江戸の宿場町をそのまま体験!塩尻市の一大スポット奈良井宿

1キロにわたって続く中山道の宿場町

かつて江戸を拠点として整備された五街道。東海道、日光街道、奥州街道、中山道、甲州街道。その多くが江戸までの参勤交代を行なうために江戸幕府が整備した街道です。その要所々には、宿泊することができる宿場町が設けられ、当時は多くの旅人が宿に泊まりにぎわいを見せていました。

宿場町には当時の旅人を泊める宿屋ともいえる旅籠などが多数存在し、食事から旅人の世話まで行われるなど当時の街道を支える重要なスポットと言えます。こうした宿場町は、明治時代に入り鉄道などの普及によってその多くが衰退していきました。

ましてや自動車が当たり前の現代では、移動する時間も徒歩に比べて格段に早くなったため、わざわざ宿に泊まる必要もなくなり、こうした街道沿いの宿場町はほとんど姿を消しているのが現状です。しかしここ、長野県塩尻市には、そんな江戸時代の宿場町がそのまま残されたスポットが存在するんです。

奈良井宿と呼ばれる中山道34番目の宿場町がまさにそのスポット。中山道を通って木曽に抜ける木曽路には11もの宿場町が存在しましたが、奈良井宿はその11のうちの2番目の宿場町として栄えた場所。本日はかつて江戸時代そのままの「奈良井千軒」と言われた宿場町奈良井宿をご紹介します。

奈良井宿

奈良井宿

いざ、奈良井宿へ

アクセス

奈良井宿は長野県塩尻市にあり、車でのアクセスが一番最適です。塩尻インターから車で35分程の場所にあり、カンデオホテオルズ茅野がある諏訪インターから塩尻インターまでは車でわずか17分の距離。トータル50分ほどで行けてしまいます。

奈良井宿はこちらです。

江戸時代をそのまま体験、奈良井宿

奈良井宿の最大の見どころは、何と言っても日本最長の宿場町と言われる江戸時代さながらの街並みそのものです。かつては奈良井千軒とも言われるほどにぎわいを見せ、409軒の家屋と本陣1件、脇本陣1件、旅籠5軒という一大宿場町を構成し、人口は2155人もいたと言われている宿場町。

この○○千軒という表現は他の地域でも使用され、江戸時代やそれ以前の時代から、街でにぎわう一大スポットのことを○○千軒といってきました。奈良井宿はその千軒という表現にふさわしいほどの大きさで、その町を大きく分類すると上町、中町、下町の3つの街区で構成されています。

1キロにも及ぶ街並みを歩くだけで江戸時代をそのまま体感することができますし、現在も重要伝統的建造物群保存地区として、当時の町並みがそのまま残されている大変珍しいスポットです。長野県の超おススメスポットの一つとも言えるでしょう。ちなみにカンデオホテルズ茅野からも車で約1時間程度でついてしまう距離にあり、ドライブに最適な観光スポットです。

奈良井宿3

江戸の宿場町がそのまま残っています

奈良井宿

長い街道がそのまま残されているとは

日本有数の大きさ、こんなに高い木曽の大橋

奈良井宿のもう一つの見所は、懐かしい伝統の宿場町だけではありません。奈良井宿の入口に控える、木曽の大橋も見ごたえ満点です。実はここ、木曽の大橋は、商業施設がない道の駅としても知られており、ここに車を止めて奈良井宿に入っていくのが定番となっています。

橋自体も有名な作りで、美しい総檜造りの太鼓橋として雄大な橋を体感することができます。特に橋脚を持たない橋としては日本でも類を見ないほどの大きさ。また、太鼓橋という通り橋の一番中央が山状になっていることから、そこから見わたす景色は雄大そのもの。

今ではこうした橋はほとんど日本には存在しないので、ある意味奈良井宿に入る前に貴重な体験ができますね。ここ奈良井宿のおすすめスポットの一つです。ちなみに今回は昼間に行きましたが、ここ木曽の大橋は4月から11月の間は夜間ライトアップされ幻想的な景色としても有名です。

奈良井宿

橋のてっぺんが高くなっているのが特長

奈良井宿

橋の上から。360度見渡す限り山、山、山で山脈の迫力に圧倒されているなかで、さらに一際目立ってます。

奈良井宿

橋の全景です。おおお、すごい「しなってる」のが分かります。存在感はんぱありません。

 歴史的遺物に宿場ならではの食も

ここ奈良井宿は他にも見所や楽しみどころは満載です。1キロに渡る宿場町自体が見所の宝庫なんですが、一つ一つにピックアップしても見ごたえだらけ。そのうちのいくつかをご紹介すると、鍵の手」と呼ばれるクランク型の道なんかはあの連続テレビ小説「おひさま」のロケ地にもなったとか。

宿場町への敵の侵入を防ぐためにわざとクランク型にしてあるとか。また、宿場町の通行人たちの喉を癒してきて水場などは、当時の江戸の旅人をしのぶことができますね。奈良井宿は、街道沿いに建物だけではなくさまざまな歴史的スポットがさりげなく残っています。

もちろん、こうした歴史的スポット以外の食も楽しめます。手作り蕎麦や手作りの五平餅などは、当時の宿場町ならでは食も合わせて堪能してみてはいかがでしょうか。

奈良井宿

NHKどらまおひさまのロケ地にも

奈良井宿

昔ながらの美しい宿場町ですね

奈良井宿

見所の一つ水場です

奈良井宿

お店も風情があっていいですね

奈良井宿

まさに江戸そのもの

奈良井宿

なんという長い宿場でしょうか

奈良井宿

途中にある「鍵の手」と呼ばれるクランク型の道なんですが、道の屈曲を作って敵の直進と見通しを防いでいたそうです!

奈良井宿

シズル感が半端ありません

奈良井宿

奈良井宿は食も楽しめます。

奈良井宿

散策の後のお茶はたまりませんね

奈良井宿

通称「木曽漆器」のコーヒーカップです。旨い!

奈良井宿

五平餅がうますぎる

まとめ

今日本中で昔ながらの町並みが残っている場所は非常に貴重です。萩の城下町や川越の城下町、金沢の城下町など、本格的にかなりの規模として残っているスポットは限定されてしまいます。そんな中、奈良井宿はそうした現存する古い町並みの中でも、宿場町という大変珍しい部類に属します。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。江戸時代にタイムスリップしたような錯覚を覚えること間違いなしの、大変貴重な体験ができると思います。