半田で200年の歴史を誇る日本酒を満喫、國盛、酒の文化館

酒造業と蔵をみることができるオススメ博物館

知多半島の真ん中に位置する愛知県半田市。かつてこの街は酒造業で栄えました。ここで作られたお酒が、半田運河をとおって江戸や大阪まで運ばれることから、沿岸部には醸造蔵が立ち並び今もその面影を残しています。とくに有名なのがミツカンで、今ではお酢で知られる日本屈指のメーカーもこの半田の地で酒造業として出発しました。

もともとミツカンのお酢は日本酒を作る際に残る酒粕を用いていたこともあって、そこからお酢の製造が始まったというエピソードがあります。そんな酒造業の街半田ですが、今でも清酒「國盛」などの産地として知られる地域。清酒「國盛」はかつてミツカングループにも属していた企業中埜酒造株式会社が誇る日本酒です。

中埜酒造株式会社はペリー来航や桜田門外の変が起こった弘化元年に創業した伝統ある企業で、今でもこの半田の地を拠点にして活躍する企業。清酒のほか、焼酎や梅酒、リキュール、甘酒も製造販売しているほか、200年の歴史を誇る酒造の奥深さを知ってもらおうと、かつての酒造を利用した酒の博物館を運営しています。

本日はそんな半田の蔵の街の風情と産業が知れる國盛、酒の文化館をご紹介します。

國盛、酒の文化館

國盛、酒の文化館へのアクセス

國盛、酒の文化館は半田の街の見所とも言える蔵が立ち並ぶ半田運河のすぐそばにあります。JR武豊線の半田駅からは徒歩6分の場所に、名古屋鉄道河和線の知多半田駅からは徒歩14分で行くことができます。ちなみにカンデオホテルズ半田からも徒歩12分ほどでアクセスが可能です。

國盛、酒の文化館の付近には、ミツカンの蔵が立ち並ぶ半田運河や、国の登録有形文化財である小栗家住宅が付近にあり、一緒に見ることをオススメします。半田の街の散策には散歩がてらに回るのもいいですが、レンタサイクルも便利です。レンタサイクルは、知多半田駅前の商業ビル、グラシティ半田の3階にある半田観光協会さんで借りることができます。

料金は1日500円、3時間300円とリーズナブルな価格、是非利用してみてはいかがでしょうか。

カンデオホテルズ半田から國盛酒の文化館はこちらです

350年つづく酒造の歴史が知れる

國盛、酒の博物館は、1985年に創設されました。中埜酒造株式会社が新工場を設立したのと同時に開設された企業博物館で、かつての酒蔵をそのまま利用して作られています。

日本食が世界無形文化遺産に登録されたのと同じように、日本酒お日本固有の文化として注目されていますが、國盛、酒の博物館は、こうした日本酒の持つ貴重な文化的側面をもよりよく知ってもらうことを目的とした博物館です。現在は日本酒の製造においても機械化が進められていますが、もともとこの半田の地では350年近く前、1665年から地酒づくりが行われていたといわれ、10軒もの酒造家が存在していたほど伝統のある地域。

國盛、酒の博物館は、実際に江戸時代から現代の1972年まで200年もの間、酒造りに使用されていた蔵で、日本酒の伝統文化的な側面を知るには最適な存在です。

國盛、酒の文化館

酒の醸造で栄えた町

國盛、酒の文化館

日本酒の伝統と歴史を堪能、試飲や購入もできる博物館

博物館自体の外観も日本酒の酒蔵として貴重ですが、内部でもその伝統的な酒造りの方法をみることができます。入ってすぐには日本酒や半田の歴史の紹介に始まり、酒造りを和紙人形で展示、さらには当時の酒造りに使用する伝統の道具や貯蔵のための大桶などが展示され現代では決して知ることができない日本酒の奥深さが体験できます。

最後には中埜酒造が誇る日本酒、國盛の試飲や購入もできるという充実ぶりです。ちなみにこの國盛という名前は、国の反映を願い、その反映とともに企業が栄えるという創業当時の思いを名前にしたもの。面白いのが明治時代に知多半島で行われた第一回大日本帝国陸海軍合同の大演習の大本営としてここ、國盛蔵が使用されたとのエピソードもあるほど。明治天皇も訪れました。

國盛、酒の文化館

酒の醸造がわかります

國盛、酒の文化館

建物も半田の代表的な蔵です

まとめ

ここ國盛、酒の文化館は、蔵と酒造の街半田を思う存分堪能できるスポットです。普段決してみることができない伝統的な酒造りがわかるだけではなく、実際に飲めたり購入できるという楽しみは日本酒好きには堪らない博物館です。もちろんお酒好きではなくても、もはや文化財とも言える日本酒の伝統を知ることはとても貴重な体験です。

ちなみに、見学は無料ですが、電話での事前予約が必要。見学は約50分で朝10時から午後4時まで、毎週木曜日が休館日ですので注意が必要です。