大洲の観光 伊予の小京都を堪能

「伊予の小京都」といわれるまち大洲

愛媛県大洲市は「伊予の小京都」と呼ばれる町。かつて江戸時代には伊予大洲6万石の城下町として栄えた名残を微かに残します。

そんな大洲の観光は、大きく分類すると大洲城周辺と、かつての城下町であった一角、臥竜山荘とその周辺の散策ルートに分けることができます。とりわけ臥竜山荘周辺は肱川沿いの独特の景色と、NHKの連続テレビ小説の舞台にもなった町並みから「伊予の小京都」と言われる町並みを楽しむことができます。

また大洲の観光スポットは、「伊予の小京都」と言われる大洲城周辺の町並み以外にも、美しい紅葉や大自然を楽しめるスポットも存在するのです。本日はそんな紅葉や、美しい景色が魅力の大洲の観光をご紹介しましょう。

大洲城を中心としたお城周辺と、臥竜山荘を中心とした伊予の小京都の雰囲気、さらには自然、景観スポットなど、盛りだくさんです。

大洲 観光

大洲へのアクセス 松山から1時間

大洲はいわゆる南予、愛媛県の南部に位置する都市で、内子町と西予市の中間に位置しています。また愛媛県の中心部である松山からは車で約1時間ほどで行くことができます。

この南予地方は大洲市以外に、西予市の宇和町卯之町、宇和島市など多くの観光地が存在するため、南予に集中してまわって見てもいかもしれません。ちなみに大洲城と大洲の町は駅からのアクセスが悪く、車でのアクセスをオススメします。

駐車場としては、大洲城の目の前にある市民会館前の駐車場と、大洲市観光協会がある大洲まちの駅あさもやが利用可能です。

大洲城:天守閣と城山公園

大洲で最大の見所となる観光スポットが大洲城です。大洲城は伊予大洲6万石加藤家の拠城として幕末まで続きますが、築城を行ったのは戦国時代の築城の名手、藤堂高虎と言われています。

藤堂高虎は槍一筋で伊勢伊賀32万石の大大名までのし上がった人物ですが、その生涯で築城を手がけた城は数多く、愛媛県でもこの大洲城のほか、宇和島城、今治城と主要都市に残るお城の縄張りや設計、築城まで行いました。

中でも大洲城は背後に控える肱川を堀替わりにつかった独特の縄張りが見もので、その土地の地形を巧みに築城に活かす藤堂高虎の築城術がそのまま残ります。また、大洲城は4重4層の天守閣が復元されていますが、この天守閣は江戸時代当時のままの姿を再現したものとして一見の価値ありです。

更に、大洲城は三の丸の構造が一部残されており、三の丸付近で見られる南隅櫓、また貯蔵庫であった台所櫓など、4棟の重要文化財が残されているのです。構造は二の丸と本丸が残されており、三の丸も一部現存しています。

本丸まで行く途中の部分は一部公園として整備されており「日本の歴史公園100選」にも選出されるほど。美しい姿を堪能することができます。このような中で最も見所となるのが、天守閣がある本丸からの眺め。

背後に巨大な肱川が流れており、防衛上の理由からも、美しい景色を楽しむという景観からも、この城の奥深い楽しみがあじわえます。

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お殿様公園と三の丸南隅櫓

大洲城関連でもう一つ見所なのが、三の丸に残るお殿様公園と南隅櫓です。大洲城のメインどころは二の丸と本丸、天守閣がある公園の部分ですが、実は三の丸でも一部訪れておきたい場所があるのです。

現在の大洲城の三の丸は、ほとんどが住宅地や学校など、市街地に変わってしまっていますが、大洲藩藩主であった加藤家の末裔、大洲市名誉市民でもある加藤泰通氏の住居跡が、見所スポットとして訪れることができます。

この邸宅は大正14年に建てられた物件ですが、かつての大名屋敷の風格と、当時はやりでもあった西洋文化が織り成すモダンな建物として、見応があります。

この場所はこの邸宅があることから、お殿様公園と言われ、一緒に建てられている重要文化財の三の丸南隅櫓と一緒に人気の観光スポットです。ちなみに三の丸南隅櫓も大洲城最古の建造物として知られ内部に入ることも可能です。

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伊予の小京都を味わえる旧城下町エリア

ここからご紹介するのが、いわゆる伊予の小京都と通称される大洲の旧城下町エリアのご紹介です。大洲は加藤家6万石の城下町として大洲城を中心に町が広がっていますが、その中心的な観光スポットは、大洲城から大洲街道(国道56号)を渡った先に広がっています。

伊予の小京都と言われる部分はこの旧城下町エリアの中でも、特に景色に優れる箇所を指す言葉で、全てのエリアが京都っぽいわけではありません。

しかし、肱川沿いの景色を堪能できる臥竜山荘や、NHKの連続テレビ小説でも舞台となった「おはなはん通り」は京都に勝るとも劣らない美しい姿を見せてくれることでしょう。ここでは、この伊予の小京都を味わえる一体を中心にその他の観光スポットもご紹介します。

特に大洲市観光協会や大洲まちの駅あさもやがある一体から、大洲神社を超え、臥竜山荘に至る部分は、独特の雰囲気が漂い、伊予の小京都が最も味わえるスポットです。

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大洲まちの駅あさもや:伊予の小京都めぐりのスタート地点

まず一番初めに訪れるべきスポットが、伊予の小京都めぐりのスタート地点とも言える大洲まちの駅あさもやです。この大洲まちの駅あさもやは、大洲の町歩きや観光の観光案内所的な役割と、お土産や特産品などを購入することができる場所でもあります。

併設されている大洲市観光協会とともに、大洲の町歩きを行う前には、ここで情報を仕入れたり、レンタサイクルなども行っています。また駐車場も備えていることから車でこちらまでアクセスし、その後歩いてまわるというまわりかたもできます。

すぐ目の前には大洲歴史探訪館があるため、こちらで大洲の歴史を見てみることもできます。

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おはなはん通りと休憩所

この大洲まちの駅あさもやから歩き初めて最初に登場するのが、「おはなはん通り」と言われている路地です。

ここは臥竜山荘とともに最も京都っぽい雰囲気を味わうことができる江戸情緒あふれる路地で、NHKの連続テレビ小説「おはなはん」のロケ地に使用されたことから、「おはなはん通り」という名前で呼ばれるようになりました。白壁の美しい建物だけではなく、この通りは道脇にある水路に鯉が泳いでいるのを見ることもできるのです。

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大洲神社:大洲の町を見下ろす守護神

「おはなはん通り」から城下町を西に進むと、細い路地裏があり、そこを進むと登場するのが大洲神社です。大洲神社は大洲の町を見下ろすことができる小高い山の上にある神社で、大洲の町の守護神的な存在。

江戸時代に加藤家が藩主として入る前からこの地に鎮座し、宇都宮氏からの時代から存在します。領主が変わっても大洲神社は大洲を守る守護神として、この地を見守っているのです。

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臥竜山荘:大洲最大級の見所スポット。肱川と独特の日本庭園が見所

大洲神社は階段を登った上に鎮座していますが、その裏手から降りると、そこには大洲ならではの独特の路地裏が広がります。長い白壁が続きその奥には、樹木が生い茂っており中がわからない状況。その通りは緩やかな坂になっており、坂を下っていくと登場するのが大洲最大の見所スポットである臥竜山荘です。

臥竜山荘へのアクセスはそのまま上記でご紹介した「おはなはん通り」から西に進めば来ることができますが、大洲神社に参拝後、裏手からアクセスすると、白壁と樹木に囲まれた独特の雰囲気のある通りに出ることができ、江戸情緒あふれる雰囲気を味わうことができます。

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さてここから臥竜山荘に入っていくのですが、臥竜山荘は明治40年に完成した日本家屋と日本庭園の名所です。大洲市指定文化財と愛媛県の指定有形文化財に指定されていますが、その内部の見事さは、それ以上のもの。随所にこだわりを見せる3つの建築物、臥竜院と不老庵、知止庵はそれぞれ入ってみることができ、独特の風景を楽しむことができるのです。

特に母屋である臥竜院と、離れである不老庵は旅の足を止めて、ゆったりと座敷に座りながら独特の風景を楽しむことをオススメします。臥竜院は座る場所や角度によって借景庭園の景色が変わり、不老庵では、肱川の雄大な流れがダイナミックに感じられることでしょう。この臥竜山荘は言うなれば大洲の町の最大の見所スポットとして是非オススメです。

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臥竜山荘の概要

  • 観覧時間: 9時~17時 
  • 休館日: 12月29日~31日
  • 観覧料: 大人500円、小人200円(中学生以下)大洲城との共通観覧券大人800円、小人300円

臥竜茶屋:大洲の町歩きの休憩に

大洲の城下町の観光は、臥竜山荘でちょうど中間地点ということが出来るでしょう。ここからは、何箇所か明治・大正の大洲を感じられるスポットが登場しますが、その町歩きの前に一息入れられる場所が、臥竜茶屋です。臥竜茶屋は臥竜山荘の目の前にある茶屋で、お茶やランチが充実しており、ちょっとした街歩きの骨休めに最適な場所です。

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ポコペン横丁と思ひ出倉庫:昭和レトロ漂うスポット

臥竜山荘から歩いて4分程の場所にあるのが昭和のレトロ感漂うスポット、ポコペン横丁と思ひ出倉庫です。このポコペン横丁と思ひ出倉庫はかつての昭和の懐かしさが漂う町の横丁が再現されており、駄菓子屋や軽食などのおみせが立ち並びます。大洲の町のレトロ感漂うスポットとして訪れてみてはいかがでしょうか。

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おおず赤煉瓦館:明治時代の銀行跡

ポコペン横丁の隣にあるのが、明治時代の大洲を垣間見れる「おおず赤煉瓦館」です。おおず赤煉瓦館は、かつて明治時代に大洲商業銀行として利用されていた建物で、明治から大正、昭和とかけて建物が残されています。

ちなみに大洲商業銀行は発展と合併を繰り返し、現在の伊予銀行に至っているのです。この赤煉瓦の建物は大洲市指定の有形文化財として知られ、現在は工芸品や特産品の販売や休憩スペースとして利用が可能で、大洲の町歩きの途中に休めるスポットとなっています。

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大洲の景観・ドライブスポット

大洲の観光は、一般的に伊予の京都と言われる大洲城と城下町一体がメインどころですが、こうした市街地以外にも大洲の見所スポットが存在します。それが大洲市街から海側に向かって行く景色が楽しめるスポットです。そのうちのいくつかを大洲の景観・ドライブスポットとしてご紹介しましょう。

白滝公園:雄大な滝と紅葉が見所の公園

最初に登場するのが肱川から6キロ上流にある白滝公園です。この白滝公園は紅葉と滝が有名な一大景観スポットで、雄大な滝を散策路を登りながら上に行くことができるのです。この白滝には伝説があり、戦国時代に敵に攻められて追われた瑠璃姫が滝に身を投げたという言い伝えがある場所で、紅葉が見所である11月にはこの瑠璃姫を祀る「るり姫まつり」が開催されます。

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長浜大橋

白滝神社から更に海岸に向かって車を走らせると登場するのが長浜大橋です。長浜大橋は日本最古の可動式の跳ね上げ橋で、赤い橋として有名です。現在は大洲市の観光スポットの一つとして知られ、7月1日から8月31日の夏の期間は橋全部にイルミネーションが設けられ真夏の夜を赤くライトアップしてくれます。

まとめ 市内も市街も車でアクセスして回るのが最適

大洲市は冒頭でもご紹介したとおり、電車でのアクセスが悪い場所にあることから車で市内まで行き、帰りに景観・ドライブスポットを巡るというまわりかたが最適なようにおもわれます。大洲城や伊予の小京都と言われる城下町を巡り、思う存分江戸情緒の町並みや景色を堪能したあとは、車で大自然の滝や海際のドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。充実した南予観光を堪能することができます。

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