新居浜の観光コースとおすすめスポット

新居浜市、住友家と別子銅山ゆかりの町

愛媛県の北部、四国の中北部に位置する町、新居浜。瀬戸内海に面した町として、愛媛県で第三位の人口を持つ自治体です。そんな新居浜市の観光と言うと皆さんはどのようなイメージを持たれるでしょうか。新居浜は江戸時代には銅山経営で栄えてきた歴史を持っています。

新居浜市の最大の見所である別子銅山は、1690年、元禄三年に発見されて以来、住友家が経営を行ってきました。その稼働年数はなんと280年にも及び、現代の1973年、昭和48年もの長きにわたり稼働してきました。この間に算出された銅の量はなんと70万トンにも及び、日本の近代化と住友家が巨大財閥への成長する礎として活躍してきたのです。

そんな別子銅山もいまでは貴重な産業遺産として登録され、新居浜市の観光スポットの主力とも言える存在で、「東洋のマチュピチュ」の名前で数多くの観光客が訪れる場所に成長しています。このように新居浜市の観光の特長は、別子銅山を中心とした住友家ゆかりの観光スポットが挙げられます。

また、世界最大級のプラネタリウムを持つ愛媛県総合科学博物館や、村上水軍の祖とも言われる南北朝時代の武将、村上義弘の生誕地である新居大島などが存在します。そんな愛媛県第三位の規模を誇る町、新居浜の観光スポットをご紹介します。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

新居浜を代表する観光スポット、東洋のマチュピチュと言われる別子銅山

新居浜へのアクセス

新居浜市は愛媛県の北東部にあり、隣の四国中央市とともに四国北部の真ん中に位置しています。中心市街地までは松山から松山自動車道を使い、車でおよそ1時間ほどの距離にあります。新居浜の観光スポットは基本的には車での移動なので、車でのアクセスが最適です。特に別子銅山の観光で見ることができる東平記念館は山の奥地にありますので、新居浜市街からも車で50分ほどかかります。

新居浜市はこちらです

マイントピア別子:別子銅山観光。東洋のマチュピチュと言われる産業遺跡

新居浜市の最大の観光スポットは別子銅山です。別子銅山は海抜1000メートル以上の険しい山中に設けられた銅山で、現在はマイントピア別子という名前でテーマーパーク化されています。マイントピア別子は、大きく分けて2つのゾーンから構成されています。第一が山岳鉄道と鉱山観光ができ、道の駅も併設している端出場ゾーン。

第二が東洋のマチュピチュと言われ銅山と銅にまつわるさまざまな遺跡、展示館がある東平ゾーンです。この二つのゾーンをあわせてマイントピア別子といいますが、二つのゾーンは車で40分ほどはなれた場所にあり、シャトルバスか自家用車で移動することになります。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

別子銅山の観光の入口、マイントピア別子

マイントピア別子利用案内

  • 時間:春休み~10月/ 9:00~18:00
  • 11月/ 9:00~17:00
  • 12月~春休み/10:00~17:00
  • 料金:大人1200円、中高生800円、3歳以上600円

端出場ゾーン:山岳鉄道と銅山観光、砂金堀体験などができる

第一にご紹介するスポットが、端出場ゾーンです。端出場ゾーンは実際に別子銅山の鉱山があった場所で、鉱山観光や山岳鉄道を味わうことができる場所です。また道の駅も併設されておりこちらでお土産や温泉、砂金堀体験などもすることができます。この別子銅山端出場ゾーンへは車でアクセスし、山岳鉄道で鉱山に移動するのですが、そこへはドイツハーコート社のトラス橋を渓谷を見ながらわたり、鉱山の入口まで向かいます。ここの渓谷は標高1000メートル以上の独特の風景を見ることができ、見所スポットの一つとなっているのです。鉱山はかつての火薬庫跡を生かした坑道で江戸時代から続く別子銅山の様子を見学することができます。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

端出場ゾーンの入口でもある道の駅、マイントピア別子

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雄大な渓谷も見所の一つ。

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銅山観光の入口です。

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当時の採掘状況を再現。

端出場ゾーンの詳しい記事はこちらもどうぞ

東平ゾーン:東洋のマチュピチュと言われる鉱山貯蔵庫

お次にご紹介するのが、東洋のマチュピチュの名前で有名な別子銅山の東平ゾーンです。こちらは先にご紹介した端出場ゾーンから車で約40分ほどの場所にあり、更に険しい山道を登って行きます。この東平地区は、1916年から1930年までの間に、別子銅山の採掘本部が置かれていた場所で、実はここで働く人たちが5000名近くも家族と住み、家や小中学校まであったとされる場所です。

この東平ゾーンで最大の見所と言われるのが「東洋のマチュピチュ」を連想させる貯蔵庫と索道基地跡ですが、この広大な東平ゾーンでは他にもマイン工房や、東平歴史資料館、変電所跡地など、さまざまな見所があります。この場所は標高750メートルほどの高地にあり、山のなかに巨大な広場と施設が登場することから、異郷に紛れ込んだ感じを受けます。高地から見る大自然とその中に佇む巨大な歴史的建造物の織り成す風景はまさに絶景と言えるでしょう。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

別子銅山観光と新居浜の観光を象徴するスポットです。

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かつての銅山貯蔵場所が山岳地帯の景色と合わせて、まさに東洋のマチュピチュの雰囲気を出しています。

東洋のマチュピチュについてはこちらの詳しい記事もどうぞ

東平歴史記念館:美しい銅の製品の数々が展示

この東平ゾーンでもう一つの見所が東平記念館です。この東平記念館では、別子銅山で採掘された銅をつかったさまざまな製品が展示されています。銅は現代でも多くの製品に使用されていますが、この東平歴史資料館では、黄金に輝く銅のコップや鍋、やかんといった食器類が展示されています。また東平ゾーンでは、従業員とその家族あわせて5000名近くが暮らしていた場所でもあり、この地での暮らしの状況を撮影した当時の写真や、模型なども展示されています。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

東洋のマチュピチュで見られるもう一つのスポット、東平記念館です。

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美しい銅製品の数々や当時の暮らしぶりもしれます。

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日本の近代化を支えた貴重な資源を見れます。

別子銅山記念館:住友家と別子銅山の歴史がわかる

これまでご紹介してきたように、この新居浜の地において、別子銅山は280年近くもの間、銅を採掘し、日本の近代化の一助となってきました。こうした別子銅山の歴史を知れるもう一つのスポットが別子銅山記念館です。別子銅山記念館は住友グループが運営する資料館で、別子銅山の歴史だけではなく住友家の歴史もわかる展示がなされています。

館内では実際の鉱石や模型などが用いられて展示されており、別子銅山そのものを体験できるマイントピア別子とあわせて訪れるといいかもしれません。また外の広場には実際に明治時代に使用されていた鉱山鉄道の蒸気機関車の列車が展示されており、見応があります。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

別子銅山の歴史が分かるスポットです。

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当時の銅山鉄道も展示してあります。

別子銅山記念館の利用案内

  • 時間:9時から16時
  • 休館日:月曜日、祝日(日曜日と重なる場合は開館)、年末年始
  • 料金:無料

新居浜市広瀬歴史記念館:隠れた名所。初代住友総理人の邸宅跡

これまでは別子銅山関連の観光スポットをご紹介してきましたが、もう一つ新居浜には訪れておきたい観光スポットがあります。それが広瀬歴史記念館です。広瀬歴史記念館は、別子銅山の総支配人であり、さらには住友家の初代総理人ともなった広瀬宰平の邸宅跡を中心に築かれた歴史記念館です。

この記念館は、大きく分類すると広瀬宰平の邸宅跡と、歴史記念館の二つに分類されています。もともと年間数千人ほどの利用しかありませんでしたが邸宅である旧広瀬邸が国の重要文化財に登録されると、1万数千人もの人が毎年訪れる、新居浜市の名所となっています。特にこの旧広瀬邸は、とても美しい作りで、庭園なども見所の一つです。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

新居浜の隠れた名スポット。新居浜市広瀬歴史記念館です。

旧広瀬邸:国の重要文化財にも登録された名所

旧広瀬邸は初代住友総理人となった広瀬宰平の住んでいた場所がそのまま残る場所です。周囲を樹木に囲まれた日本家屋はとても美しく、居間から見る日本庭園も、ほかではなかなか見ることができない日本建築ならではの風景を見せてくれます。また旧広瀬邸は、同時に日本茶の生産も行っていたとのことで、茶の生産設備や商家としての作りも垣間見れる場所です。国の重要文化財にも指定されていますが、同時に愛媛県の指定名勝にもなっており、味わい深い美しさがあります。こちらの旧広瀬邸は、新居浜観光の隠れた名所としてオススメです。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

美しい日本家屋と日本庭園が見所です。

広瀬歴史記念館:巨大な池と美しい記念館

もう一つは、旧広瀬邸から歩いて数分の場所にある広瀬歴史記念館です。この広瀬歴史記念館では、広瀬宰平の軌跡や住友家と日本の近代化についての資料が多数展示してあり、別子銅山から住友総理人にまで出頭した広瀬宰平の活躍がわかります。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

記念館も楽しめます。

新居浜市広瀬歴史記念館の利用案内

  • 時間:9時30分から17時30分(受付時間は17時00分まで)
  • 料金:一般520円、中学生以下無料
  • 休館日: 月曜日、国民の祝日の翌日(日曜日を除く)、12月29日から1月3日まで

※展示替え等による臨時休館の場合があります。

広瀬歴史記念館についてはこちらの記事もどうぞ

愛媛県総合科学博物館:世界最大級のプラネタリウム

新居浜市には、歴史観光スポット以外にも、さまざまな観光スポットがあります。そのうちの代表的な存在が愛媛県総合科学博物館です。有名建築家であった黒川紀章氏設計による建物で、自然館、科学技術館、産業館の3つから構成されています。この愛媛県総合科学技術館の最大のみどころは、世界最大級のプラネタリウムがある点です。厳密に言うと、名古屋市科学館に大きさで抜かれてしまったため世界第2位。その大きさは直径30メートルにも及ぶ規模を誇っており、雄大なプラネタリウムを体験することができます。

新居浜 観光 おすすめコース スポット

世界第2位のプラネタリウムが楽しめます。出展:Wikipedia

愛媛県総合科学博物館の利用案内

  • 時間:9時から17時30分
  • 閉館日:月曜(ただし第一月曜は開館し翌日休館)、年末年始、その他臨時休館日などあり
  • 入場料:常設展示室、高校生以上500円、小中学生無料
  • プラネタリウム:高校生以上500円、小中学生250円

新居大島:村上水軍発祥の地

新居浜市は別子銅山などの山あいから、瀬戸内海に面した海の土地という面も持っています。特に瀬戸内海は戦国時代まで水軍の根拠地として知られており、伊予の国も河野水軍などが有名です。この新居浜市では、そんな瀬戸内海の水軍の代表とも言える村上水軍発祥の地が存在するのです。それが新居大島と言われるフェリーで渡れる島なのです。新居大島は村上水軍の祖ともされる村上義弘の生誕地とされ、当時築城された大島城の城跡が残されているのです。村上水軍は瀬戸内海の島々、能島、来島、因島といった島々を根城に、戦国時代には瀬戸内海から九州まで覇を唱え強大な勢力を誇ったのです。そんな村上水軍の発祥の地が新居浜に残されているのです。

マリンパーク新居浜:キャンプや遊泳、海のレジャーが楽しめる

新居浜の海際の観光スポットとしてもうひとつ、マリンパーク新居浜が挙げられます。マリンパーク新居浜は海のレジャーが大集結した一大スポットでその規模は四国最大級と言われるほど。遊泳できるビーチから、キャンプ場、シーフードレストラン、多目的グランドなどあらゆる施設が揃う場所です。

まとめ 産業観光と海の楽しみ

新居浜の観光は別子銅山と住友家に代表される産業遺跡の町としての顔と、水軍発祥の地やビーチ沿いの観光スポットとしての顔を持つ都市です。特に東洋のマチュピチュと言われる別子銅山の東平ゾーンは一見の価値ありのスポットと言えるでしょう。是非新居浜を訪れ、日本の近代化を支えた銅山経営の歴史と文化を堪能してみてはいかがでしょうか。

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