大井川周辺のおススメ観光スポットと回り方

大井川。全長168 kmの巨大な川と大自然

大井川は、静岡県にある一級河川で、全長168 kmにも及ぶ巨大な川です。静岡県と長野県と山梨県の県境にある南アルプスの間ノ岳を源流にもち、駿河湾へと続く河口付近では、雄大な広さを誇ります。

この大井川は、この地方の歴史や成り立ち、更には現代の観光スポットにも大きな影響を与えている大きな存在なのです。

例えば、島田市の観光スポットとして有名な江戸時代の宿場町島田宿は、江戸時代、大井川に橋がかけることが禁止されていたため、川越制度という独得の制度を生み出しました。

この川越制度とは、川越人足が人を担いで大井川を渡る制度です。この独得の制度の名残も観光スポットとして見ることが出来ます。

また、大井川には大井川沿いを走る鉄道、大井川鐡道が有名です。本物の蒸気機関車SLに乗れることが魅力のほか、子供たちに大人気の機関車トーマスにも乗ることができるのです。

また、大井川沿いの観光スポットとして、有名な存在が寸又狭です。寸又狭は、全長16 kmにも及ぶ大井川の支流で、新緑や紅葉、更には大間ダムにかかっている夢の吊り橋など、多くの観光スポットが登場します。

このように大井川には多数の観光スポットが存在し、春夏秋冬を通して楽しむことができるのです。

大井川

大井川周辺の観光エリアと回り方

大井川は冒頭でご紹介しました通り、全長168 kmにも及ぶ長大なものです。その範囲は源流である長野県や山梨県の県境に近いエリアから、駿河湾に臨む河口付近まで、非常に幅広い領域になります。

そのため観光スポットもいくつかのエリアに区切って回った方がいいでしょう。ここでは全部で4つのエリアとカテゴリに分けてご紹介いたします。

まず初めが島田エリアです。島田エリアは、大井川の河口付近のエリアで、最も川幅が広くなっているエリアです。こちらは冒頭でご紹介した江戸時代の川越制度を残した大井川川越遺跡や、有名な木造の橋、蓬莱橋といった観光スポットが登場します。

また、こちらでは日本一のお茶の生産量を誇る牧之原台地やお茶の郷が登場します。第二のエリアが、寸又狭です。寸又狭は春夏秋冬で美しい景色が楽しめる自然観光スポットで、ダムにかかる夢の吊り橋は、他では見ることが出来ない風景を目の当たりにできます。

第三のエリアが奥大井です。奥大井は、大井川鐡道で行くことができる大井川の上流の部分で、巨大な長島ダムなどの大自然が登場します。

そして最後にご紹介するのが、大井川観光の名物の一つ、大井川鐡道関連の観光スポットです。大井川鉄道は現在、ほとんどその姿を見ることが出来なくなってしまった貴重な蒸気機関車SLに乗ることができる数少ない鉄道です。

また、その沿線上にはいくつかの観光スポットが登場します。

島田エリア

まず初めにご紹介するのが島田市のエリアです。島田市は大井川の西岸に位置する町で、江戸時代には東海道五十三次の宿場町である島田宿と、大井川を渡った先にある金谷宿が置かれました。

その特長はまさに大井川そのものにあると言っても過言ではなく、戦国時代から江戸時代にかけて、大井川には防衛上の観点から橋が一切かけられませんでした。

そのため、太平の世になってもこの大井川を渡るためには、川越人足という専門の担ぎ手に担がれなければわたることが出来ず、大雨などで川が増水した際には、この島田宿と金谷宿で何日間も逗留しなければならなかったのです。また、島田には大井川を神様としてあがめる大井神社があります。

まさに大井川の存在がこの地域の歴史や文化、更には経済にまで様々な影響を与えていたことがわかる観光が特長です。更に、島田には現代の日本で日本一の生産量を誇るお茶畑、牧之原台地があります。

日本にお茶の生産が伝えられたのは臨済宗の開祖、栄西が中国からお茶を持ち帰ってからですが、牧之原台地は明治時代に開墾されたお茶畑です。

またここはかつて不毛の大地だった場所で、その開墾を果たした武士たちのエピソードと共に、観光を楽しめます。

島田市

大井神社

まず初めに島田エリアの観光スポットでご紹介するのが大井神社です。大井神社は、その名前の通り大井川が神さまとして祀られています。

現在でもそうですが、古代から川は人々に恵みをもたらすと同時に災いをもたらす存在として認識されていました。治水や灌漑を行えば水田開発ができ、稲作によって農作物を収穫することができます。

その一方で、台風や大雨の際には川は増水し、決壊などが起こってしまえば大惨事を招くのです。このように大井川は古代からこの地方の人々に神様として尊崇を集めていました。正確な創建は不明ですが、その歴史は非常に古く、865年にその記述が残されています。

この大井神社の見所が、島田市の無形文化財である帯祭りがあることです。「島田の帯祭り」として有名で、江戸時代の元禄8年1695年にはじまりました。現在は3年に1度10月中旬に開催されますが、この日は、屋台や催し物が多数行われ、この地方の名物として楽しめます。

ちなみにこの帯祭りは、日本三大奇祭りとして知られる非常に珍しいお祭りで、文化的にも価値があるとされています。

大井神社

大井神社の利用案内

所在地:〒427-0025 静岡県島田市大井町2316番地
TEL:0547-35-2228

蓬莱橋。大井川にかけられた世界一長い木造橋

島田エリアの観光スポットとして、その代表的な存在の一つが蓬莱橋です。蓬莱橋は、全長897.422メートルもの長さを誇る大井川にかけられた木造の橋で、多くの人が訪れる観光名所です。

1997年に「世界最長の木造歩道橋」としてギネスブックに登録されてからは数多くの観光客が訪れます。大井川は冒頭でもご紹介しました通り、明治時代に入るまで橋は存在しませんでした。

しかし、版籍奉還によって静岡藩の武士たちは家禄を失うと、当時不毛の大地といわれていた牧之原台地の開墾に乗り出したのです。

そのさいに設けられたのが蓬莱橋で、当時の静岡藩知事でもあった徳川家達が、開墾に乗り出すかつての家臣たちを激励するために、牧之原台地を宝の山を意味する「蓬莱山」に例えたことから蓬莱橋と名づけられました。

この蓬莱橋は渡し板は全て木製となっており、歩行者と自転車が通行することができます。通行可能な時間は朝8時30分から夕方17時までで、大人100円、小学生以下10円で通行可能です。

静岡 観光スポット 蓬莱橋

蓬莱橋の利用案内

所在地:島田市南2丁目地先
TEL:無し(島田駅前観光案内所 0547-37-1241まで)
営業時間:8時30分から17時
入場料:大人100円、小学生以下10円

島田宿大井川川越遺跡

島田市と大井川に関わる最大の観光スポットが島田宿大井川川越遺跡です。大井川は戦国時代から江戸時代にかけて、防衛上の観点から一切橋が架けられませんでした。

橋を架けると通行はスムーズになりますが、簡単に敵国の軍勢が侵入してくるためです。そのため太平の世に入った江戸時代においても、旅人や参勤交代の移動は、大井川を川越人足に担いで渡ってもらっていました。

その宿場町が残されているのが、島田宿大井川川越遺跡なのです。東海道には53もの宿場町が置かれましたが、川越人足が置かれたのが、ここ島田宿と大井川をはさんで渡った金谷宿のみです。

また、大井川が大雨などによって増水した際には、わたることは禁じられ、そのさい、宿場町には多くの人であふれかえり、その賑わいは江戸や京にも迫るものとして大変発展しました。

この宿場町遺跡では、当時の街並みが再現されてある他、川越制度ならではの展示、堤防のせき跡、川会所や札場などが残されており、珍しい宿場町の姿を見ることが出来ます。

また宿場町の入り口には、島田市博物館も設けられており、こちらでは「旅と旅人」をメインテーマに、川越制度にいての展示や、島田市の名物である大井神社で行われる帯祭りや、遊女や芸者など花柳界での髪型として一般的になった島田髷の展示も楽しめます。ぜひ大井川ならではの観光スポットとして、訪れてみてはいかがでしょうか。

静岡 観光スポット 島田宿

島田市博物館の利用案内

所在地:〒427-0037/静岡県島田市河原一丁目5番50号
TEL:0547−37−1000
FAX:0547−37−8900
開館時間:午前9時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日) 祭日の翌日 年末年始 臨時休館日
料金:一般300円、中学生以下無料

牧之原台地

島田市の見所の一つがお茶の産地としての観光です。そして日本最大級のお茶の生産量を誇る茶畑が牧之原台地なのです。

日本にお茶の生産が開始され始めたのは、鎌倉時代に栄西が中国からその技術を持ち帰ってからだと言われています。そのため古くからお茶の生産は行われていましたが、牧之原台地は、明治時代に入ってから作られた茶畑なのです。

また、もともとこの台地は不毛の大地として知られており、江戸時代を通じて手つかずの場所でした。その不毛の大地を開墾した人々が、明治時代に入り、自らの家禄を失った静岡藩の武士たちでした。当時版籍奉還といって、一気に武士の身分がなくなり、家禄として、蔵米をもらっていた武士たちは、収入がなくなってしまったのです。

そのため自ら収入を得て家族を養っていくために始めたのが、茶畑の開墾だったのです。しかも当時の牧之原台地は農業生産高が飛躍的に向上した江戸時代ですら手つかずだった土地、大変な苦労の末、茶畑に育て上げました。牧之原台地は現在では一面雄大な茶畑が広がり、みるものを圧倒してくれることでしょう。

この牧之原台地は、また台地というにふさわしく、茶畑以外にも見所があります。それが牧之原公園という小さい公園から見る大井川の雄大な眺めです。牧之原公園にはお茶の生産を伝えた栄西の銅像が建てられている小さい公園で、そこからは眼下に島田市の街並みと雄大な大井川の絶景を間のあたりにすることができます。

牧之原台地

島田市お茶の郷博物館

牧之原台地のもう一つの観光スポットが島田市お茶の郷博物館です。島田市お茶の郷博物館は、広大な茶畑のど真ん中にある緑茶専門の博物館として、さまざまなお茶の展示や多数のお土産などが購入することができます。

お茶の博物館という名前だけあって、そこでは、日本の緑茶にとどまらず、世界中のお茶についての展示や、お茶に関する産業、喫茶の習慣、健康食品としてのお茶についてなど、人間の生活に密着したお茶の魅力が余すところなく知ることができます。

このお茶の郷博物館は、一般的な展示だけの博物館ではなく、実際にお茶を楽しめるお茶体験や、この地方の特産である島田茶や金谷茶、川根茶といったブランドのお茶を飲むことができます。

島田市お茶の郷博物館の構造は、お茶の展示が楽しめる博物館と、お土産が購入できる商業館、日本庭園とお茶室に分類されています。

またレストランもあり、2階のレストランでは富士山の絶景を堪能しながら食事をし、お茶を楽しめます。まさに単なる展示だけではなく、食事やお茶と、景色なども楽しめる一大観光スポットです。

お土産の売店では、日本茶のブランドとして、この地域を代表する島田茶・金谷茶・川根茶を購入することができます。この博物館のもう一つの見所が、日本庭園です。

この日本庭園は茶人として、安土桃山時代から江戸時代にかけて活躍した小堀政一が作ったとされる日本庭園を復元したもので、詫びさびの世界が堪能することができます。ちなみに、小堀政一とは江戸幕府に仕えた茶人で、家康の隠居城として静岡市に残る駿府城や、家康の九男で尾張徳川家の藩祖である義直の居城、名古屋城天守閣の普請などを行った人物として知られています。

また、後陽成天皇の御所の普請なども行い、このお茶の郷博物館で散策できる日本庭園は、後水尾天皇の院御所の庭園をそのまま復元したものです。また日本庭園とセットで見ることができるお茶室も、この小堀政一が手がけたものになります。

静岡 牧之原台地 最大の茶畑

お茶の郷

島田市お茶の郷博物館の利用案内

現在リニューアル中です。

東海道石畳

島田市の観光スポットとして有名な川越遺跡である島田宿。江戸時代の東海道の宿場町として有名ですが、大井川を渡って次の宿場町として登場するのが金谷宿です。

金谷宿は同街道で二十四番目に登場する宿場町として知られ、こちらも島田宿同様、雨季などの増水時においては、川止めとなり、同じように混雑しにぎわったとされています。

そんな金谷宿は牧之原台地の奥にあり、大井川を渡った後は山道を通ることになります。そんな金谷宿へと続く東海道は江戸時代当時、道路が石で整備されており、貴重な石畳を見ることが出来ます。

現代では道路は全てコンクリートで整備されていますが、かつての東海道では石畳が敷かれており、ここでは約400メートルにわたって整備されていました。石畳というと、パリなどのヨーロッパの街並みが連想されるかと思いますが、古い時代から石によって街道が整備されていたのは日本でも同様です。

ただし、それが歴史的な存在として残されているのはほとんど例がありません。日本で石畳が見れる場所は、この金谷宿へと続く東海道以外では、同じ東海道の箱根や菊川宿などで一部見ることができるぐらいです。

中でも、この金谷宿の石畳は、明治時代に復元された本格的なものでその長さは全長430メートルにも及びます。また、この石は大井川から持ってきたとされる石が使用されており、大井川とはそんな関わりもある存在です。

こちらは島田市の指定文化財にも登録されており、牧之原台地からはすぐなので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。

東海道石畳

寸又狭エリア

大井川ゆかりの観光スポットとして、絶対に外すことができない場所が寸又狭です。寸又狭は大井川の上流の方にある支流で、全長16kmの川です。

その周辺には川とダムと山々の大自然が登場する一大観光スポットとして知られ、ハイキングなどを楽しむことが出来ます。また、大自然の山々は新緑の季節や紅葉の季節などさまざまな季節を楽しめるのが特長です。

更にのちにご紹介しますが、大間ダム湖に架かっている夢の吊り橋は、その幻想的な風景から多くの観光客に人気のスポットとして有名です。それでは大井川の大自然を楽しめる寸又狭の観光スポットについてご紹介しましょう。

寸又狭プロムナード

寸又狭には温泉などがありますが、一番の観光スポットは寸又狭プロムナードです。寸又狭プロムナードは、寸又狭を堪能することができるハイキングコースです。

寸又狭は全長16kmの大井川の支流ですが、その周辺には大自然の絶景が登場し、ハイキング中にはさまざまな見所が登場します。

寸又狭プロムナードは、およそ1時間30分ほどで回ることができるハイキングコースで、紅葉や新緑を楽しみながら回ることができます。そしてこのハイキングコースでは最大の見所ともいえる夢の吊り橋が存在します。

寸又狭

夢の吊り橋

夢の吊り橋は、寸又狭プロムナードの最大の見所スポットです。夢の吊り橋は、その名前の由来にもなった通り、夢の世界にも登場しそうな独得の湖の風景からそのように呼ばれるようになりました。

コバルトブルーの湖は、他では見ることが出来ない幻想的な空間を体感することができます。実は、この湖ですが、湖ではなくダムで、大間ダムと呼ばれるダムなのです。呼ばれるようになったスポットです。

なぜコバルトブルーの色になっているかというと、チンダル現象と呼ばれる現象によって、湖に含まれている微粒子が光の関係で拡散し、コバルトブルーに見えるのです。

もともと本来の大間ダムの水の色は透明であったとされ、水底まで見えるほど透き通った湖でしたが、上記のように微粒子が混ざることでこの色に変化したとされています。

この夢の吊り橋は全長90メートルほどの長さで、高さは8メートルもあります。ちなみに吊り橋であることから人数制限が設けられており、一度に渡ることができる人数は10名までです。

眼下にはコバルトブルーの湖面が織り成す幻想的な空間が広がり、まさに夢の中の橋を渡っているかのような錯覚を受けます。この寸又狭プロムナードの最大の見所は、ちょうどハイキングが始まってからおよそ30分から40分ほど歩いた地点で登場するため、休憩がてらに風景を楽しむことができます。

夢の吊り橋

奥大井エリア

大井川の大自然スポットとして存在するのが奥大井です。その名前の通り大井川の更に奥、上流にあるエリアで、上記でご紹介した寸又狭もこの奥大井のエリアに含まれます。

ここでは寸又狭以外の代表的な奥大井の観光スポットを一部ご紹介します。

奥大井湖駅

大井川を走る大井川鐡道は奥大井まで走っています。そんな奥大井の大井川鐡道の駅として代表的な存在が湖上駅です。奥大井の見所でもある長島ダムの建設に伴って、かつての駅がダムに沈んでしまうことがら、新たに設けられた駅がこの奥大井湖駅です。

海抜490メートルのダム湖に突き出た陸地に設けられている駅で、高さ70メートルの場所に作られている駅は、他では決して見ることが出来ない風景を堪能することが出来ます。

また前後を2本の鉄橋で挟まれており、この2本の鉄橋はなんとレインボーブリッジといわれており、お台場に行くためのレインボーブリッジよりはこちらが先に命名されたとされます。

長島ダム

奥大井のエリアを特徴づけている観光スポットが長島ダムです。大井川は古代から水の恵みをもたらすとともに、大雨時の洪水など災害ももたらす存在として知られていました。

そんな大井川の洪水被害を抑えるため、大井川には数々のダムが設けられてきましたが、長島ダムはそんなダムの中においても、唯一の多目的ダムとして知られています。

もともとダムの目的には洪水調節や最近では水力発電などがありますが、長島ダムは、洪水調節、不特定利水、灌漑、上水道供給という複数の目的を果たすためのダムとして作られています。

しかし、奥大井の観光スポットとしてはその雄大な風景が見所であり、上記の奥大井湖上駅と同時にこの地方の大自然が堪能できる見所スポットとなっています。

長島ダム

大井川鐡道の観光

これまでは大井川沿いに関する様々な観光スポットをご紹介してまいりましたが、ここからは大井川には欠かすことができない、大井川鐡道に関する観光スポットをご紹介いたします。

大井川鐡道は、もはやそのものが一大観光スポットといっても過言ではなく、老若男女様々な人から人気となっています。その人気の秘密はさまざまですが、日本で数少ない蒸気機関車に乗ることができる鐡道が大きいでしょう。

今の鉄道はそのほとんどが電車になっていますが、大井川鐡道では、貴重な蒸気機関車がまだ現役で走っている鉄道です。またアニメで有名な機関車トーマスの登場キャラクターが実物大としての乗ることができるのも子供に人気の秘密です。

大井川鐡道はそんな楽しみが味わえる鉄道なのです。また大井川鐡道の魅力はその沿線沿いの列車の旅も大きな楽しみの一つです。雄大な大井川の絶景を目の当たりにしながら、要所要所でさまざまな観光スポットが登場します。

また、機関車トーマスのトーマス号に乗れば、トーマスの仲間たちやあらゆる列車に乗れたり、記念撮影など素敵な旅が味わえるでしょう。新金谷駅では車両整備工場の見学などもできるのです。そんなお楽しみがいっぱいの大井川鐡道の観光についてご紹介します。

新金谷駅。蒸気機関車の整備なども見れる

大井川鐡道の観光スポットとして、蒸気機関車が目の当たりにできる場所が新金谷駅です。新金谷駅は島田市にある大井川鐡道の発着場で、蒸気機関車の実質的な発着場所です。

蒸気機関車は、乗客が乗る貨車と貨車を引っ張る蒸気機関車とに分類されます。そのため現代の電車とは違い、一方向にしか進むことが出来ません。必ず終点の駅で、蒸気機関車と貨車を切り離し、蒸気機関車の方向を変える転車台が必要となるのです。

新金谷駅にはこの転車台があり、蒸気機関車の発着場として、方向転換や車両の整備などを目の当たりにできるのです。ちなみにこの転車台は、1970年に撤去されて以来、40年間設けられず、2010年にふたたび設けられたものなのです。新金谷駅ではそんな貴重な姿を目の当たりにできるのです。

大井川鐡道

プラザロコ。鉄道博物館

新金谷駅でもう一つの見所がプラザロコです。プラザロコの奥にはロコミュージアムといわれる鐡道博物館があり、かつて走っていたSLの数々が展示されています。

また、蒸気機関車だけではなく、それ以外の古い昭和レトロな電車の車両や、昭和20年代から30年代の駅舎を再現した建物や当時の電話ボックス、広告入り鏡など、多数の展示品を目の当たりにすることができます。こちらは新金谷駅の蒸気機関車の設備や転車台などと共に楽しむことができます。

プラザロコ

千頭駅。トーマスフェア

新金谷駅で蒸気機関車に関するさまざまな展示が楽しめるように、もう一つのSLの発着場でもある千頭駅でも見ることが出来ます。また、千頭駅は、トーマス号の終点駅として機関車トーマス関連の列車が多数停車し目の当たりにできる駅としても有名です

時期によってですが、機関車トーマスフェアではトーマス号にジェームス号をはじめ、機関車トーマスのアニメに登場するいたずら貨車やいじわる貨車などの展示もあり、家族で楽しむことができます。

千頭駅

トーマス号に乗ろう

大井川鐡道の魅力の一つに、機関車トーマスを上げましたが、実際にトーマス号に乗ることができます。トーマス号は新金谷駅から千頭駅までの片道37.2kmを乗車することができます。

乗ることができる機関車はトーマス号とジェームス号の2種類で、6月から10月の間に合計180便運行します。1日の便数や運行日時などもあらかじめ決められており、完全予約制です。料金は大人片道3000円、子供片道1500円で、乗車記念グッズなどももらえます。

川根温泉

大井川沿いにある観光スポットの一つとして、大井川鐡道でアクセスできるのが川根温泉です。川根温泉はその名の通り温泉ですが、道の駅として知られ、食事や温泉に天然温泉や道の駅が一緒になった複合施設です。

大井川鐡道の駅では、川根温泉笹間渡駅が最寄り駅となっており徒歩5分で行くことができます。川根温泉では、露天風呂もふくめ11カ所があり、何とお風呂からは蒸気機関車が見ることができます。

SLの通る時間帯と本数はきまっており、12:30と15:30に下りと上り、一本ずつが通ります。その時間に温泉に入れば優雅に温泉につかりながら、蒸気機関車が通るさまを見ることができるでしょう。また、川根温泉には温水プールもついており、温泉スパと共に楽しむことができます。

川根温泉

川根温泉の利用案内

所在地:〒428-0101静岡県島田市川根町笹間渡220
TEL :0547-53-4330
料金:大人510円(風呂)、710円(プール)、共通1020円、小学生300円(風呂)、300円(プール)、共通510円

塩郷駅の吊り橋

大井川鐡道では他では中々見ることができない非常に珍しい風景も見ることができます。それが塩郷駅の吊り橋です。

塩郷駅は大井川鐡道の無人駅ですが、その駅のすぐ横には大井川を通す木造の吊り橋がかかっています。この塩郷駅の吊り橋は、全長220mで、高さ11mを誇る吊り橋で、雄大な大井川を渡ることができます。

吊り橋を渡るためには駅を降りた後道路を渡った先にある山の階段を上がってわたります。ちなみにこの塩郷駅の吊り橋の周辺には観光スポットは特にないため、風景として眺めるだけでも見応えがあります。

塩郷駅吊り橋

まとめ

大井川は、全長168キロメートルもの長い距離の間に、多数の観光スポットが存在します。上流では奥大井の大自然や寸又狭の美しい風景が。

またその川ぞいの雄大な風景は大井川鐡道で楽しむことが出来ます。更に、大井川にはこの周辺一帯のエリアの歴史と文化にも大きな影響を与えました。島田市に残る島田宿川越遺跡では、江戸時代の川越制度によって支えられた貴重な宿場町の姿を見ることが出来ます。

そして、日本最大とされるお茶の産地である牧之原台地や、牧之原台地へと続き大井川を通る蓬莱橋など、その見所は盛りだくさんです。ぜひ、大井川周辺の観光である大自然や独得の文化に触れ見てください。