠実に再現しているのです。

これは、日本のお城の中でも極めてめずらしいことで、大洲城の在りし日の姿が目の前に登場します。この天守閣は、複合連結式の4重の天守閣で内部にも入ることができます。内部も当時の構造物が再現されており、貴重な見所の一つです。

観覧料は大人500円、子供200円。大洲市のもう一つの観光スポットでもある臥竜山荘との共通観覧券では大人800円、子供300円でみることが可能です。

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大洲城の利用案内

所在地:大洲市大洲903番地

TEL:0893-24-1146

休館日:無休

観覧料:大人500円、小人200円(中学生以下)、臥龍山荘との共通券、大人800円、小人300円

駐車場:70台

お殿様公園。大洲城三の丸櫓と文化財の加藤家邸宅

大洲城の見所の一つとして欠かすことが出来ない存在がお殿様公園です。お殿様公園は、かつての大洲城の三の丸の一部に残る公園として知られ、現在は大洲城の市街地の一部になっている場所です。

大洲城は本丸以外は多くの構造物が残されていませんが、大洲高や大洲市立大洲小学校がある一体は、かつての三の丸であった地域としてその一部がお殿様公園として残されています。このお殿様公園は、二つの見所が存在します。それが南隅櫓と旧加藤家住宅です。

この三の丸に残されている南隅櫓は国の重要文化財にも指定されている文化財で、その櫓とともに残されている旧加藤家住宅もお殿様公園の一部としてみることができます。この旧加藤家住宅は最後の大洲藩主であった加藤泰秋の娘婿で、名誉市民でもある故加藤泰通氏が大正14年に住居として建築したものです。

 

旧加藤家住宅。国の登録有形文化財

お殿様公園の見所の一つが旧加藤家住宅です。旧加藤家住宅は国登録有形文化財に、登録されている建物でかつての大洲藩主であった加藤家ゆかりの日本邸宅です。もともと大洲藩は豊臣秀吉の家臣であった美濃出身の武将加藤光泰の子貞泰が藩祖となった藩です。

わずか6万石の小藩ながら、幕末には近代的な勤王藩として知られ坂本龍馬の海援隊にいろは丸を提供するなど、先進的な取り組みで知られる藩でした。また、内子町もかつては大洲藩の領地として栄え、木蝋生産などの殖産興業を営んでいた藩として知られています。

明治時代には、大洲藩の最後の藩主であった加藤泰秋が貴族院議員に当選したり、大正天皇の侍従として使えたりしていました。この旧加藤家住宅はそんな加藤家ゆかりの邸宅として今も残されているのです。この加藤家住宅ですが、作られたのは今から90年以上前、1925年、大正14年で、和洋折衷の雰囲気がある和風建築です。

この懐かしい雰囲気から、昭和50年代には映画「男はつらいよ」の撮影に正面玄関や正門、裏門が使用されました。また、お殿様公園はこの旧加藤家住宅にちなんでつけられた名前です。

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三の丸南隅櫓。国の重要文化財の櫓

お殿様公園のもう一つの見所が三の丸南隅櫓です。こちらは国の重要文化財に登録されている櫓で、その名前のとおり、大洲城三の丸の外堀に面した櫓で2層2階建ての構造をしています。

一度江戸時代の享保7年、1722年に家事で消失しましたが、その44年後の1766年に再建されたものがいまも残されているのです。お殿様公園ではこうした大洲城と加藤家ゆかりの建築物が残されているのです。

ちなみに、このお殿様公園という名称は、一般市民から公募されたもので、「建物の歴史館を大切にしながら、親しみやすい柔らかさのある名称」として大洲城三の丸南隅櫓公園という呼び名よりも広く使われています。

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お殿様公園の利用案内

所在地:大洲市大洲848-1

開園時間:9時~17時

利用料金:無料

 

大洲城とセットで回りたい大洲の観光スポット

大洲には大洲城以外にも、伊予の小京都として観光したい見所スポットが多数存在します。その中でも代表的な観光スポットをここではご紹介しましょう。

 

 臥龍山荘。大洲城天守閣と共通券で見れる

大洲の観光スポットの中でも大洲城と共にぜひ訪れておきたいスポットが臥龍山荘です。臥龍山荘は、まさに伊予の小京都の象徴ともいえる観光スポットで、今から100年以上昔の1907年に竣工した日本庭園と茶室などがある山荘です。

こちらの山荘は、明治時代に木蝋貿易で一大を築いた豪商河内寅次郎が余生を過ごすために建てた別荘ともいえる存在です。その最大の見所は、日本庭園と雄大な肱川を風景に取り入れた大迫力の絶景です。

建物は臥竜院、知止庵、不老庵といった建物から成、美しい日本庭園と和風建築の建物を堪能することが出来ます。また崖の上に建てられた不老庵では、数寄屋造りの建物から雄大な肱川が姿を現します。

臥竜山荘は大洲城天守閣と共通券が出ていますので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

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おはなはん通り

臥龍山荘のほど近くに、伊予の小京都を象徴する一角がもう一つあります。それがおはなはん通りといわれる数十メートルの区画です。こちらの街並みは、かつてNHKの朝の連続テレビ小説「おはなはん」に使われた通りで、そうしたことから「おはなはん通り」といわれています。

古い町並みで、道路の脇にある溝には鯉が泳いでるような場所です。おそらく現在の大洲市で、臥龍山荘と、このおはなはん通りが最も伊予の小京都を象徴する場所といえるでしょう。

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まとめ 大洲城の美しい見所スポット

大洲城は、藤堂高虎が築城した肱川を活かしたダイナミックな構造が今でも楽しめます。また史実を忠実に再現された天守閣は一見の価値ありといえるでしょう。更に、お殿様公園は、江戸時代から明治、大正、昭和、平成と加藤家が引き継いできた歴史的にも貴重な建築物が見れる公園です。

また大洲城の三の丸としてその名残が味わえる部分でもあり、かつての江戸時代の巨大な城郭の雰囲気も感じられる、そんな観光スポットと言えるでしょう。是非大洲城とセットで見られることをおすすめします。

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