半田市の観光スポットと回り方

半田市の観光の回り方

半田市は、知多半島の中部に位置しており、お隣の常滑市と共に、昔ながらの観光スポットが存在します。特に、古くから酒造業やお酢の製造がおこなわれており、蔵が多く設けられていたため、蔵の街としてその存在が知られています。

半田市の観光の回り方は大きく分けると、市の中心部である蔵の街エリアを回り、それ以外のスポットは個別で回るのがおススメです。個別で回る場所は、半田市出身の小説家で、「ごんぎつね」などの作品を残した新美南吉の生家や記念館を車で回るのがいいでしょう。また、蔵の街の観光は歩いて回るのもできますが、レンタサイクルなどもおすすめです。

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半田市観光協会のレンタサイクルがおススメ

半田市の観光でおすすめなのがレンタサイクルです。レンタサイクルは知多半田駅前にある半田市観光協会で、1日500円で利用することが出来ます。また半田市観光協会では、さまざまな半田市の観光情報が集まっていますので、観光する前にこちらで情報を仕入れることもできます。

 

 蔵の街半田の観光スポット

半田市の観光スポットの最大の見所が蔵の街としての観光です。半田市は、江戸時代から酒造業で栄えた場所で、お酒やお酢などの生産地として知られました。ちなみに半田市を代表する企業がミツカンであり、ミツカンは今でも半田市に本社と蔵を設けています。

江戸時代は半田の河口から船で大阪や江戸などに商品を出荷し、商売を行っていました。またこの河口付近には半田運河として、今でもミツカンの黒い蔵が立ち並び、蔵の街としての景観の一つを構成しています。また、この半田運河の河口付近には昔の街並みが広がっており、國盛酒の博物館や、小栗家住宅などが登場します。

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 國盛酒の博物館

蔵の街半田の最大の見所スポットの一つが國盛酒の博物館です。國盛酒の博物館は、1985年に創設された博物館で、かつての酒蔵をそのまま利用した博物館です。

半田はもともと酒造業で栄えた町で、蔵の街の蔵も、酒蔵がほとんどでした。例えば、のちにご紹介するミツカンも、もともと、酒造業として始まり、國盛酒の博物館を運営する中埜酒造株式会社も、かつてはミツカンのグループだったのです。

この國盛酒の博物館は、実際に江戸時代から200年近くもの間酒造りが行われていた蔵を使用している博物館で、伝統的な酒造りを実際に目の当たりにできたり、江戸時代から使用されていたかつての酒造りの道具なども展示され、文化としての日本酒を知ることができるのです。

また同時に酒造業として栄えた半田市の歴史も知ることができ、まさに半田市を代表する観光スポットといえるでしょう。更に、うれしいことに中埜酒造が作る日本酒、國盛の試飲もすることができ、購入することもできるのです。ちなみに、この國盛とは近代化を遂げた明治時代に国を盛り上げる思いでつけられた名前です。

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小栗家住宅

蔵の街の古い建物の一つとして、小栗家住宅があります。ここはかつて半田市観光協会の拠点だった場所で、国の登録有形文化財に指定されている建物です。現在は内部にはいることはできませんが、この小栗家はかつての半田市の豪商で、この建物は商家兼住宅であったものなんです。

一見すると表通りに面した部分しか見えないため、小さいように見えますが、実は内部には主屋から、書院、辰巳蔵、茶室、渡り廊下、表門、北座敷、離れと8件もの建物があり、何とその全てが国の文化財なのです。先にご紹介した國森酒の文化館と共に、蔵の街半田の風景を構成する見所スポットの一つです。

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半田運河とミツカン

半田の観光スポットの見所の一つが、特長の部分でもご紹介した、昔ながらの蔵の街としての風景です。その蔵の街の情緒が最も感じられる部分が、半田運河とミツカンのある一体です。ミツカンはお酢で有名で、知らない人はいないほどの企業ですが、今から遡ること200年以上昔、江戸時代中期の1804年に創業した会社です。

創業当時からは、お酢だけではなくお酒も造っている醸造業で、半田運河から出荷を行っていました。半田運河は江戸時代には海上交通の要衝として知られ、ここを窓口に、一大経済圏である江戸と大阪に船で出荷されていたのです。

ミツカンは当時から、この半田運河周辺に貯蔵庫を持ち、そのまま江戸や大阪に送り商いをしていたのです。またその蔵は今でも半田運河の周辺に存在し、江戸情緒あふれる風景を構成しています。

また、このあたり一帯は綺麗に整備されており、黒いコールタールが塗られた蔵と、運河の景色からかの有名な黒澤明監督のデビュー作「姿三四郎」のロケ地としても使用されました。ちなみに蔵が黒く塗られているのは、海からの潮風による劣化を防ぐためともいわれています。

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紺屋海道

半田市の蔵の街としてのなりたちは、半田運河を起点とした貿易と、酒造業によって形成されてきましたが、そんな貿易港としての機能が、以外な副産物を生んだのです。江戸時代の貿易は、当時千石船といわれる帆を張った船が利用されていましたが、千石船の帆を作り染める仕事が、半田では栄えたのです。

この帆を染める仕事をしていた一体が、紺屋海道といわれるエリアで、かつての半田のもう一つの歴史を感じさせてくれる一体です。ちなみに紺屋海道は、のちにご紹介するごんぎつねの作者新美南吉もこの街道を通って学校に通っていた場所としても有名です。当時の面影が残されている部分はわずかですが、散歩がてらに訪れてみてもいいでしょう。

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新美南吉の観光スポット

半田市を代表する児童小説の作家が新美南吉です。新美南吉は有名な「ごんぎつね」の作者として知られ、その短い生涯で、数多くの作品を残しました。

小説の「ごんぎつね」は、いたずら好きの子ぎつねである“ごん”が、いたずらを行ったお詫びに、兵十にいろいろなものを上げるのですが、いたずらと勘違いされて火縄銃で撃ち殺されてしまうという切ない話です。

小学校の教科書に掲載されている小説として有名で、日本昔話などのアニメや映画などにもなりました。そんなベストセラー小説を生んだ作者の生家や記念館が半田市にはあります。

 

 新美南吉の生家

新美南吉の生家は、先にご紹介した紺屋海道から先にあり、当時の姿そのままに残されています。この新美南吉の生家は、新美南吉が生まれてから養子に出されるまでの期間と、その若い晩年、女学校の教員を退職してから亡くなる二か月前までの期間を過ごした場所です。

またこの生家では、「狐」や「小さい太郎の悲しみ」といった作品の執筆を行いました。新美南吉は大正時代から昭和初期を生きた人物ですが、この生家は、今ではめったに見ることができない当時の建築や暮らしぶりがそのまま見ることができます。

もともと新美南吉の生家は、畳屋さんと下駄屋さんを営んでおり、ちいさな住居の中にも当時の商売をしていた姿が再現されており、実際の商売道具の数々を目の当たりにできます。この建物は外側だけではなく、実際に建物の内部にまで入ることができますが、その小ささに驚きます。今では見ることができない大正時代から昭和にかけてのリアルな姿が堪能できます。

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新美南吉記念館

新美南吉は、若干29歳の若さで亡くなりましたが、その短い生涯の間に多くの児童文学作品を残しました。ちなみに、彼の代表作である「ごんぎつね」はなんと若干17歳の時に現した作品です。また、作品の幅も児童文学に限らず、俳句や短歌、戯曲などにも及んでおり、多くの人の心を打つ作品を多数残しました。

そんな新美南吉の生涯や多くの作品を展示してある場所が新美南吉記念館です。この記念館では彼の生涯を追っていきながら、年代別に当時の作品や、写真展示、更には書斎なども再現して展示しています。

新美南吉は18歳で結核に侵されますが、亡くなる29歳までの間に東京外国語大学に入学して卒業し、安城高等女学校の教師を務め、その傍らに作品の執筆を行っていました。この新美南吉記念館では、そんな新美南吉の生涯がわかるのです。

またこちらでは外が公園になっていたり、内部で児童小説が見れたり、子供たちに大人気のスポットなのです。

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半田市のお花見スポット 雁宿公園

半田市のお花見スポットとして有名な場所が、雁宿公園です。半田市の桜の名所であり、現在ではお花見以外にも憩いの場や、子供たちの遊ぶ場所として有名です。

またこの雁宿公園は、明治天皇ゆかりの公園として知られ石碑や記念碑が数多く存在する公園でもあるのです。明治天皇は明治23年にこの半田市で行われた陸海空の大演習のために訪れ、雁宿公園を本営として、この場所から統監されました。

当時から高台にあり、半田市一体を見下ろすことができる場所として、選ばれたのです。園内には遊具や小動物園、市内を一望することができる展望台などがあり、楽しめます。

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半田市の周辺の観光スポット。常滑の観光

半田市の観光とセットで回りたい場所として、常滑市があります。常滑市は半田市のお隣にあり、車でも30分ほどで行くことができます。常滑市も多数の観光スポットが残されており、こちらは焼き物の町としての観光を中心に楽しめます。

もともと常滑市は古代から現代にかけて焼き物として栄えた町で、江戸時代から明治初期にかけての焼き物の街並みが残るやきもの散歩道や、常滑発祥の企業であるINAXの博物館、INAXライブミュージアムなども存在します。

また、常滑は伊勢湾沿いにある都市として、ビーチスポットや競艇場などもあり、バリエーションに富んだ観光ができるのが特長です。半田市の観光とセットで訪れてみてもいいでしょう。

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まとめ

半田市は、蔵の街として、数多くの歴史的な建物が残されている町です。またミツカンのように今でも本社を置き、現代まで続いている姿も見ることができ、こうした産業観光としては見応えがあるスポットです。更にお隣の常滑市と組み合わせればより旅が充実することでしょう。