小諸城懐古園。小諸市動物園

小諸城懐古園とは、小諸市動物園から、美術館まで入る一大スポット

小諸そばで有名な信州小諸。避暑地としても有名で長野県の一大観光スポットでもある軽井沢と、真田氏で有名な上田市とのちょうど中間にある場所です。

この小諸には、長野県でも有数の観光スポットでもあり、長野県最古の動物園でもある小諸市動物園がある巨大な公園、懐古園が存在します。

懐古園とは、小諸市の中心的存在でもあった小諸城を丸ごと改装した巨大な公園で、前述の小諸市動物園のほか、児童遊園地、美術館、博物館、城跡などがそろう一大観光スポットです。

また、小諸城は、通称“穴城”ともいわれる浅間山が作り出した独得の地形を生かした城跡として有名で、戦国時代から江戸時代にかけての日本のお城巡りの一スポットとしても楽しめる場所なのです。本日はそんな信州の一大観光スポットである小諸城懐古園と、小諸市動物園を中心にその巨大な城跡をご紹介しましょう。

 

小諸城懐古園の全体図。美術館や公園の城跡と、小諸市動物園

小諸城懐古園は、巨大な小諸城を丸ごと公園にしているため、その敷地は広大で、その見所はいくつかに分けることができます。

基本的には大きく分けると2分されており、かつての城跡を改装し、美しい城跡として散策でき美術館や博物館などが存在する公園エリア、第二が長野県で最古の動物園とされる小諸市動物園と児童遊園地が一体となった動物園エリアです。

懐古園の料金は散策だけの300円の料金と美術館や小諸市動物園がセットになった500円の料金とに分かれています。ここでは小諸市懐古園の見所を、順番にご紹介していきましょう。

小諸城懐古園の利用案内

所在地:〒384-0804 長野県小諸市丁311

TEL:0267-22-0296

FAX:0267-25-0296

営業時間:3月中旬~11月末まで無休開園  午前8時30分~午後5時、(動物園 午前8時30分~午後4時30分)、(遊園地 午前9時~午後5時)

休園日:12月~3月中旬まで毎週水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)、(遊園地12月1日~3月中旬)

料金(散策+動物園+各美術館):大人500円、子供200円

料金(散策+動物園):大人300円、子供100円

料金(散策):大人200円、子供100円

小諸城懐古園の見所1。巨大な“穴城”の遺構と浅間山の断崖絶壁

小諸城懐古園の最大の見所は、その独得の地形に作られた巨大な城跡の遺構です。

別名“穴城”といわれるこの城は、日本に残されているそのほかの一般的なお城とは違い、特異な構造をしています。通常、城といえば防御力の基本構造を、地形の高さにおいており、堀と城壁を設け簡単に入ってこれない構造にしています。

しかし、小諸城は市街地よりも低い位置に城郭が縄張りされており、城下町が見下ろすことができる構造をしています。こうしたことから、通称“穴城”といわれており、日本全国で類を見ない大変珍しい城跡を楽しめます。また、城の周囲は浅間山の深い谷を空堀としていることから、天然の要害として珍しい地形の城跡として楽しむことができます。

小諸城懐古園は、この穴城としての見所と天然の要害の地形を散策中に見ることができます。また、現在では美しい自然あふれる公園として美術館や博物館なども楽しめます。長野 観光スポット 小諸城懐古園 長野 観光スポット 小諸城懐古園

穴城を体感できる城門は重要文化財

小諸城懐古園はその入り口から、“穴城”という構造を味わうことができます。それは入り口に残されている巨大な城門、三の門で、現在では国の重要文化財にも登録されています。

この三の門は、市街地からまさに穴に入っていく感じの城門で、低い場所に設けられており、この三の門の存在から、“穴城”という表現がぴったりです。

また小諸城はこの三の門以外に、市街地に残る大手門の二つが代表的な遺構として知られています。

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浅間山の断崖絶壁が自然に活かされた構造。展望台からの眺め

小諸城懐古園のもう一つの見所である、浅間山の谷を利用した構造ですが、こちらは懐古園に入って周遊していくと要所要所で見ることができます。自然の地形をそのまま堀、城壁変わりに使用した構造は、なかなかほかのお城では見ることができず散策も興味深さの連続です。

この浅間山の谷の断崖絶壁が最も体感できるのが、かつての本丸跡であった懐古神社の奥にある水の手展望台からの眺めです。本丸の天守閣は残されていませんが、この本丸跡には馬場なども残されており、すぐ先の展望台の下は断崖絶壁を目の当たりにできます。

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 戦国時代の武将、仙石秀久によって本格的な近代城郭へ

小諸城は、戦国時代の初期に、この地の武将大井光忠によってきずかれたのが始まりだといわれています。その後、甲斐の武田信玄が信濃攻略の拠点として、この地に目をつけ、軍師である山本勘助に縄張りを命じたとも言い伝えられています。

実際に小諸城が現在のような姿になったのは江戸時代に入ってからで、仙石秀久によって近代的な城郭に仕上げられました。そのため現在の“穴城”といわれる構造も、浅間山の切り立った断崖絶壁を利用した天然の要害も仙石秀久によって本格的に改修されたのです。

その後、小諸城の城主は松平氏、青山氏、酒井氏などを経て、元禄時代に牧野氏が移封されてからは明治時代まで続きます。小諸城は日本名城100選にも選出される城として知られ、その特異な構造は大変見応えがあります。

 

小諸城懐古園の見所2。美術館と博物館

小諸城懐古園の二つ目の見所は、美術館と博物館が数多く存在することです。

懐古園に設けられている美術館や博物館は、小諸城や小諸市に関する歴史的な展示や、小諸市ゆかりの文人、芸術家に関する美術館で美しく緑あふれる小諸城懐古園の散策とともに、ゆったりとした癒しの時間を過ごすことができます。

ここでは小諸城懐古園でみることができる多数の美術館、博物館についてご紹介しましょう。

 

小諸市立藤村記念館

小諸市立藤村記念館は、日本を代表する文人の一人でもある島崎藤村の顕彰を目的として作られた文学記念館です。島崎藤村は、代表作である破戒をはじめ多くの作品を残しましたが、ここ小諸市には明治32年から33年の間過ごしました。

島崎藤村は文人ですが、小諸では小諸義塾という私学の学校の教師として赴任してきており、英語と国語を教えたといいます。

この小諸市立藤村記念館では、島崎藤村ゆかりの作品だけではなく小諸義塾に関する資料などが展示されており、文人としての顔以外に、さまざまな島崎藤村の顔に触れることができます。

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小諸市立藤村記念館の利用案内

所在地:〒384-0032 長野県小諸市丁311(懐古園内)

開館時間:8:30~17:00

休館日:3月中旬~11月末まで無休、12月~3月中旬まで水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

入館料:500円(懐古園入園料、他施設入館料含む)

 

 小諸市立小山敬三美術館

小諸市ゆかりの芸術家として代表的な人物の一人が洋画家の小山敬三です。小山敬三は前述の島崎藤村ともゆかりのある人物として知られ島崎藤村のすすめでフランスにも言っています。

明治時代から昭和にかけて活躍した画家として知られ故郷でもある浅間山を描いた作品などが有名です。この美術館は、小諸市に小山敬三から寄贈されたもので、かつてのアトリエも移築されています。

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小諸市立小山敬三美術館の利用案内

所在地:〒384-0804長野県小諸市丁221(懐古園内)

開館日時:8:30~17:00

休館日:水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

入館料: 500円(懐古園入園料、他施設入館料含む。小山敬三美術館単独入館は300円)

 

小諸市立小諸義塾記念館

島崎藤村が小諸に滞在していた目的の一つが、小諸義塾の教師を務めることでした。小諸義塾は明治時代に作られた私塾で、キリスト教の牧師であった木村熊二が小諸市に開設したものです。

小諸技術はのちに旧制中学になり、有名な内村鑑三などが講演会を開きました。この小諸義塾の校舎であった建物が、現在は小諸市立小諸義塾記念館として小諸城懐古園の中で見ることができるのです。

 

小諸市立小諸義塾記念館の利用案内

所在地:〒384-0032長野県小諸市古城二丁目1番8号

開館時間 :8:30-17:00

休館日:3月中旬から11月末は無休、12月から3月中旬は水曜、年末年始(12月29日から1月3日)

 

小諸市立郷土博物館

小諸城懐古園にある博物館として、歴史的な文化財を目の当たりにできるのが小諸市立郷土博物館です。

小諸城は先にご紹介した通り、戦国時代から江戸時代にかけて残されてきた城であることから、歴史的な文化財や古文書なども数多く残されています。そんな小諸城にちなむ文化財が展示されてあるのが小諸市立郷土博物館です。

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 小諸市立郷土博物館の利用案内

所在地:〒384-0804 長野県小諸市大字丁221番地(懐古園内)

 

小諸城懐古園の見所3。小諸市動物園と児童遊園地

小諸城懐古園のもう一つの見所としてあげられるのが小諸市動物園を中心とした子供が楽しめるエリアです。こちらの小諸市動物園には児童遊園地もあり、小さい子供を連れたご家族などには最適なエリアです。

小諸市動物園は、設立されたのは1926年、大正15年と古く、なんと長野県で最古、日本全体では、上野動物園、大阪市天王寺動物園、名古屋の東山動物園につぎ4番目に作られた歴史ある動物園です。

開設当初は日本サルの飼育から始まったとされていますが、現在ではライオンやツキノワグマなど、人気の動物も存在し、その種類はなんと53種類、ウサギやおサルなど子供に親しみやすい小型の動物も数多く存在します。

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 小諸市動物園の利用案内

所在地:〒384-0804長野県小諸市丁311

開園時間:午前8時30分~午後4時30分

休園日:12月~3月中旬まで毎週水曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

入園料(懐古園入園券と共通):大人300円、小人100円

 

小諸城懐古園へのアクセス

小諸城懐古園へのアクセスは、電車でも車でも最適です。電車の場合は小諸駅から歩いてすぐの場所に。車で行かれる場合は大きな駐車場があるので安心です。カンデオホテルズ茅野からは車で1時間30分ほどで行くことができます。

小諸城懐古園の周辺には江戸時代の宿場町として栄えた海野宿などもありますのでセットで観光されることをお勧めします。ちなみに小諸城懐古園は周遊だけは300円、美術館などの見学とセットで500円になります。

 まとめ

小諸城懐古園は、さまざまな楽しみ方ができる小諸市の一大観光スポットです。城跡としても、公園としても、美術館・博物館めぐりとしても、動物園としても楽しめる場所として、ゆったりとした時間を過ごせる場所です。

また城跡としては、日本では大変珍しい穴城という構造を味わえ、また浅間山の自然の断崖絶壁を利用した城としても、興味深い構造をしています。大人も子供も楽しめる小諸城懐古園にぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。