福山の吉備津神社。重要文化財の本殿と御池が見所

桃太郎伝説にも因む、かつての吉備の国由来の神社

現在の広島県はかつて安芸と備後といった2カ国から構成されています。とりわけ福山市は、備後国に属しました。この備後という国は現在の岡山県を構成していた備前、備中、美作の三国と合わせて元は吉備の国という一つの国だったのです。

桃太郎で有名な岡山の名産、きびだんごものきびも、この吉備の国と、本日ご紹介する吉備津神社の主祭神吉備津彦命が由来とか。ご紹介する福山の吉備津神社はもともと吉備の国が3つに分かれた際、現在の岡山県にある吉備津神社から勧請して創建されたとも言われています。

そのため名前は岡山の吉備津神社と全く同じであり、同時に祀っている神様も全く同じです。鬼退治で有名な桃太郎の昔話も、この吉備津神社の主祭神である吉備津彦命がこの地を平定した話から伝承されています。

もともとこの吉備の国は、温羅という鬼が統治している独立国でしたが、古代日本の皇族である吉備津彦命によって平定されました。その話が桃太郎の鬼退治のもとになったというのです。

そんな桃太郎の鬼退治のもとにもなり、今では岡山だけではなく福山の地でも親しまれている吉備津神社をご紹介します。

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福山の吉備津神社へのアクセス

吉備津神社は福山の中心市街地から離れた郊外の場所にあります。そのため車でアクセスするのがベストです。福山郊外には、市街地や観光のメインスポットである鞆の浦とは違う、見所スポットが点在しており、車で様々なスポットを回るのがいいでしょう。

ちなみに吉備津神社の周辺には福山市立しんいち歴史博物館などもあります。福山駅前の中心地やカンデオホテルズ福山から吉備津神社までは車で約35分ほどの時間でいくことができます。

文化財が多数詰まった歴史的な神社

吉備津神社は既にご紹介したとおり、岡山の吉備津神社から勧進して創建された神社です。その創建は西暦905年から907年と言われており、記録に残されているのは1148年と言われています。

創建から1000年ちかい非常に古い神社で、かつての備後国の中心地に相応しい雄大な神社です。またそれにふさわしく国の重要文化財も多数指定されており、その最大のもので本殿が。また木造の狛犬は平安時代の作品として重要文化財になお連ねています。

また現在は岡山県立博物館に寄託されていますが、4振りの太刀も重要文化財です。さらには広島県指定の文化財として神楽殿や銅製錫杖頭が、市指定の文化財として大鳥居や拝殿なども加わっており、その雄大な神社がまるごと文化財といっても過言ではありません。

さらには境内の背後に広がる桜山一帯も歴史的に意義深いところとされ、南北朝時代に後醍醐天皇の倒幕計画に呼応したこの地の武将桜山茲俊が挙兵した土地として国の史跡に登録もされています。

このように吉備津神社はその成り立ちから数々の建造物に至るまで、歴史的な事柄がたくさん詰まったスポット言えるでしょう。

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入口の鳥居前に広がる巨大な御池

福山の吉備津神社の特徴の一つが、駐車場から本殿へ歩いて向かう前に広がる巨大な御池です。

入口の大鳥居前に巨大な池が広がる神社は珍しく、車で到着した際にはその雄大な池の景色に魅了されることでしょう。この池には桟橋や鳥居などが設けられ、本殿に訪れる前から独特の景色を楽しむことができます。

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まとめ

このように吉備津神社は、日本の昔話で有名な桃太郎にちなんだ神社として非常に貴重な姿を見せてくれます。

本殿やその他の建造物の数々も文化財に登録されており、古代から続く雄大な神社の姿には一種神韻たる雰囲気を感じずにはおれません。

また、鳥居前に広がる巨大な御池は独特の景観を楽しませてくれることでしょう。福山の歴史スポットとしてオススメです。

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