大山祇神社。大三島のパワースポット

大山祇神社とは。歴史上の武将たちが参拝した神社

四国の今治と広島の尾道を結ぶ西瀬戸自動車道。通称「しまなみ海道」の名前で知られるこの道路は、瀬戸内海の様々な島を経由します。約全長59kmの間には瀬戸内海ならではの見どころスポットが満載。

ちなみに瀬戸内海は本州、四国、九州とまたがる巨大な内海で、その独特の風景は国定公園にも指定されているほど。とりわけしまなみ海道の島々は美しい景色と古来からの歴史的なスポットとして堪能することができます。

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とりわけしまなみ海道のパワースポットとして名高いのが大三島にある大山祇神社です。日本でもっとも古い歴史を持つ神社の一つであり、古代から現代に至るまで多くの歴史上の人物たちが参拝しました。

例えば、瀬戸内海は壇ノ浦や屋島など源平合戦の大舞台ともなった場所ですが、源平合戦を代表する武将である源義経や、義経の側近である武蔵坊弁慶などが大山祇神社に参拝しました。

また、近代では総理大臣として憲法制定をおこなった伊藤博文や、太平洋戦争で連合艦隊司令長官であった山本五十六なども参拝しています。

これほどの歴史上の人物たちが参拝する理由には、大山祇神社が一つには「戦いの神」として古来から尊崇を集めていたということが挙げられるでしょう。また、多くの武将や歴史上の人物たちは、参拝すると同時に自らの武運のため、武具を寄進してきた背景があります。

大山祇神社の一つの見どころとしては、こうした武具も国宝や重要文化材として今でも目の当たりにすることができるのです。また、その周辺には幾つかの見どころスポットもあり、しまなみ海道の最大の見どころの一つとして楽しめます。

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大山祇神社へのアクセス

大山祇神社はしまなみ海道の大三島インターチェンジから車で約15分ほどの場所にあります。また、しまなみ海道の今治側からの入り口である今治北インターチェンジからは約35分、尾道側からの入り口である西瀬戸尾道インターチェンジからは45分ほどの場所にあります。ドライブやサイクリングの途中でぜひ訪れておきたいスポットです。

大山祇神社の周辺、大三島の観光スポット

大山祇神社は大三島にある観光スポットですが、その周辺には様々な観光スポットが存在します。大三島は大山祇神社があることから古来から「神の島」と言われていた島で、愛媛県の最北端に位置します。

また同時に「国宝の島」としても知られており、漁業が盛んな瀬戸内海では珍しく大三島は魚を獲ることは長らく禁忌とされていた島でした。

このように大三島そのものが大山祇神社の島とも言える経緯を持ち、大山祇神社の周りには一緒に見ることができる観光スポットが存在します。

今治市大三島美術館

大山祇神社の目の前にある美術館が今治市大三島美術館です。今治市大三島美術館では、日本画家を中心に数多くの作品が展示されており、中でも昭和15年以降の作品を中心に約1000点ほどの絵画を見ることができます。

大山祇神社への参拝とセットで訪れてみてはいかがでしょうか。

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大三島藤公園

今治市大三島美術館の隣にあるのが大三島藤公園です。大三島藤公園の最大の見どころは全長300メートルにも及ぶ藤の花が見れる藤棚です。また、藤以外にも桜やバラといったそのほかの花も咲いており、一年間を通してさまざまな姿を堪能することができます。

また、1000本近いアジサイや牡丹といった和風な花も咲き誇る日本庭園も備え、見る人を飽きさせません。こちらも大山祇神社とセットで見たい観光スポットです。

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道の駅しまなみの駅御島

大山祇神社と今治市大三島美術館の間にある休憩スポットが道の駅しまなみの駅御鳥です。こちらでは上記でご紹介した観光スポットを見た後の休憩でも、運転やサイクリングの休憩にも最適です。

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大山祇神社の周辺にはこれまでご紹介してきたような観光スポット以外に、少し離れた場所にところミュージアム大三島や、今治市伊東豊雄建築ミュージアム、今治市岩田健母と子のミュージアムなど瀬戸内海の絶景とともに楽しめる美術館や、サイクリストの聖地といわれる多々羅しまなみ公園などがあります。

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大山祇神社の見所 

大山祇神社は冒頭でご紹介したように、日本で最も歴史がある神社の一つであり、多くの武将にゆかりのある神社です。

その最大の見所が国宝館にある武具の数々です。そこには刀剣や甲冑、弓などあらゆる武具が展示されており、これほどの武具が一同に集められている場所はほかにはないといえるでしょう。

特に甲冑は日本における国宝・重要文化財に登録されているものの大半がここ、大山祇神社にあるとされています。特に源頼朝と源義経の奉納した甲冑は国宝としてここでしか見ることができません。

また、境内を囲む鎮守の森では樹齢が3000年を誇る能因法師雨乞いの樟をはじめ、天然記念物に指定されている巨木群を見ることができます。

もちろん本殿などの建物も国の重要文化財として見応えがあります。ここでは大山祇神社の見所たちをご紹介します。

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 国宝館:日本の武将たちの武具が勢ぞろい

大山祇神社は古来より山の神・海の神・戦いの神としてあがめられてきましたが、その見所は国宝館で見ることが出来ます。

この国宝館では、戦いの神として数多くの武将たちから信仰されてきた証明でもある武具・刀剣類が多数展示されているのです。大山祇神社を訪れた武将たちは、武具を奉納することにより自らの武運がけるように祈願したといいます。

最も代表的な武将では、源平合戦で活躍し平家を滅ぼした源義経の大鎧や、その兄で鎌倉幕府を開設し、日本で初めて武家政権を樹立した源頼朝の大鎧。

また、南北朝時代に後醍醐天皇の皇子として戦った護良親王の太刀など、いずれも国宝級の武具・刀剣が展示されています。

それ以外にも弁慶の長刀や、戦国時代に尼子氏再興のために戦った武将山中鹿之助の大太刀など、その所蔵する文化財は物凄い数があります。とりわけ甲冑に関していえば、甲冑の重要文化財、国宝の大半がこの国宝館にあるとされ、歴史好きには最高の展示内容となっています。

また、この戦いの神としての信仰は近現代に入っても続き、太平洋戦争期の連合艦隊司令長官である山本五十六が参拝したり、海上自衛隊の自衛官も参拝する場所としても知られています。

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海事博物館

大山祇神社には国宝館と同じチケットで入れる博物館として海事博物館があります。海事博物館は、昭和天皇の海洋生物研究のために使用された船「葉山丸」を永久保存するために開設された博物館です。

昭和天皇は、生物学者として海洋生物、植物などの研究をなされました。その際、生き物の採取のために使用されたのが葉山丸です。葉山丸は、1934年に建設され、その後1956年まで、海上保安庁の船として海洋生物の採取に使用されました。

そして現在は大山祇神社の海事博物館に展示されています。こちらの、国宝館と同じチケットで見ることが出来ますので、ぜひ一度見てみることをお勧めします。

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 国宝館と海事博物館の利用案内

営業時間:8:30~17:00(入館は16:30まで)

休日:無休

料金 (宝物館と共通):大人 1,000円 、大学・高校 800円 、中学・小学 400円

団体割引有り

所在地:今治市大三島町宮浦3327

TEL:0897-82-0032

FAX:0897-82-0019

駐車場 無(最寄:藤公園市営駐車場・無料50台)

 

日本最古のクスノキがある鎮守の森 

大山祇神社は日本で最も古くから存在する神社として、鎮守の森も雄大なものになっています。ちなみに鎮守の森とは神社の周辺を囲むようにした森のことで、ご神体や本殿、拝殿を囲む形で設けられているものです。

大山祇神社の鎮守の森は38本もの巨大なクスノキ群が存在する神社としてしられ、これらの巨木は天然記念物にも指定されている。また、そのうちのいくつかは歴史が深いもので、樹齢2600年を誇る乎千命御手植の楠は、幹周11.1m、根周り20m、樹高約15.6mもの大きさを誇り、息を止めて3回まわると願いが叶うとの言い伝えがあります。

また、能因法師雨乞いの樟は、樹齢3000年といわれ、日本で最古のクスノキともいわれています。その伝承では1041年の大干ばつの折に、当時の僧侶で歌人でもある能因が大山祇神社で雨ごいを行ったところ3日3晩雨が降り続けたことからこのような名前が付けられました。

さらにもう一つ、河野通有兜掛の楠といわれるクスノキがあり、こちらは1281年の元寇の折に、河野水軍の当主である河野通有が大山祇神社に参篭したときに、自らの兜をかけたことから、こうした名前がついています。

ちなみに河野通有は、元寇における働きで、領地を与えられ、河野氏中興の祖ともいわれる人物。このクスノキは1322年における兵火で枯れていますが、幹の一部が残されています。このように大山祇神社には太古から続く鎮守の森の姿をかいま見ることが出来ます。

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重要文化財の本殿と拝殿など多数

大山祇神社は本殿と拝殿も国の重要文化財に指定されています。本殿は1322年の兵火によって一度消失していますが、現在残されている本殿は、1427年に再建されたものとして、600年近い歴史を誇ります。

また本殿と同じ年に再建された拝殿も国の重要文化財に指定されており、歴史深いたたずまいを見ることが出来ます。

そのほか3基ある宝篋印塔は、一遍上人が来島を記念して1318年に建てられたもので、こちらも国の重要文化財です。このように大山祇神社は鎮守の森の内部にある境内の建物なども見所があります。

 

 まとめ

大山祇神社は大三島の最大の観光スポットとして、数多くの見所があります。多数の国宝や重要文化財に分類される武具や刀剣は、有名武将たちの願いが込められています。

また、大山祇神社を囲む鎮守の森は残されている巨大なクスノキ群からその歴史の古さを感じさせてくれます。大山祇神社の周辺には美術館や道の駅などもあり、さらにはその先にある美術館たちとともにドライブコースの一つとしても楽しめます。

ぜひ、しまなみ海道のうちでも最も見所がある大山祇神社を訪れることをお勧めします。