旧東海道の石畳。江戸時代の舗装道路が再現

旧東海道に残る江戸時代の貴重な舗装道路

大井川の川越制度で栄えた島田宿は東海道五十三次の二十三番目の宿場町ですが、大井川を渡ったあとは二十四番目の宿場町である金谷宿が登場します。

この金谷宿も島田宿と同様、大井川と川越制度によって動揺に殷賑を誇ったと言いますが、この金谷宿からさらにその日坂宿につづく道は山道が続きます。実は江戸時代にはこうした山道も整備されていたとされ、旅人たちの安全を守るために、丸い石を使った石畳が敷かれていたのです。

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石畳とは読んで字のごとく、石を畳のように敷き詰めて舗装された道路のことで、その多くが自然石が用いられてきました。この石畳とは日本だけではなく紀元前にヨーロッパ中に街道網を構築したローマ帝国などで有名です。そのためヨーロッパでは比較的石畳を継承する流れが残っており、都市景観としてもその美しさが保たれているケースが多いとされています。

こうした石畳による街道の整備は、日本でも江戸時代に入り行われるようになりました。その理由は江戸幕府の参勤交代という独自の制度です。参勤交代は全国の大名が江戸と国元に半年ごとに滞在するという制度で、そのため江戸時代に入ると途端に交通需要が増え始めます。

またそれに伴って全国に宿場町が作られ、街道も舗装されました。舗装された街道のほとんどは、現代のコンクリートの道路が普及する過程でほぼ現存されていませんが、東海道の金谷宿から日坂宿に行く途中にわずかに現存するのが本日ご紹介する旧東海道石畳です。

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旧東海道石畳へのアクセスと周辺の観光スポット

旧東海道石畳は東海道本線金谷駅から徒歩5分ほどの場所にあります。この旧東海道石畳の入口には石畳茶屋もあり、お茶を楽しみながら石畳を見ることもできるのです。

この石畳は、金谷宿から牧之原台地を上る街道に作られたため、牧之原台地へのアクセスも早く、お茶の郷博物館へも車で5分程で行くことが可能。

また金谷宿まえの島田宿へも車で15分ほどで行くことができるためセットで見てもいいでしょう。ちなみにカンデオホテルズ静岡島田からは車で20分ほどで行くことができます。

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全長430メートルの江戸時代の石畳を復元

旧東海道石畳は、金谷宿から牧之原台地へ向かう途中の金谷坂になります。この地は現代に入り石畳はわずか30メートルしか残されていませんでしたが、平成に入り、この地の人々が「平成の道普請」と銘打ち430メートルまで延長し復元を行いました。

その際には、大井川から川原石を集めて、一人一石という形式で舗装を行ったとされています。もともとこの石畳は、上記でも述べたとおり、江戸幕府が旅人が安全に歩きやすいように山の石を敷き詰めたもので、金谷峠に敷かれていたもの。

平成3年の復元活動では600名もの人々によって復元されたものです。ちなみに江戸時代に舗装された街道の石畳で、現存しまのあたりにすることができるのは、この金谷坂以外に、箱根峠や中山道の十曲峠だけとされています。

この石畳は入口に石畳茶屋もありますので、お茶を楽しみながら往時を偲ぶこともできます。

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まとめ

この旧東海道石畳は、貴重な江戸時代の史跡として見ることもできますが、牧之原の大茶園や周辺の観光スポットを散策できる牧之原ハイキングコースの1スポットとしても楽しむことができます。

また、牧之原台地や茶畑の中にあるお茶の郷博物館へもすぐの場所にあるため、かつての文化に触れながらゆったりとお茶を楽しむ観光を過ごしてもいいかもしれません。オススメのスポットです。

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