因島の観光ルートとオススメスポット

因島とは:日本遺産、村上水軍の根拠地

瀬戸内海の芸予諸島の一つである因島。しまなみ海道の尾道側に属すこの島は、かつて村上水軍の根拠地の一つとして栄えました。

村上水軍はこのしまなみ海道の島々を拠点に活躍し、海上交通の交通税の徴収や交易を行うなど、戦国時代には瀬戸内海の制海権を抑えるまでに成長した存在です。

その発祥はさまざまですが、村上水軍の代表的な人物ともされる村上義弘は愛媛県今治市の新居大島とされ、室町時代から戦国時代にかけて、しまなみ海道の島々に進出し、その勢力を広げたのです。

この村上水軍は大きく分類して3家に分かれ、本家である能島村上氏、来島を本拠にした来島村上氏、そして今回ご紹介する因島を拠点にした因島村上氏で構成されているのです。

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村上水軍ゆかりの三つの島、能島、来島、因島ですが、現在能島と来島には船でなければ渡ることができず、しまなみ海道から直接アクセス可能なのは因島のみとなっています。

またその大きさも能島と来島は非常に小さく、来島は面積0.04平方km、能島は面積約2.5平方kmの無人島です。こうしたことから現在では村上水軍の観光の中心はこの三つの島の中だと因島で、因島水軍城などが人気を集めています。

また村上水軍そのものが2016年に日本遺産に認定され、同時にこのしまなみ海道に存在する数々の村上水軍の観光スポットが注目を集めそうです。本日はそんな村上水軍で熱いしまなみ海道の一大スポット因島の観光スポットについてご紹介します。

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因島のアクセス

因島はしまなみ海道の因島北インターチェンジでアクセス可能です。因島にはこの因島北ICと因島南ICがありますが、因島北ICは降りるの専用で、因島南ICは乗るの専用です。

因島自体は、しまなみ海道の尾道寄りにあり、尾道側からだと向島の次に登場する島です。一方、愛媛県の今治市側からだと、大島、伯方島、大三島、生口島の次に登場する島です。

それぞれで所要時間は異なり、尾道からだと約35分ほど、今治からだと約1時間ほどでアクセス可能です。

因島観光の特徴とオススメルート

因島は、冒頭でもご紹介したとおり、村上水軍の一つ因島村上氏の根拠地として発展してきました。こうしたことから村上水軍ゆかりの観光スポットが人気です。

また、因島はかつて高度経済成長の時代に、造船業で栄えた町として知られ、今でも近代以降、因島経済を支えた造船所が残されています。

こうした造船所は海岸線のドライブで度々目にすることができ、瀬戸内海の穏やかな景色を楽しみながら、ほかでは見ることができない造船所の雰囲気も味わうことができます。

観光スポットとしては、村上水軍の展示が分かる因島水軍城から、瀬戸内海の島々が見渡せる因島公園、その周辺の海岸線の造船所風景、などが代表的な観光スポットです。

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因島水軍城

因島で最大の見所の一つが因島水軍城です。因島水軍城は、日本遺産にも認定された貴重な村上水軍の資料が展示されてある資料館です。

天守閣のような建物が設けられ、城のような形状をしていますが、実際には城郭風建築物であり、かつてこの地にあった片苅城の遺構、曲輪、石垣、屋敷跡をベースに観光地として整備されたものです。

もともと因島水軍城の入口にある金蓮寺が因島村上氏の菩提寺であり、また、この地の住職が観光とまちおこしのために作ろうとしたのが始まりです。

現在は村上水軍も小説『村上海賊の娘』で有名になったり、村上水軍が日本遺産に登録されたりしたことで人気ですが、この因島水軍城を作ろうとした当初は、誰も村上水軍が観光資源であり、価値あるものとは気づかなかった時代です。

そうした点からも因島水軍城は時代の先端を行ってきた存在です。

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曲輪や石垣など山城の遺構が見もの

因島水軍城の見所の一つは、曲輪や石垣などの山城の遺構です。標高24メートルほどの小高い丘ですが、麓の金蓮寺から見上げる水軍城は、城郭風建築物とはいえ見ごたえがあります。

また、頂上の天守閣まえからの眺めは、当時の片苅城の雰囲気を忍ばせる景色で、因島村上氏の勢威が伺えます。

建物である天守閣などは実際の水軍城をイメージして作られており、本丸・二の丸・隅櫓が作られ本格的な城の雰囲気も楽しめることでしょう。

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村上水軍の武具、具足、資料

因島水軍城のもう一つの見所は、村上水軍の貴重な資料や武具などを見ることができる点です。甲冑や刀剣などが展示されており、中でも因島村上氏六代目であった村上吉充が毛利家の小早川隆景から拝領したとされる白紫緋糸段威腹巻 附兜眉庇が展示されています。

ちなみに小早川隆景とは高名な毛利元就の三男で、毛利家の水軍を統率していた武将。村上水軍も直接的には小早川隆景の組下とされ、毛利家の外交と軍事に活躍しました。

また鎌倉時代から戦国時代までにいたる村上氏伝来の因島荘園に関する資料も県の重要文化財として展示されています。この展示館では、当時の軍議の様子なども展示されており、戦国時代さながらの雰囲気が楽しめます。

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麓の金蓮寺には因島村上氏のお墓もある

もともと因島水軍城が麓の金蓮寺の住職の提案から実現しましたが、この金蓮寺も因島水軍城の見所スポットの一つです。こちらの金蓮寺では村上水軍の墓をみることができます。

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因島水軍城の利用案内

  • 所在地:〒722-2211 広島県尾道市因島中庄町3228-2
  • 電話番号:0845-24-0936
  • 利用料金:大人 310円 小人(小、中学生)150円、団体大人 210円 小人 100円
  • 駐車場:無料駐車場あり営業時間9:30〜17:00
  • (ただし、1月2日、1月3日は10:00〜15:00)

定休日:木曜日(祝日の場合は営業)、12月29日〜1月1日

因島公園

因島の見所の一つが、瀬戸内海ならではの風景があります。特にこのしまなみ海道は大小さまざまな島が存在しており、穏やかな海面とともに変化に富んだ地形は、景色そのものが堪能することができます。

とりわけ因島は弓削島、佐島、生名島、鶴島などが目と鼻の先にあり、海をはさんだ独特の地形が特徴的です。そんな因島ならではの絶景が堪能出来るスポットが因島公園です。

因島公園はこうした島々がある場所を一望することが出来る山の上に有り、周辺の島々から、更には四国連山まで見通すことが出来るのです。

また、この因島公園がある場所は標高207メートルの天狗山までの登山道も有り、ハイキングや紅葉、桜などでも楽しめます。

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因島公園の利用案内

  • 所在地:広島県尾道市因島土生町
  • 電話番号:因島観光協会 0845-26-6111
  • 利用料金:無料
  • 駐車場:無料駐車場あり
  • 営業時間:年中無休

見所の時期:4月上旬 桜、11月下旬 紅葉

本因坊秀策囲碁記念館

因島には水軍以外に、もう一つ日本を代表するものが存在します。それが囲碁です。因島は「囲碁の島」としても知られており、日本を代表する棋士である本因坊秀策の生家がある場所なのです。

本因坊秀策は囲碁の世界では知らない人はいないとされる存在で、明治時代以降、棋聖と呼ばれ、一節には史上最強の棋士ともよばれてるほど。

そんな本因坊秀策の資料や囲碁を中心とした資料の展示が行われているのが、本因坊秀策囲碁記念館です。こちらの本因坊秀策囲碁記念館は、本因坊秀策の生家の復元と、資料館で構成されています。

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本因坊秀策囲碁記念館の利用案内

  • 所在地:尾道市因島外浦町121-1
  • TEL: 0845-24-3715
  • 開館時間:午前10時-午後5時
  • 休館日:毎週火曜日・年末年始

料金:大人300円、中学生以下無料(身体障害者などの認定を受けている方も無料)

 

大浜海水浴場・しまなみビーチ

しまなみ海道にある瀬戸内海の島々には、いたるところで海水浴場が存在します。瀬戸内海の海水浴場の特徴は内海であるということから波が起きにくく非常に穏やかなこと、そして砂浜が綺麗であるといった特徴があげられます。

因島にも大浜海水浴場、しまなみビーチといった海水浴場のオススメスポットが存在します。こちらは因島大橋の付近にある海水浴場で、公園やキャンプ場、プールなどもありますので、さまざまな目的で楽しむことができます。

大浜海水浴場・しまなみビーチの利用案内

  • 所在地:広島県尾道市因島大浜町
  • 電話番号:因島アメニティ公園管理棟 0845-24-2513
  • 利用料金シャワー:200円/3分
  • 駐車場:無料駐車場200台

営業時間:2016年7月9日(土)~8月23日(火)9:30~17:00

白滝山五百羅漢

因島村上氏の当主として戦国時代に名を馳せたのが因島村上水軍第6台当主村上吉充です。そんな村上吉充が観音堂を築いたとされる山が白滝山です。

この白滝山には江戸時代末期に柏原伝六という人物とその弟子たちが築いた五百羅漢の石仏が見所となっています。その石仏の数はなんと大小700体に登ると言われており、瀬戸内海の島々を見渡せる眺望とともに、因島の観光名所の一つとしてしられています。

こちらの白滝山五百羅漢も因島の観光スポットとして訪れてみてもいいでしょう。愛媛 因島 観光スポット まわりかた

白滝山五百羅漢の利用案内

  • 所在地:〒722-2102 尾道市 因島重井町
  • 駐車場:有り約30台
  • 利用料金:無料

まとめ

因島はこれまでご紹介してきたとおり、因島村上水軍の根拠地として楽しめたり、瀬戸内海の美しい景色や海を楽しめる観光スポットとしての特徴があります。

同じくしまなみ海道で尾道市に属する向島、生口島などとセットで訪れてみもいいでしょう。また、因島からフェリーで渡ることが出来る弓削島や佐島、生名島といったなかなか訪れることができない島々とセットで回ってみても面白いかもしれません。

しまなみ海道のさまざまな楽しみ方を味わえることでしょう。

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