松山城。見所と観光スポットを大解剖

松山城。ロープウェイから庭園まで見所満載

松山城は道後温泉と共に、愛媛県松山市の観光の象徴として代表的な存在です。

松山の中心である大街道の入口にあるこのお城は、ミシュランガイドでも二つ星を獲得した観光スポットとして、毎年多くの人が訪れる一大スポットです。日本全国には江戸時代や戦国時代、もしくはそれ以前の時代のお城が数多く残されていますが、その多くが一部しか残されていないケースが多いです。

しかし松山城はほぼ全ての全区画が残されており、観光スポットとして整備されているのです。例えば、天守閣の他、本丸、二の丸、三の丸と城を構成するほとんどの部分がそのまま残されており、21棟もの建物が重要文化財として残されています。

これは京都の二条城に次ぐ多さです。またその周辺には商店街やそのほかの観光スポットが数多く残されており、周辺一帯とセットで観光することが可能です。本日は、日本の三大平山城の一つである松山城の観光を徹底的にご紹介します。

松山城

江戸時代初期からそのまま残る城、松山城とは

松山城は江戸時代初期から多くの建造物が残る大変珍しい城の一つです。もともとその創建を始めたのは、賤ヶ岳七本槍の一人でも有名な戦国武将、加藤嘉明が関ヶ原の軍功で伊予松山20万石を受領した際に、その居城として建築を始めました。ちなみに現在でも多くの人から呼ばれている松山という地名は、加藤嘉明が命名したことから始まります。

しかし松山の名付け親でもあり、松山城の創健者でもある加藤嘉明は、会津に転封されその後改易されます。加藤嘉明のあとに入ってきたのが、高名な蒲生氏郷の孫、蒲生忠知ですが、病死した際に後継がおらず、断絶。その後幕府の一門として松平定行が松山藩主になり、幕末まで続きます。

松山城

賤ヶ岳の七本槍加藤嘉明が松山と命名、創建を開始する

松山城の全体図。三つのエリア

松山城は、その大きさは巨大で、本丸のほか、二ノ丸、三の丸がそのまま現存している珍しいお城です。下記がその全体図ですが、天守閣がある本丸だけではなく、二ノ丸の史跡庭園、三の丸の堀之内地区と3つの観光エリアに分類することができます。

また、本丸へのアクセスは歩いていくこともできますが、便利なロープウェイがあるため、ロープウェイ乗り場とその周辺も観光スポットとして楽しめます。

松山城

平地に政庁、山頂には本丸、二の丸、三の丸の区画がある、壮大な平山城

松山城観光の回り方と見所

松山城の観光は、三つのエリア、本丸エリア、二ノ丸史跡庭園エリア、三の丸堀之内地区と分かれており、それぞれ分けて回ることをおススメします。全てを歩いて回ろうとするとかなりの時間を要するのと、見所がそれぞれ違うためです。

これから詳しくご紹介しますが、本丸エリアの観光の見所は、まさに城そのものです。巨大な天守閣から二十一もの重要文化財と、城の巨大な構造や歴史ロマンが楽しめます。一方二ノ丸史跡庭園のエリアの見所は貴重な大名庭園です。一方、三の丸の堀之内地区では、公園と美術館が中心です。

松山城本丸エリア。天守閣と21の重要文化財

最初にご紹介するのが松山城の本丸エリアです。松山城は日本三大平山城にある通り、本丸が勝山、もしくは城山といわれる山の上に築かれています。この勝山は標高132メートルの高さにあり、天守閣をはじめ江戸時代からの城郭構造がそのまま残されています。

ゴールである天守閣は博物館として内部にも入ることが可能で、本丸や天守閣からの眺めは松山市街を一望することができます。それではここでの見所をご紹介しましょう。

大天守。現存12天守の一つ

松山城の最大の見所にして、その象徴ともいえる存在が、大天守です。この松山城大天守は日本に現存する12天守のなかの一つであり、重要文化財にも登録されているものです。

また、日本における最後の天守建築ともいわれ、その雄大で豪壮なつくりは、安土桃山様式の天守閣として見応えがあります。もともとこの天守閣は江戸時代の初期に建てられましたが、当時はいわゆる設計ミスのような三重の天守台の上に五重の天守閣が建てられていたこともあり、1642年に改修されました。

その後、江戸時代中頃に落雷などで焼失してしまったため、現在の天守閣は1852年の江戸時代末期に再建されたものなのです。

高さ20メートル、天守台は8.3メートルもの大きさを誇り、連立式の天守として、当時の一級の建築材料が使用されています。その豪壮な姿は、昼間は町のシンボルとして、夜にはライトアップされ、幻想的な光景を醸し出しています。

松山城

いよいよ大天守が

博物館としての魅力。加藤嘉明の甲冑も

この松山城大天守は、内部は博物館として展示がされており、実際に中にはいって最上階まで行くことが出来ます。天守閣の内部では、戦国時代から江戸時代にかけての刀剣や甲冑などが展示されており、松山藩藩主であった松平定行の甲冑や、更には一番初めに松山藩藩主となり、松山城の築城を行った武将、加藤嘉明の甲冑も展示されています。

特に加藤嘉明は戦国時代生き残りの武将として知られ、柴田勝家と豊臣秀吉が戦った賤ヶ岳の戦いでは七本槍に数えられるほどの武将でした。

松山城

加藤嘉明の甲冑です

松山城

こちらは松平定行の甲冑です

松山城

多くの槍や刀剣も

景観・絶景スポットとしての魅力

松山城天守閣は景観、絶景スポットとしても楽しめます。松山城天守閣からみる眺めは松山市街を一望することができ、美しい景色を楽しむことが出きます。一方、松山城天守閣は夜になるとライトアップされることから、景観スポットとしても楽しめます。

松山城

本丸からの城郭の形式は最高です

松山城

重要文化財の城郭建築が残る

天守閣に向かう途中の本丸には、多数の城郭建築が登場します。冒頭でもご紹介した通り、松山城は21もの重要文化財が残るお城として、二条城に次ぐ豊富さです。

そこでは緻密に設計された城郭建築のほか、敵の浸入を防ぎ、撃退する仕掛けがいたるところに設けられています。また、雄大で豪壮な城郭の姿は、他では決して見ることが出来ません。ここではその重要文化財の代表的な存在をご紹介しましょう。

戸無門

戸無門は慶長年間、この松山城が作られた当初から戸が無い門として戸無門といわれています。この戸無門の前にある通路は、戸無門と乾門に敵が分散させるような構造になっていると言われています。

松山城

戸無門です

隠門と続櫓

松山城は多数の門が設けられており、その門には櫓という攻撃してくる建築物がついたものがあります。隠門と続櫓もそんな敵を撃退する構造物で、こちらも築城当時の姿を見ることができます。

松山城

こちらも重要文化財です

松山城

侵入した敵を撃退する仕掛けが

松山城

戦国時代の計算し抜かれた城郭です

櫓や塀など築城当時の姿が残る

そのほか、乾櫓や野原櫓、塀など築城当時のまま残されている多数の重要文化財が登場し、江戸時代や戦国時代さながらの城をそのまま体感することが出来ます。

松山城

天守閣は博物館に

松山城ロープウェイとリフト。本丸エリアにアクセスするおススメ手段

松山城本丸は、江戸時代の平山城がそのまま残されているため、歩いて登るにはかなり大変です。そのためおススメなのがロープウェイとリフトでのアクセスです。

このロープウェイとリフト乗り場は、ロープウェイ商店街の奥にあります。この松山城ロープウェイは全長327メートルで乗車時間はわずか3分ほどで、本丸エリアの入り口付近まで行くことができます。

松山城 ケーブルカー

行きはケーブルカーで行きました

松山城天守閣とロープウェイの料金

松山城天守閣:大人510円、小人150円

松山城ロープウェイ:往復 大人510円、小人260円、片道 大人270円、小人130円

天守閣&ロープウェイセット:大人1020円、小人410円

二ノ丸庭園エリア

松山城の見所エリアのもう一つが二ノ丸庭園エリアです。二ノ丸エリアは、松山城の二ノ丸で藩主の屋敷があった場所です。

またここでは藩の政務を行う庁舎があった場所で、江戸時代には実質的にこの場所で藩士たちは活動していたのかもしれません。この二ノ丸庭園は恋人の聖地にも認定されているうつくしい大名庭園が特長で、見所が盛りだくさんです。

美しい大名庭園

二ノ丸庭園の見所は美しい大名庭園が見所です。この二ノ丸庭園が作られたのは、二代目の松山藩主として赴任してきた蒲生氏の時代といわれており、明治時代に火災によって焼失してしまいましたが、その後昭和59年に再建されました。修復作業によってその美しい日本庭園が表現されています。

また先にご紹介した通り、この場所は藩主の住居である奥と政務をつかさどる表があった場所で、表御殿跡は、北半分の草花が生い茂る場所「柑橘・草花園」として公開され、奥御殿跡は、水と砂利と芝生による「海水園」として見ることができます。

二ノ丸庭園

巨大な井戸の遺構

この二ノ丸は実質的に政務や暮らしをつかさどる場所であったため、火災などの対策が取られていました。それが巨大な井戸です。ここでは他では見ることができなかった巨大な大井戸遺構が残されており、防火用水として使用されていたのです。

この巨大井戸の大きさは、東西18メートル、南北13メートル、深さ9メートルという大きさで他では見ることができない雄大さがつたわります。

多聞櫓と城郭も見応えあり

二ノ丸庭園は、現在は庭園とはいえ、もともとは二ノ丸として城の防衛をつかさどる機能を持っていました。その城郭としての見応えもあります。ここでは多聞櫓と言われる戦国時代から登場した櫓構造や巨大な石垣など、戦国時代さながらの雰囲気が味わえます。

二ノ丸庭園へのアクセスと利用案内

松山城二の丸庭園は、松山城本丸エリアからも歩いていくことが出来ますが、大街道商店街からも歩いて10分ほどで行くことが出来ます。本丸とは別に訪れることもできます。
利用料金:大人200円、小人100円

堀之内三の丸エリア

最後に松山城の観光エリアの第三のエリアが三の丸であった堀之内地区です。この堀之内地区は広い芝生の公園になっており、スポーツやレクリエーション、美術館などを楽しむことができます。

愛媛県美術館では、モネ、セザンヌなどの世界的に有名な画家の作品や、地元松山の芸術家の作品などを中心に展示をしており、現在では約11,900点を収蔵しているのです。

アクセス

松山城へのアクセスは市内電車が一番便利です。JR松山駅からは道後温泉行きで大街道駅下車で約10分ほど、有名な温泉街である道後温泉からも大街道駅までは約10分ほどでいくことができます。もちろん自動車でのアクセスも可能で駐車場もロープウェー乗り場のすぐ近くに完備しています。温泉街などのほかの松山の観光スポットともに是非一度、日本有数の平山城、松山城を訪れてみてはいかがでしょうか。是非、松山のホテルではカンデオホテルズ松山大街道をご利用ください。松山城も目の前です。

松山城はこちらです

まとめ

松山城は道後温泉と共にミシュランガイドにも掲載された松山を代表する一大観光スポットです。更に日本三大平山城の一つとして、現存十二天守の一つ、21もの重要文化財など、本丸では盛りだくさんの観光が楽しめます。

更に、藩主の住居や政庁があった日本庭園としても楽しめる史跡二ノ丸庭園や愛媛県美術館がある三の丸の堀之内エリアなど、その観光スポットとしての魅力は盛りだくさんです。是非松山城を巡ってみてはいかがでしょうか。

予約バナー松山大街道

松山の観光をもっと楽しむにはこちらの回り方の記事もどうぞ

愛媛県の観光をもっと楽しむにはこちらの回り方の記事もどうぞ