天神と博多の公園。大都会の癒しの空間

大都会、天神と博多に存在するオアシス

福岡の一大商業地域といえば、真っ先に名前が挙がる存在が天神と博多です。かつて経済の中心といえば博多ですが、現在では天神と博多がそれぞれ別の発展を遂げ、天神がショッピングや買い物など商業の一大中心地。博多がビジネスとショッピングが融合する新たな町として独自の進化を遂げています。

この二つのエリアは、もともと江戸時代の福岡藩の城下町と商人町に由来します。当時は現在とその役割は全く逆で、福岡城に近い天神が城下町として、博多は古来から続く貿易の拠点、商人町として栄えました。

現在では、博多はJR博多駅という交通の一大拠点という役割を活かしたビジネスの中心として、またJR博多シティという日本最大の駅ビルによる商業の中心としても栄えています。

福岡 博多 公園

 

一方天神は、駅前に多数の百貨店が立ち並び、昔ながらの商店街や巨大地下商店街としても賑わいを見せる場所としてしられ、一大商業地帯として発展を遂げました。そんな福岡の二つの大都会には、都会のオアシスとも言える公園が豊富に揃っているのです。

かつての福岡城の周辺を利用できる巨大な大濠公園や、福岡天神駅の周辺に存在する警固公園などが代表的です。

また博多の中心部には、日本庭園である楽水園やJR博多シティの屋上庭園なども公園としてゆったりと過ごすことが出来る存在です。本日はショッピングなど大都会の観光に疲れた時の癒しの空間である天神と博多の公園についてご紹介します。

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天神の公園

まずはじめにご紹介するのは天神エリアの公園からご紹介しましょう。天神は冒頭でもご紹介したとおり、かつての福岡藩の城下町のはずれだったエリアです。そのため福岡天神という呼ばれ方もされ、中洲をはさんで行くことが出来る商人町であった博多とは区画が異なります。

この天神ですが、福岡天神駅前は九州最大の商業エリアとして、岩田屋福岡三越福岡大丸など巨大百貨店が立ち並び、昔ながらの商店街である新天町商店街や、巨大な地下商店街が広がるスポットです。

そんな天神エリアには駅前と少し離れたかつての福岡城周辺に数多くの憩いの場である公園が存在します。またこれからご紹介する公園の中には歴史的にも観光スポットとしても価値あるスポットがありますので、是非訪れてみてはいかがでしょうか。

警固公園:福岡天神駅前の憩いの場

まずはじめにご紹介する公園が、警固公園です。警固公園は福岡天神駅前にある巨大な広場で、警固神社とともにある公園です。この警固公園はクリスマスの時期にはイルミネーションのスポットとして注目される場所で、その数なんと30万球にも及びます。

もともとここは古くから公園だったのですが、2012年に全面的に改装が行われ現在の整備された公園の姿になりました。この警固公園ですが、隣接する警固神社とともに福岡天神駅前の象徴とも言える存在です。

ちなみに警固という聞きなれない言葉は「けご」と読み、天神のことをさします。この言葉の由来は鎌倉時代に元の襲来があった際、鎌倉幕府が設置した異国警固番役にちなんで呼ばれています。

また隣接する警固神社はもともと福岡城本丸付近にあったとされますが、初代福岡藩主となった黒田長政が築城する際に、現在の場所に社殿を移し現在に至ります。

この警固公園は駐輪場や地下駐車場も備え、天神でのショッピングや駅前の交通との利用も相性がいい公園です。

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天神中央公園

天神は江戸時代の福岡藩時代には、城下町のはずれとして存在しており、中洲をわたって商人待ちである博多に行く場所でした。そんな博多へと続く中洲との岸にある公園が天神中央公園です。

天神中央公園は福岡市役所の東側と、複合ビルであるアクロス福岡の南側に位置する大きな公園で、この天神中央公園は福岡天神駅からも歩いて5分ほどの場所にあり、まさに大都会の中に存在する緑のオアシスといった存在です。

その広場の総面積は3万1千平方メートルにも及び、憩いの場としてだけではなく、物産展などのイベント会場としての利用も盛ん。

この公園の特長は、広場自体が緑の芝生というだけではなく、隣接するアクロス福岡の階段状の緑地と合わさってランドスケープ(造園)が形成されているということも挙げられます。まさに都会の喧騒を忘れてゆったりと過ごすのに最適なスポットと言えるでしょう。

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天神中央公園の見所1:福岡県公会堂貴賓館

この天神中央公園にはまた、見所スポットが二つ存在します。そのうちの一つが福岡県公会堂貴賓館です。福岡県公会堂貴賓館は国の重要文化財にも登録される貴重な建物で、明治43年、今から遡ること100年以上昔の1910年に完成しました。

当時は来賓を招待するための貴賓館として使用され、戦前は皇太子殿下の宿泊施設としても利用されました。太平洋戦争中には福岡連隊の連隊司令部として利用され、戦後は福岡高等裁判所、福岡県立水産高等学校、福岡県教育庁舎などとして利用。

1984年にフレンチ・ルネッサンス様式の木造建築物としてその価値が認められ国の重要文化財に登録されます。この福岡県公会堂貴賓館は、天神中央公園の見所スポットの一つとして、一般公開されています。

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天神中央公園の見所2:出会い橋と水上バス

天神中央公園は先に、商人の町博多へと続く中洲と接しているということを述べましたが、中洲とは博多湾に注ぐ那珂川の真ん中にできた中洲のこと。

天神中央公園の見所の一つはこの那珂川を渡る出会い橋という橋と、那珂川から発着する水上バスの入口としての見所があります。

出会い橋とは、城下町である福岡天神と、商人の町である博多が出会うということから命名された橋で、橋そのものが公園として座ってのんびりすることができます。また、夜になると中洲一体には福岡名物である屋台が一斉に登場しますが、この出会い橋付近にも屋台が登場します。

この那珂川を基点にしたもう一つの見所である水上バスは天神中央公園(福博であい橋)から能古島まで土日祝日のみ、日中に3往復しています。

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舞鶴公園:巨大な福岡城一体を堪能

福岡天神はかつて福岡城の城下町のはずれですが、現在は福岡城の周辺が巨大な公園として整備されています。この福岡城一体のエリアを舞鶴公園といい、福岡城跡や、スポーツグランド、巨大な堀を公園にした大濠公園など、すべてのエリアを含みます。

この舞鶴公園は緑と文化と歴史が融合する巨大な公園として、楽しむことができます。それでは舞鶴公園の見どころをご紹介しましょう。一応、大濠公園は舞鶴公園の内部として区分できますが、別にご紹介することとします。

舞鶴公園へのアクセスですが、福岡天神駅から地下鉄空港線から二駅、大濠公園駅で下車してアクセス可能です。

隣の大濠公園と一体となっているのでセットで観光することをお勧めします。この舞鶴公園にはいくつか見どころがありますが、その最大のものは福岡城です。

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舞鶴公園の最大の見どころ:福岡城

現在の福岡城は本丸の付近のみがその遺構を残しており、石垣や幾つかの櫓などが残されています。この福岡城は非常に巨大で、堀の部分が大濠公園に改造されています。

舞鶴公園内における福岡城では、梅の庭園としての見どころがあります。詳しくは福岡城の記事でご紹介しておりますが、2月末から3月頭にかけて、本丸の付近に大量に植えられている梅の樹が一斉に色づくため、美しい姿を目の当たりにすることができます。

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鴻臚館

舞鶴公園のもう一つのみどころは鴻臚館です。鴻臚館は平安時代に設置された外交と貿易の一大拠点であり、舞鶴公園はこの鴻臚館があった場所に設けられています。

現在は遺構などが発掘され鴻臚館遺跡展示館でその姿を見ることができます。ここでは福岡が古来から海外交易の一大拠点であった原点を目の当たりにすることができる貴重なスポットとして、訪れることができます。

鴻臚館は入場料無料であるため、舞鶴公園の貴重な観光スポットの一つとしてお勧めです。

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大濠公園

舞鶴公園と隣り合わせにあり、巨大な池が見どころの公園が大濠公園です。厳密には大濠公園は舞鶴公園の一部になるようですが、大濠公園も舞鶴公園と同じくらいの大きさであることから別々にご紹介します。

この大濠公園はその名前の通り、福岡城の堀をそのまま改装して作られた巨大な公園であり、ボートハーバーなども備えた美しい公園です。また大濠公園の周囲はジョギング用に整備された道路が取り囲んでいることから、池と緑を堪能しながら散歩やジョギングを楽しむ人が多く存在します。

この大濠公園には、日本庭園や福岡市美術館なども併設されており、ゆったりとした空間の中、文化に親しむことができます。

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大濠公園の見どころ①:日本庭園

大濠公園の見どころスポットの一つに日本庭園があります。この日本庭園は大濠公園の開設50周年を記念して作られた回遊式の日本庭園で、120000平方メートルの敷地内に、数寄屋造りの茶室や四季折々の草花など、築山林泉式の形態を持つ廻遊式庭園の内部を余すことなく堪能することができます。

大濠公園自体も、巨大な池があり美しい湖面を見ながら散策することができますが、この回遊式の日本庭園も散策に最適なスポットとなっています。この日本庭園は別途入園料がかかります。

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日本庭園の利用案内

開園時間:9:00〜17:00(入園は16:45まで)

※【6・7・8月】9:00〜18:00(入園は17:45分まで)

茶会館開放日 毎月第3火曜日(休園日の場合はその翌日)

入園料:個人一般 240円 / 児童120円

休園日 毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日)12月29日から1月3日まで

大濠公園の見所②:福岡市美術館

大濠公園のもう一つの見所として挙げられるスポットが福岡市美術館です。福岡市美術館は多数の重要文化財と黒田家ゆかりの文化財を多数所蔵する美術館です。

この福岡市美術館は上記の日本庭園の隣にあり、セットで見ることをおすすめします。優雅なひとときを過ごせるでしょう。

福岡市美術館の利用案内

開館時間:9:30-17:30(入館は17:00まで)、7月~8月は19:30まで開館(入館は19:00まで)。

閉館日:月曜日、年末年始(12月28日~1月4日)

入場料:常設展示は、一般200円(150円)、高・大生150円(100円)、小・中生無料。特別企画展示は各展覧会によって異なる。

所在地:〒810-0051 福岡市中央区大濠公園1番6号

博多の公園

これまでは天神エリアの公園をご紹介してきましたが、ここからは博多エリアの公園をご紹介します。博多は冒頭でもご紹介したとおり、ビジネスと商業が融合する町として独自の発展を遂げ、天神とは少し異なる趣があるエリアです。

この博多エリアでは大きな公園はありませんが、ちょっと変わった憩いの場所が存在します。これからご紹介する二つのスポット、楽水園とつばめの杜は、大都会の喧騒の中に存在する隠れたスポットと言えるでしょう。

楽水園:都会の隠れたオアシス

はじめにご紹介するスポットは楽水園です。楽水園は住吉神社のすぐそばにある日本庭園で、博多の隠れた庭園スポットと言えるでしょう。楽水園が作られたのは明治39年で、博多の商人であった下澤善右衛門の別荘として作られたと言われています。

ちなみに楽水園の楽水とは善右衛門の雅号から取られています。この楽水園は泉回遊式の日本庭園として楽しむことができ、大都会博多の町に残る、隠れた都会のオアシスと言えるでしょう。

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楽水園の利用案内

  • 大人/ 100円
  • 子ども(中学生以下)/ 50円
  • 小学校入学前、心身障害者とその介護者および市内住居の65歳以上/無料
  • 茶室利用料/午前:3,000円、午後:3,600円
  • 営業時間:9:00〜17:00
  • 休業日火曜(休日の時は翌日)※1月2・3日及び5月4・5日は開園、年末年始(12月29日~1月1日)
  • 所在地:福岡市博多区住吉2-10-7

つばめの杜:日本最大の駅ビルJR博多シティの屋上

博多の憩いの場所として、最後にご紹介するのが、つばめの杜です。つばめの杜は公園ではありませんが、日本最大級の駅ビルとして名高い、JR博多シティの屋上庭園として、ゆったりと過ごせる憩いの場としておすすめです。

JR博多シティは百貨店やシネコン、日本最大の駅ビルの飲食店フロアなど、あらゆるものが揃う駅ビル。つばめの杜はそんな駅ビルの最上階に存在し、博多の町を一望出来るだけではなく、ゆったりとした時間を過ごせるスポットとしておすすめです。

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まとめ

これまで天神と博多の公園や憩いの場をご紹介してきましたが、福岡最大の商業都市の中にはさまざまな成り立ちの公園が存在します。是非大都会の観光やショッピングの休憩だけではなく、観光としても訪れることをおすすめします。

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