博多町屋ふるさと館。博多の伝統工芸の体験からお土産が集結

博多町屋ふるさと館。博多の伝統文化が集結

九州随一の繁華街が誇る博多。福岡の中心であり、博多の町は古来から貿易港として、商業の町として発展してきました。最近では、JR博多駅の改築にともなって日本一の巨大な駅ビルも建てられるほどに発展しています。その一方で、博多は古来からの伝統文化などが今も色濃く残る町でもあるのです。

九州一のお祭りである祇園山笠は、鎌倉時代から続く博多の伝統文化です。また、博多人形や博多織など、全国規模で知られる伝統工芸も存在します。こうした博多の持つ伝統文化は、博多が古くから港町として海外からの文物を仕入れていたことからもうかがえます。

今回はそんな博多の伝統工芸や文化が一大集結し、お土産や体験などもできるおススメ観光スポット博多町屋ふるさと館をご紹介します。博多どんたく祭りや、祇園山笠で有名な櫛田神社のすぐ近くにあり、承天寺や東長寺、聖福寺など、博多のお寺スポットとも近いおすすめ観光スポットです。

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

博多町屋ふるさと館の見所とは

博多町屋ふるさと館は、大きくわけて3つの建物に分かれています。第一が博多の伝統工芸が展示されており、実演なども見学できる展示棟。第二が本物の博多の町屋を改装して、町屋ののつくりが堪能できる町屋棟。こちらでも体験などが楽しめます。そして第三が、お土産が購入できるみやげ処です。この3つの建物はいずれも明治時代の町屋を移築して建てられたものです。

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

展示棟の入口には博多人形の黒田官兵衛が

展示棟。博多の歴史から伝統文化までまるわかり

一番最初にご紹介するのが展示棟です。展示棟は、2階建ての建物で、博多の歴史から伝統工芸までの展示が楽しめます。この展示棟は1階と2階で分けられており、1階では、かつての博多の町としての歴史を奈良時代から現代にいたるまでさまざまな手法で展示してあります。

年表でみることもできますが、ここでは豊臣秀吉が行った博多独自の町の形態や都市計画から、博多のお祭りの模型の展示が楽しめます。博多のお祭りと言えば「博多どんたく」と祇園山笠ですが、この二つの展示が楽しめます。

また明治から大正など近現代に入ってからの博多の街並みの移り変わりは写真で見ることができます。この展示棟の2階は実演コーナーになっており、伝承工房といわれるエリアでは、博多の伝統工芸である博多人形、博多張子、博多独楽、博多曲物の実演を目の当たりにできます。

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

博多の街の歴史がわかります

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

年表スタイルでも展示

町屋棟。一大伝統工芸、博多織の実演と体験ができる

続いて登場するのが町家棟です。この町家棟では、博多の伝統工芸の代表的な存在、博多織の実演や体験が見れることです。博多織は日本三大織物のひとつとして知られ、現在でも経済産業大臣指定伝統的工芸品に登録されています。

もともとの始まりは鎌倉時代が起源とされており、祇園山笠を始めた円爾と共に宋から帰国した博多商人満田弥三右衛門が作り出したのが発祥といわれています。その後、江戸時代に入り、福岡藩主黒田家から徳川将軍家に献上されたことから、「博多織」として有名になりました。

特に博多織は、その独特の縫い方や、上等な仕上がりは他の織物とは違い、今でも高級品として知られています。生地に厚みがあることから帯としての使用が盛んです。ちなみに、現代の相撲の力士は幕下以上にならなければ博多帯を締めることは許されないほどだと言われています。

ここ博多町家ふるさと館の町家棟では、そんな博多を代表する伝統工芸博多織の展示だけではなく、実演や体験が可能です。特に実演では、織り師の職人さんが伝統的な織り機を使って実演をします。町屋棟のみどころは建物そのものにもあります。

この建物は、明治時代の中ごろに博多織元であった工房兼町屋であったものをここに移築したもので、福岡市の指定文化財にも登録される文化財です。いわば本物の博多織の工房のなかで、展示と実演、体験ができるのです。

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

博多の町家の暮らしがわかります

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

暮らしの文化がわかります

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

博多織の実演も

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

練習しています

 みやげ処。博多の伝統工芸品から山笠グッズまでそろう

さらに博多町屋ふるさと館では、みやげ処も登場します。このみやげ処では、博多のおススメの商品が多数取り揃えており、旅の思い出や親しい人へのお土産選びに最適です。

お土産の種類としては博多の伝統工芸品が勢ぞろいしており、「博多人形」から日本三大織物のひとつ「博多織」、日本全国の独楽の発祥である「博多独楽」、「博多張子」など展示棟や町屋棟で見た伝統工芸品が購入することができます。

博多織では、ネクタイや財布、名刺入れ、手ぬぐい、メガネケース、帯など、日用品としてつかいやすい素敵な商品が並びます。伝統工芸品以外に、櫛田神社と山笠に因む山笠関連グッズやお菓子などの食品も豊富にそろえており、博多観光のお土産スポットとしてはおススメです。

歴史や文化を、町家棟と展示棟で、目の当たりにしたあとは、みやげ処でさまざまなお土産を選ぶことができます。

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

お土産もセットで

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

博多の代表、博多人形です

博多 伝統文化 博多町家ふるさと館

さまざまなお土産が

博多町屋ふるさと館へのアクセス

博多町屋ふるさと館は、博多山笠が奉納してある文化の中心、櫛田神社の目の前、櫛田表参道沿いにあります。この辺一体は交通網が便利で、どこからでもアクセスができます。もっともオーソドックスなのは、地下鉄祇園駅から櫛田神社に向けてつづく櫛田表参道を通って行くのがいいでしょう。

一方で、祇園駅のとなり、中洲川端駅で下車し、博多川端商店街を通って櫛田神社に抜けるという手もあります。ちなみにカンデオホテルズ ザ・博多テラスから、博多町屋ふるさと館へは徒歩12分ほどで、カンデオホテルズ福岡天神からは徒歩16分ほどでいくことができます。

博多町家ふるさと館はこちらです

博多町屋ふるさと館の利用案内

所在地:〒812-0039福岡市博多区冷泉町6-10
TEL:092-281-7761
FAX:092-281-7762
開館時間:11月~4月 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)、5月~10月 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日:月に1回、12月29日~12月31日
入館料:一般200円、小中学生無料
伝統工芸士による実演スケジュール(10時~12時、14時~16時/場所:展示棟2階)
博多人形(月曜)/博多張子(火曜)/博多独楽(水曜)
博多曲物(木曜)/博多人形(金・土・日)
博多織の実演・体験(毎日11~13時、15~17時)や博多仁和加定期公演(毎月第1土曜 ・第3日曜/観覧無料)

博多町屋ふるさと館のおススメ観光スポット

博多町屋ふるさと館は、博多の総鎮守である櫛田神社の参道にあります。祇園駅から櫛田神社までは参道が伸びており、櫛田神社の参拝ついでに立ち寄るのがベストです。また祇園駅周辺には、博多を代表する禅寺などが集結しており、こうしたお寺スポットの観光と組み合わせてもいいでしょう。

櫛田神社

博多町屋ふるさと館の周辺で一番のおススメスポットが櫛田神社です。櫛田神社は博多の総鎮守として博多の町の人々に古くから慕われてきた神社です。また博多の二大祭りである、祇園山笠と博多どんたくゆかりの神社としても有名です。

祇園山笠は、お祭りがある7月1日から15日の期間でしか走る姿を見ることが出来ませんが、ここ櫛田神社では、10メートル近い巨大な山笠が常時展示しており、目の当たりにすることができます。また櫛田神社は豊臣秀吉ゆかりの観光スポットとして知られます。戦国時代に博多の町は戦いで荒廃してしまいますが、復興をおこなったのが豊臣秀吉です。

秀吉は復興のスピードを高めるため、戦争で焼けた石や瓦などを使って塀をつくりました。これが博多塀として博多の町のさまざまなところに残されており、櫛田神社でも見ることができます。更に本殿も豊臣秀吉によって再建されました。更に櫛田神社では、天然記念物の銀杏の木や歴史館なども登場します。

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櫛田神社に奉納されている巨大な山笠

博多のお寺スポットも近くに

博多町屋ふるさと館は櫛田神社の参道沿いにありますが、祇園駅付近には多数の博多のお寺が登場します。歴代黒田家の藩主の菩提寺でもある東長寺や、博多織などを伝えた円爾がつくった承天寺、日本最初の禅寺として知られる聖福寺などが見所です。

東長寺は弘法大師空海が博多に滞在したおりに建立したお寺で、五重塔や六角堂、木造坐像として日本最大級の大きさを誇る大仏が見所です。承天寺は、既に述べた通り円爾が建てたお寺です。円爾は博多織のほか、饅頭や蕎麦などを中国から持ち帰った人物として有名です。

ここでは博多織を広めた商人、満田弥三右衛門の御墓などがあるほか重要文化財の梵鐘や木造釈迦如来及両脇侍像、福岡市指定有形文化財の開山堂、唐門などを見ることができます。最後に聖福寺は、日本最初の禅寺として臨済宗の開祖である栄西が開いたお寺です。

聖福寺は禅寺としてどくとくの雰囲気がただようお寺で、豊臣秀吉や黒田家初代藩主である黒田長政などからも手厚い庇護をうけました。最大の見所のひとつである山門は鎌倉時代に後鳥羽天皇から送られた額がかかる巨大なもので、禅寺特有のしずかで美しい姿を見ることができます。また禅寺として仏殿、方丈、禅堂、開山堂、総門、経蔵など堂々たる伽藍を備えており、静寂さと雄大さを併せ持つお寺として楽しめます。

東長寺

まとめ 博多の文化と歴史を味わう観光体験

博多町家ふるさと館では、このように、博多の歴史と文化、伝統工芸がまるごと揃っており、大都会の博多とは一風異なる楽しみを与えてくれます。櫛田神社の参道にあることから参拝のついでに立ち寄られてみるのもおススメです。

特に博多織をはじめとする博多の伝統工芸を目の当たりにできたり、さまざまなお土産がそろうのも魅力です。また、祇園駅前に集中するさまざまなお寺の観光とあわせれば、博多の文化や歴史を味わう観光体験ができることでしょう。おススメのスポットです。

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