ミツカンと蔵のある町を体験できる、半田運河

ミツカン創業の地と半田の蔵

日本のどこのご家庭でも必ず置いてあるお酢。ほぼ間違いなくミツカンの商品でしょう。また、料理で使うお酢以外に、鍋物でお馴染みのポン酢や胡麻だれ、こうした料理の味付けに欠かすことができない商品も、ミツカンのものがほとんど。

お酢をはじめ、みりんや料理酒、つゆ、たれなど日本の家庭料理で使用されるこうした調味料は、ほぼミツカンの製品で占められています。そんな三本の線に丸マークがついたロゴでお馴染みのミツカンですが、今でもその本社は、発祥の地である愛知県半田市にあります。

ミツカンは江戸時代中期の1804年創業という大変古い歴史を持つ企業ですが、創業以来200年以上をこえて、今でも半田の町に江戸時代さながらの蔵とともに位置しています。本日は蔵の街として知られ、江戸時代から明治時代にかけての名残が多く残る、半田運河を、ミツカンの蔵とともにご紹介します。

ミツカン 半田運河 蔵

蔵の街と半田運河へのアクセス

半田運河へのアクセスは電車でのアクセスが便利です。JR武豊線半田駅からは東へわずか徒歩5分の距離に。また名鉄河和線知多半田駅からは徒歩15分ほどでいくことができます。カンデオホテルズ半田は名鉄知多半田駅からすぐの場所にあるため、同じく徒歩で15分ほど。

周辺の酒の文化館や蔵の街とともに、訪れてみてはいかがでしょうか。また、半田の蔵の街を巡るには、徒歩での散策以外に、便利なレンタサイクルがオススメ。

知多半田駅の駅前商業ビルグラシティ半田には、3階に半田の観光にくわしい半田市観光協会さんが入っています。ここで半田の見所だけではなく、レンタサイクルも行っていますので、自転車でまわるのもいいかもしれません。ちなみに料金は一日500円、3時間300円、9時から18時まで利用可能です。

半田運河まではこちらをどうぞ

江戸や大阪への半田の玄関口、風情を残す半田運河

半田運河は江戸時代から明治時代にかけて栄えた、酒やお酢といった醸造業の輸送拠点として機能していました。かつてはここで製造された酒やお酢が半田運河を出発点として、遠く江戸や大阪に運ばれているほど。

今でも江戸前寿司として有名な江戸の寿司が、庶民に広まるきっかけとなったのは、ミツカンの開発したお酢のおかげとも言われています。

ミツカンは当初は酒造業として出発しましたが、日本酒の製造後に残る酒粕を用いてお酢を作ったところ、米を使ってつくるお酢よりもはるかに安価であったことが寿司の普及の後押しになったとも。現代でもお馴染みの「お酢」と「寿司」、この二つが半田運河とミツカンが発祥だと思うと、より一層感慨深いものがあります。

そんなエピソードを持つ半田運河ですが、今でもミツカンの黒い蔵が立ち並ぶ姿を目の当たりに見せてくれます。綺麗に整備された運河と、立ち並ぶ圧巻の蔵は、江戸や明治の雰囲気がたっぷり。

こうした雰囲気から、かの有名な黒澤明監督のデビュー作「姿三四郎」のロケ地としても使用されました。また、真っ黒の壁に、白抜きのミツカンのロゴが印象的です。ちなみに、この蔵には潮風から壁を守るためにコールタールが塗られているとか。半田市は海が近く強い風が吹くので、こうした知恵が蔵にも施されています。

ミツカン 半田運河 蔵

運河沿いに立ち並ぶミツカンの蔵

ミツカン 半田運河 蔵

運河沿いに立ち並びます

ミツカン 半田運河 蔵

映画、姿三四郎のロケ地としても

ミツカン 半田運河 蔵

潮風からまもるためにコールタールで塗装されています

まとめ 蔵の街と一緒に楽しめる

半田は、半田運河周辺の蔵の街以外に、他にも酒造業や蔵の雰囲気を残すスポットが満載です。例えばかつてミツカングループであった中埜酒造株式会社が運営する酒の文化館や、明治初期の建築とされる国の登録有形文化財、小栗家住宅、染物屋や昔ながらの街並みを体験できる紺屋海道など、多くのスポットが存在します。ちなみに、半田運河の近辺、ミツカンの企業博物館、「酢の里」は、現在リニューアル工事中で、2015年秋にミツカンミュージアムとしてオープンする予定です。

ミツカン 半田運河 蔵

ミツカンの本社も