常滑のINAXライブミュージアムのものづくり工房

現代までつづく焼き物産業が体感できる展示スポット

日本有数の焼き物地帯である常滑市。平安時代といった大昔から焼き物でさかえ、その焼き物の系譜は現代までも続いています。

一般的に焼き物というとロクロを回して土をから整形する焼き物をイメージしますが、常滑焼の場合は、そうした一般的な商品としての焼き物以外に工業用まで発展してきた経緯があります。例えば、明治以降、下水道の整備などで活躍した土管もそのうちの一つです。

現在はプラスチック製のものにとって変わられていますが、かつては常滑が日本一の工業用排水土管の生産量を誇りました。また、これは現代でも使われていますが、高層ビルなどに使用されるタイルなども、この常滑の地で数多く生産されてきました。

名古屋 南知多 INAXライブミュージアム

そんないわば日本の近代化と建造物を形作ってきたのが常滑焼であり、常滑初である焼き物の企業INAXなのです。INAXは現在LIXILグループの企業ですが、トイレを始めさまざまな建築資材を焼き物で作ってきました。

そして今も常滑の地に本社を構えその活動を行っているのです。そしてそのINAXが手がける体験型のミュージアムが常滑の代表的な観光スポットの一つなのです。

INAXライブミュージアムはたびたびご紹介してきましたが、世界のタイルから、光る泥団子づくりまでさまざまな体験ができる焼き物のライブミュージアム。

本日はそんなINAXライブミュージアムの中でも一際現代的な製造工程が展示されてあるものづくり工房をご紹介します。

INAXライブミュージアムへのアクセス

INAXライブミュージアムは常滑焼き物散策道からすこし離れた場所にあります。焼き物散策道はかつての焼き物の街がそのまま残るレトロ感あふれる観光スポットで、1時間ほどで回れる散策スポット。

INAXライブミュージアムを焼き物散策道の一つに加える回り方がありますが、距離が離れているため別に車で訪れることをおすすめします。広大な敷地にはさまざまな体験できるミュージアムがあります。

ちなみにお隣の半田市にあるカンデオホテルズ半田からINAXライブミュージアムまでは車で約25分ほど。常滑の観光スポットの一つとして訪れることをオススメします。

素材から製法、現代的な焼き物までそろう

ものづくり工房はINAXライブミュージアムの中でも、焼き物の素材から製法まで一貫してわかる展示館になっています。

一般的に焼き物というと、既に粘土のような状態になったところから親しむのが通常で、原料や鉱石の段階から見ることはありません。このものづくり工房ではそんな貴重な常滑焼の原料、鉱石から見ることができるのです。

原材料と一言でいっても実はたくさんの種類があり、焼き物の原材料でも6種類の鉱石が展示されています。このINAXライブミュージアムのものづくり工房ではこうした原材料の実物が展示されており、日本全国各地の特徴的な鉱石が目の当たりにできます。名古屋 南知多 INAXライブミュージアム名古屋 南知多 INAXライブミュージアム 名古屋 南知多 INAXライブミュージアム

その一方で、製法についても私たちが日常知らない製法が多数見ることができます。例えば一般的に私たちが知っている焼き物というとロクロによるロクロ成形が一般的ですが、ここでは金型を使ったさまざまな整形方法が実物の型とともに展示され、目の当たりにすることができるのです。

例えば高圧力で押し固めるプレス成形や、トコロテンのように押し出す押し出し成形、石膏を利用して作る鋳込成形など、多くの近代的な成形技術が展示され、現代まで発展し続いてきた焼き物のものづくりがわかります。

また、こうした原材料やさまざまな加工方法以外に、近代的な便器が展示され、ものづくりの伝統と最先端、両方の雰囲気を味わうことができるのです。

まとめ

INAXライブミュージアムは、今回ご紹介したものづくり工房以外にも世界のタイルを集めたタイル館や、実際のかつての巨大な窯を利用した窯の展示、新宿などの高層ビルに使用されたタイルを製造した窯の展示など、さまざまなスポットが登場します。

こうしたスポットの数々を見ることで、焼き物が現代の我々の生活を形作る重要な技術、産業として感じられることでしょう。これほど楽しんで理解できるスポットは産業観光では中々ないと思われます。常滑焼の観光スポットとして是非オススメですね。

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