松山のドライブ観光コース

車でしかまわれない松山のドライブ観光コースとは

道後温泉松山城など豊富な観光資源が存在する松山。松山城がある大街道周辺から、道後温泉駅、さらにはショッピングで賑わう松山市駅周辺など、観光スポットが集中するこれらの地域は比較的近い距離にあり、移動もスムーズです。

とりわけ市内観光の移動で重宝するのが路面電車ですが、松山の観光スポットは中心市街地以外にも多数存在するのです。本日はそんな松山の一歩進んだ奥深い観光スポットを車でまわるドライブ観光コースとしてご紹介してみたいと思います。そこでは路面電車や徒歩で回るのとは一風変わった観光スポットや、家族で楽しめるレジャースポットなど、歴史や文化、体験、景色といった価値あるスポットが存在するのです。

今回はそんな松山郊外のドライブ観光スポットを3つの地域に区切ってご紹介します。第一が海際のスポットである北西部。こちらは海岸沿いにあるレトロなスポットや、伝統工芸の伊予絣などのスポットがあり、景色や体験を味わうことができます。

第二が、中南部。この中南部では南部の砥部町周辺に行く途中にあるスポットで、俳句ゆかりの神社や、正岡子規ゆかりの野球場などが登場します。そして第三が、南部の砥部方面。砥部町は松山市の隣にありますが、有名な砥部動物園や、えひめ子供の国など家族で楽しめるスポットや、砥部焼の体験や見学などができる炎の里があります。いずれのスポットも、電車やバスで回るのには大変で車を使ってドライブがてらに楽しめるスポットなのです。

松山 観光 ドライブコース

松山のドライブコースその①:北西部で見れる海の景観スポットなど

第一にご紹介する松山のドライブコースは、北西部を中心にした景観スポットなどです。松山はご存知のとおり、瀬戸内海に面しており、九州へ渡るフェリーなども運行しています。

こうした北西部の海際のスポットでは、景観スポットやレトロ感あふれる港町などが残されているのです。また海岸沿いに向かう途中では松山の伝統工芸、伊予絣を体験できる観光スポットもあります。

民芸伊予かすり会館:松山の伝統工芸を体験

北西部のドライブでまずはじめに訪れる場所が、民芸伊予かすり会館です。民芸伊予かすり会館は、日本三大絣の一つとされ、かつて洋服が一般的になる前の大正時代までは、松山は絣の生産量が日本一を誇ったと言われています。

その生産量は日本全体の約半分を占め、圧倒的な市場シェアを誇りました。この伊予絣は、鍵谷カナが独力で織出した製法で、明治から大正にかけて松山の主力産業となったほどです。その後洋服が主流になるにつれ絣は使用されなくなり、時代の流れとともに減少しましたが、現在では国の登録有形文化財となっています。

この民芸伊予かすり会館では、伝統工芸である伊予かすりの実物を購入することが出来るだけではなく、その製造現場を見学したり、藍染めの体験などもできるのです。

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民芸伊予かすり会館の概要

  • 開館時間/午前8時10分~午後4時50分
  • 年中無休(12/31・1/1は午後3時まで)
  • 見学所要時間/40分
  • 駐車場/大型バス20台駐車可・普通車50台駐車可
  • 料金:大人100円、小中高生50円

三津の渡し:レトロ感満載の風景、500年続く渡し舟

お次にご紹介するのが、三津浜地区の三津の渡しと言われる渡し舟です。三津浜は昭和レトロ感満載の港町で、ここでは500年続く渡し舟を見ることができます。

もともとこの三津の渡しのはじまりは、室町時代にこの地に城を築いていた河野水軍の武将、河野通春が物資を運ぶために始めたのがきっかけと言われています。

その後、松山は豊臣秀吉の傘下に入ったり、江戸時代には松山藩がおかれましたが、この三津の渡しは水軍の根拠地として使用され続け、明治時代まで続くのです。そんな水軍から発祥した渡し舟は毎日運行しており、無料で行き来することができます。

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太山寺:国宝の本堂に重要文化財多数

四国のお寺はそのほとんどが弘法大師空海ゆかりの四国八十八箇所霊場ですが、太山寺はその五十二番目のお寺です。非常に古いお寺でそのはじまりは飛鳥時代の用明2年、586年頃とも言われています。その後、伊予の国主である河野氏によって保護され、江戸時代には初代松山藩主加藤義明の庇護を受けて栄えます。

見所とされるのは国宝にも指定されている本堂を始め、重要文化財でもある二王門など、多くの建造物が歴史的にも文化的にも非常に古く価値があるとされています。この太山寺も北西部の見所スポットの一つと言えるでしょう。

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松山のドライブコースその②:中南部で見れる俳句ゆかりのスポット

お次にご紹介するのが松山のドライブコースの中南部です。この中南部のスポットは松山の中心市街地からも20分ほどで行くことができる場所で、砥部町などとの中間にあたります。

この中南部の松山ドライブコースの特長は、正岡子規ゆかりのスポットや、松山出身の文化人の記念館、さらには四国八十八箇所霊場のお寺といった見所スポットが存在します。こちらの中南部の松山ドライブコースは、好みに応じて選択し訪れてみてもいいでしょう。

松山市野球歴史資料館 「の・ボールミュージアム」

松山郊外にあり、車で行くことができる第一のスポットが、松山市野球歴史資料館 の・ボールミュージアムです。ここは松山と野球、そして正岡子規に関する展示を行っている資料館で、松山球場の1階に設置されてあります。

正岡子規は明治初期に日本に伝わったベースボールの用語を数多く作った人物として知られます。例えば投手や捕手といった用語は正岡子規が作り出したもの。自らも肺結核の身ながら野球が大好きで、行っていたといいます。そんな正岡子規がもたらした野球文化と松山の野球の歴史を見ることができます。

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松山市野球歴史資料館 の・ボールミュージアムの概要

  • 時間:9時~17時
  • 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)/年末年始(12/29~1/3)
  • 駐車場:無料 600台
  • 料金:無料

椿神社-伊豫豆比古命神社:俳句の句碑が多数

正岡子規ゆかりのスポットとしてもう一つ挙げられるのが伊豫豆比古命神社、通称椿神社です。この伊豫豆比古命神社は商売繁盛の神様として知られる神社で、毎年旧暦正月の三日間では数十万人の参拝者が訪れる神社でもあるのです。

またその名前のとおり境内には多数の椿が咲き乱れており、俳句の句碑とともに見とれる場所でもあります。

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伊丹十三記念館

松山はさまざまな著名人の出身地として有名ですが、昭和の俳優として有名であった伊丹十三の出身地としても有名です。伊丹十三は映画俳優としてだけではなく、映画監督やエッセイストとしても活躍した人物で、現代の広告などにも大きな関わりを持った人物です。

その伊丹十三の作品や歴史が余すところなく見れる場所がこの伊丹十三記念館です。一般的に映画監督や俳優としての活躍が有名ですが、もともとグラフィックデザインやコピーライトなども手がける程の多才ぶりがこの記念館でわかるのです。また、入口には伊丹十三の愛車、ベントレー・コンチネンタルがあり見ることができます。

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伊丹十三記念館の概要

  • 開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
  • 休館日 毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日)
  • ※年末年始及び保守点検日は休館
  • 入場料:大人=800円 高・大学生=500円 中学生以下=無料

浄土寺と西林寺

この中南部には弘法大師ゆかりの四国八十八箇所霊場が2箇所あります。そのうちの第一が浄土寺です。浄土寺は四国八十八箇所霊場における第49番札所で、空海が伽藍を再興したと言われています。

一方、西林寺は四国八十八箇所霊場における第48番目札所で行基が開基です。この二つのお寺はお遍路さん的にも続いて回るスポットで、一緒に見学するといいでしょう。

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松山のドライブコースその③:南部、家族で楽しめるレジャーと伝統工芸

松山のドライブコースで最もオススメのスポットが砥部町方面の観光スポットです。砥部町は松山市の隣に位置する町ですが、こちらの地域は家族で楽しめる砥部動物園や、えひめこどもの城といったレジャースポットがあります。

また、砥部町は砥部焼で有名な場所で、砥部焼を体験したり見学できる砥部焼観光センター炎の里などがあります。この砥部焼観光センター炎の里では、実際にお土産として購入出来るだけではなく絵付け体験などもできる場所として有名。

レジャーと伝統工芸が楽しめる場所としてオススメです。また、この南部にも四国八十八箇所霊場のお寺が二つあります。

砥部動物園:雄大なパノラマ展示の動物園

松山南部のドライブコースで最もメインどころとなるスポットが砥部動物園です。砥部動物園は1948年創立の動物園としてしられ、パノラマ展示という独特の展示方法を行っている動物園です。

パノラマ展示とは柵などで動物が遮られるのではなく、直接生体を鑑賞できるように作られた展示のことです。また、園内には約170種823点にも及ぶ動物達が存在し、しろくまのピース君を始め多くの動物を目の当たりにすることが出来ます。

この砥部動物園は松山南部のドライブコースとしてご家族で楽しむことができるオススメの場所と言えるでしょう。

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えひめこどもの城

砥部動物園と一体となって設けられているのが、「えひめこどもの城」です「えひめこどもの城」は、巨大な大自然に作られた一大テーマパークで、子供のために作られたさまざまな施設を楽しむことができます。

従来通りのテーマパークという側面よりも、「ふれあいの森」や「冒険の丘」など自然の中におけるさまざまな楽しみができる場所として利用することができます。こちらも砥部動物園と同様、ご家族で楽しめる場所です。

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砥部焼観光センター炎の里:砥部焼の絵付け体験やお土産購入ができる

砥部町の最大の特産といえばなんといっても砥部焼が一番です。砥部焼は伊予大洲藩の殖産興業として始まった一大焼き物産業で、現在でもこの砥部町で窯を構えて生産されています。

中でもこの砥部焼観光センターは、砥部焼の製造現場に入って見学することが可能で、職人さんたちが焼き物をつくる過程を目の当たりにできます。さらには自ら絵付け体験をすることも可能で、単純に砥部焼の品をお土産として購入することができるだけではなく、絵付けし自分だけのオリジナル作品を購入することができるのです。この砥部焼観光センター炎の里はオススメのスポットと言えるでしょう。

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八坂寺と浄瑠璃寺

松山南部のドライブ観光でも四国八十八箇所霊場が2箇所存在します。それが第47番札所の八坂寺と第46番札所の浄瑠璃寺です。

この二つは、松山ドライブの中南部でご紹介した西林寺と浄土寺に続くお寺ですが、四国八十八箇所霊場は逆に回ったり、単品で回っても問題ありません。

八坂寺は遠い昔平安時代に伊予の国司越智玉興が興し、空海が再興したとされるお寺、浄瑠璃寺は、行基が開基し空海が再興した独特の雰囲気が漂うお寺、天然記念物の巨木で樹齢千年を越すと言われるイブキビャクシンが見所です。

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まとめ 松山ならではのスポットが存在する

松山には中心市街地にはない、車でしかまわることができない観光スポットが多数存在するのです。道後温泉や松山城などメインどころの観光スポットとは別に、一風変わった松山のドライブコースを堪能してみてもいいかもしれません。

そこでは松山という町の歴史や文化、独特の町並みなど、そこでしか味わうことができない観光スポットが存在するのです。是非、松山のドライブ観光スポットを訪れてみてはいかがでしょうか。

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