愛媛県の博物館を一挙公開。歴史と文化と風土がまるわかり

愛媛県の博物館:豊富でバリエーション豊かな歴史が残る

愛媛県は日本の都道府県のなかにおいても、一際古い歴史を持つ県です。例えば愛媛県を代表する観光スポットでもあり、日本有数の温泉でもある道後温泉は日本三古湯のひとつに数えられるほどの存在です。その歴史は非常に古く、なんと3000年もの歴史を持つとされています。

3000年前といえば縄文時代であり、実際にその時代の縄文土器が出土しているのです。この道後温泉は日本最古級の温泉としてその後、長きにわたって多くの人を癒し、昔の愛媛県の名前の由来にもなったほどの存在。

かつての愛媛県は伊予の国と言われていましたが、この伊予は温泉の湯が文字って伊予になったと言われているのです。それほど古い歴史を持つ愛媛県には、県内に様々な形の歴史や文化、伝統工芸や産業が残されているのです。

例えば、伝統工芸では、現在も愛媛県の産業として主力をしめ、日本一の生産量を誇る今治タオルや、砥部焼などが有名です。また文学では、夏目漱石や正岡子規、司馬遼太郎といった人物は愛媛県と非常に関わりが深い存在です。

更に歴史では、愛媛県は瀬戸内海に面していることから戦国時代にこの地で活躍する水軍を生み出しました。歴史や文化、伝統工芸など、愛媛県は一言では言い表せないほどバリエーションに富、奥が深いものを残しているのです。

実際、その多くが記念館というカタチで残されていたり、博物館に展示され目の当たりにすることが出来ます。そのため博物館や記念館は、愛媛県の観光のひとつの楽しみとして今では欠かすことができない存在です。本日は愛媛県の博物館や記念館を、分野別にご紹介しましょう。

松山 博物館 砥部焼陶芸館松山 博物館 宇和民具館松山 博物館 広瀬歴史記念館

愛媛県の文学が分かる博物館

愛媛県、とりわけ松山は日本の文学と非常にかかわり合いが深い地域です。とりわけ松山にかかわり合いが深い文人として代表的なのが3名の人物です。

二人は明治時代の文人として名高い夏目漱石と正岡子規です。この二人は帝国大学(かつての東京大学)の同窓であり、親友同士です。

夏目漱石は日本の近代小説の草分け的な人物として知られ、『坊ちゃん』や『吾輩は猫である』、『草枕』など現代でも読まれている多くの名作を生み出しました。

一方正岡子規は“俳句”という分野を日本の文学の中での一ジャンルとして確立させた人物としてしられています。かつての歴史上にうもれていた多くの俳人の作品を探し出し、分析、評価を行うとともに、ありのままを表現する写生・写実による俳句を打ち立てました。この二人に関する博物館や展示などが松山には多く残されています。

この明治時代の二人の文人とは別に、もうひとりこの地にゆかりのある人物が司馬遼太郎です。司馬遼太郎は歴史長編小説『坂の上の雲』で松山出身の三人の人物(正岡子規と秋山好古、秋山真之)を主人公に日露戦争へと突入する近代日本の姿を描き出しました。この『坂の上の雲』ゆかりの観光スポットが松山には貴重な見所として存在します。

松山 博物館 子規堂松山 博物館 坂の上の雲ミュージアム

松山市立子規記念博物館

正岡子規と夏目漱石二人のことがよくわかる博物館は、松山市立子規記念博物館があげられます。松山市立子規記念博物館は道後温泉のすぐ近くである道後公園の入口にあります。ここでは正岡子規を始め夏目漱石など松山の文学について理解を深めてもらう展示がされている博物館で、数多くの写真展示とともに、松山の歴史がわかります。

地下から4階まであり、展示テーマは、「道後・松山の歴史」「子規とその時代」、3階の展示第2室には「子規のめざした世界」という形で展示がされています。また、かつて夏目漱石と正岡子規が下宿していたとされる愚陀仏庵の復元が1階に展示されており当時の雰囲気を目の当たりにできます。

この愚陀仏庵はかつて大街道にある萬翠荘の裏手にありましたが、2010年の大雨と土砂崩れによって全壊してしまったため、松山市立子規記念博物館に展示されています。

松山 博物館 子規記念博物館 松山 博物館 子規記念博物館 松山 博物館 子規記念博物館

松山市立子規記念博物館の利用案内

  • 所在地:〒790-0857 愛媛県松山市道後公園1-30
  • Tel : 089-931-5566
  • Fax : 089-934-3416
  • 開館時間:5月1日~10月31日 午前9時~午後6時(入館は午後5時30分まで)11月1日~4月30日午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
  • 料金:個人:400円/団体(20人以上):320円※小中高校生は無料。65歳以上の高齢者個人:200円/団体:160円(証明書提示要)
  • 駐車場:22台 100円/30分

子規堂

松山市内にはもう一つ正岡子規に関する展示が楽しめるスポットが存在します。それが子規堂です。子規堂は松山市立子規記念博物館とはかなり離れた場所にあり、松山市駅の裏側にあります。

この建物は実際に正岡子規が17歳ごろまで住んでいたとされる建物を復元したもので、正岡子規や夏目漱石などに因む資料や写真などが展示されています。こちらの見所も当時の住居の雰囲気や、正岡子規の生活した感じを実際に感じられるところが魅力と言えるでしょう。

また、この子規堂は資料館の外にも様々な展示がされており、正岡子規や夏目漱石がいた時代に実際に運行されていた蒸気機関車「坊ちゃん列車」の客車が展示されていたり、野球を松山に持ち込み、多くの野球用語を作り出した子規にちなみ、子規とベースボールの碑も残されています。

松山 博物館 子規堂 松山 博物館 子規堂 松山 博物館 子規堂 松山 博物館 子規堂

子規堂の利用案内

  • 所在地:〒790-0023愛媛県松山市末広町16-3正宗寺内
  • Tel: 089-945-0400
  • Fax:089-947-0495
  • 入館時間:8:30~17:00 16:40までに入場
  • 入館料:大人50円
  • 休館日:年中無休
  • 駐車場:正宗寺境内

坂の上の雲ミュージアム

坂の上の雲ミュージアムは、先にご紹介した司馬遼太郎の小説『坂の上の雲』に関する博物館ですが、こちらは単純に小説の世界を紹介するだけではなく、松山の歴史や松山の観光スポットを紹介する施設としても利用することができます。

ちなみに小説『坂の上の雲』は全8巻にものぼる長編小説で、先にご紹介した正岡子規と、日露戦争で騎兵を率いて戦った秋山好古、海軍の参謀としてバルチック艦隊と戦った秋山真之を中心に描いた小説です。

この3名の人物は松山出身の人物として、松山の街も小説には登場します。坂の上の雲ミュージアムはこの3名の写真や資料などを展示するとともに、企画展なども行っています。

また、坂の上の雲ミュージアムは建物そのものが有名建築家である安藤忠雄氏が設計したものとして、三角形の独特の形状をしており、ゆったりと松山の歴史に触れながら散策するのに最適な博物館となっています。

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坂の上の雲ミュージアムの利用案内

  • 所在地:〒790-0001愛媛県松山市一番町三丁目20番地
  • TEL:089-915-2600
  • FAX:089-915-3600
  • 開館時間:午前9時から午後6時30分まで(入館午後6時まで)
  • 休館日:毎週月曜日(休日の場合は開館)
  • 観覧料:個人一般400円、320円(団体)高齢者200円、160円(団体)、高校生200円、100円、中学生以下無料

愛媛県の歴史と文化が分かる博物館

愛媛県は冒頭でもご紹介したとおり、古い歴史を持つ県ですが、エリアごとに非常にバリエーションに富んだ歴史を持つ県です。例えば瀬戸内海に面したという立地条件から、戦国時代には村上水軍といったこの地域ならではの存在を生み出しました。

また、江戸時代には愛媛県の南予地方の藩たちは、多くの殖産興業と独自の発展を遂げたことでもしられています。伊達家10万石の宇和島藩は積極的に蘭学を取り入れ、伊達宗城や二宮啓作、大村益次郎など多くの著名人が登場しました。

このように愛媛県は各エリアによって特色ある歴史を持ち、貴重な展示が残る場所でもあるのです。

愛媛県歴史文化博物館

愛媛県の歴史と文化が凝縮された博物館が愛媛県歴史文化博物館です。西予市の一大観光スポットである宇和町宇野町にある博物館で、南予地域の拠点的な歴史博物館です。この愛媛県歴史文化博物館ではかつて伊予と言われた愛媛県の歴史と文化を中心に展示されている博物館で、テーマパーク的な博物館としてもしられています。

例えば松山最大の商店街である大街道商店街は城下町から発展し戦前から大きな賑わいを見せていましたが、かつての姿を再現した町並みが博物館のなかに設けられています。

また、この博物館は期間限定でお化け屋敷なども行うことで知られており、単なる展示だけの博物館とは違う楽しみ方を提供してくれます。宇和町宇野町はかつての宇和島藩の在郷町としての見ごたえもありますが、愛媛県歴史文化博物館も見所スポットのひとつとしておすすめです。

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愛媛県歴史文化博物館の利用案内

  • 所在地:〒797-8511愛媛県西予市宇和町卯之町4-11-2
  • TEL:0894-62-6222(代表)
  • 利用時間:午前9時~午後5時30分まで(展示室への入場は、午後5時まで)
  • ただし、多目的ホール、控室、研修室、ミーティングルームなどは、午後10時まで利用可能
  • 休館日:月曜日(祝日及び振替休日にあたる場合は、火曜日)
  • 料金:一般510円、 高齢者260円、小中学生無料

宇和島市 

愛媛県の南予地方の代表的な町のひとつが宇和島市です。宇和島はかつて江戸時代には伊達家10万石の城下町として繁栄した場所で今も当時に因む歴史観光スポットが数多く存在します。

そんな宇和島の歴史が詰まった博物館が宇和島市立伊達博物館です。元々伊達家は独眼竜政宗でも有名な仙台伊達家が有名ですが、宇和島の伊達家は、伊達政宗の長男、伊達秀宗を藩祖とし、江戸時代から幕末維新を迎えるまで、この地の大名として親しまれてきました。

伊達博物館ではそんな伊達家に因む文化遺産の数々が展示されている博物館です。例えば伊達秀宗の秀は、豊臣秀吉からもらった名前ですが、ここでは貴重な豊臣秀吉の肖像画などが展示されています。また幕末の四賢候のひとりとして活躍した伊達宗城の肖像なども見ることができます。

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宇和島市立伊達博物館の利用案内

  • 所在地:愛媛県宇和島市御殿町9番14号
  • TEL:0895-22-7776
  • 開館時間:午前9時~午後5時(但し、入館受付は午後4時30分まで)
  • 休館日:毎週月曜日及び年末年始は12月29日~01月03日
  •  ※但し、月曜日が祝日にあたる場合は開館し、翌火曜日が休館
  • 入場料:大人500円、高校・大学400円、65歳以上400円、中学生以下無料

宇和島市立歴史資料館

もう一つ宇和島には貴重な歴史博物館が存在します。それが宇和島市立歴史資料館です。宇和島市立歴史資料館は明治時代に警察署として建てられた建物を利用して作られたもので、国の登録有形文化財として愛媛県として初登録の博物館です。

宇和島市立歴史資料館の見所は建物そのもので、明治時代の欧化政策の影響を受けた当時の作りが見所です。また、この歴史資料館の目の前には、幕末に宇和島藩によって作られた樺崎砲台跡の復元を目の当たりにできます。

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宇和島市立歴史資料館の利用案内

  • 所在地:〒798-0003愛媛県宇和島市住吉町2丁目4-36
  • TEL:0895-23-2400
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:月曜日(祝日の場合翌日)/年末年始(12/29~1/3)
  • 駐車場:あり/無料4台
  • 料金:無料

村上水軍博物館

愛媛県は瀬戸内海に面していることから、歴史的に水軍の根拠地としてもしられています。もっとも代表的な存在が村上水軍で、戦国時代には毛利家と提携するなどその威勢を振るいました。村上水軍は能島、来島、因島を根拠地に通行税や貿易などで栄えたとされています。

この村上水軍の歴史を知ることが出来る博物館が村上水軍博物館です。村上水軍博物館は、しまなみ海道の観光スポットのひとつとして、瀬戸内海における村上水軍の活躍する資料が展示されています。

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村上水軍博物館の利用案内

  • 所在地:〒794-2203 愛媛県今治市宮窪町宮窪1285番地
  • TEL:0897-74-1065
  • 営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
  • 休業日:月曜日(月曜日が休日の場合、翌平日)、年末年始(12/29~1/3)
  • 駐車場:普通車50台、大型バス3台
  • 入場料:【個人】一般:300円、学生:150円、【団体】一般:240円、学生:120円

新居浜市広瀬歴史記念館

新居浜市の歴史観光スポットで代表的な存在が別子銅山ですが、広瀬歴史記念館を外して語ることはできません。広瀬歴史記念館は別子銅山の近代化を果たし、初代住友支配人にもなった広瀬宰平の邸宅跡に作られた歴史記念館です。

この歴史記念館では国の重要文化財に登録されている広瀬宰平の邸宅と、展示館とに分かれており、中でも広瀬宰平の邸宅はその美しい日本庭園とともに見ごたえがあります。

展示館の方では、広瀬宰平の歴史に始まり、別子銅山の運営に関する歴史や、当時の鉱山鉄道のレールや鉄鉱石、江戸時代の製品といったものが展示されています。こちらは別子銅山の観光とセットで訪れるとより一層深みがますスポットです。

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新居浜市広瀬歴史記念館の利用案内

  • 所在地:〒792-0046新居浜市上原二丁目10番42号
  • Tel:0897-40-6333(直通)
  • 観覧料:個人520円(中学生以下無料)、団体420円(20名以上)
  • 開館時間:9:30~17:30(受付は17:00まで)
  • 休館日:月曜日(祭日の場合は翌日)、12月29日~1月3日まで休館

愛媛県の伝統工芸、地場産業が分かる博物館

愛媛県には歴史や文化だけではなく、実は多くの“日本一”を誇った伝統工芸や産業が存在するのです。ちなみに冒頭でもご紹介したとおり今治タオルは現在でも日本のタオル生産の日本一を誇り、そのクオリティは高品質なタオルとして日本全国で人気を誇ります。

現在では時代の移り変わりとともにその姿は見かけることは少ないですが、かつてこの地では日本一を誇る二つの製品が存在しました。ひとつが“伊予かすり”と言われる製品です。絣(かすり)とは織物の技法のひとつで、絣糸を使って織り上げ、様々な文様を表すことが出来る織物技法です。

とりわけ松山で生産されていた伊予かすりは、明治時代から大正時代にかけては日本最大の生産量を誇り、日本全国の絣総生産のうち、およそ半分を占めたと言われています。この絣は洋服の流通と浸透とともに需要は低下しましたが、現在でも松山市でその姿を見ることができます。

もう一つ、明治時代に日本一の生産量を誇っていた存在が木蝋です。木蝋はハゼノキから取れる油をもとに作られた蝋であり、ロウソクや化粧品、クレヨンといった製品の原料にもなった製品です。もともと江戸時代に伊予大洲藩が殖産興業の一貫として始めた産業ですが、明治時代には日本一の生産量を誇りました。

この木蝋生産も石油の流通とともに衰退しましたが、今も内子町の伝統工芸として目の当たりにできます。こうした貴重な伝統工芸が今も残されており、愛媛県の各地で博物館や記念館で見ることができます。

民芸伊予かすり会館

民芸伊予かすり会館は、明治時代に日本一の生産量を誇った伊予かすりの見学や体験、お土産購入などが出来る観光スポットです。

伊予絣は織物技法のひとつとして、様々な模様を出すことができますが、民芸伊予かすり会館では、織り機の見学から、藍染体験をたのしむことができます。

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民芸伊予かすり会館の利用案内

  • 所在地:〒791-8016 愛媛県松山市久万の台1200番地
  • tel . 089-922-0405
  • fax . 089-922-0050
  • 開館時間/午前8時10分~午後4時50分
  • 年中無休(12/31・1/1は午後3時まで)
  • 見学所要時間/40分
  • 駐車場/大型バス20台駐車可・普通車50台駐車可
  • 入場料:大人(大学生含む) 100円、小、中、高校生 50円

砥部焼陶芸館

愛媛県の伝統工芸のひとつとして名高いのが砥部焼です。砥部焼は砥部町にある焼き物のひとつで、かつて江戸時代の大洲藩の殖産興業のひとつでした。おもに食器類や花器類に使用されている陶器で、現在は愛媛県の指定無形文化財のひとつになっています。

その特徴は白地の表面を持っており、薄い藍色で手書きをされるのが一般的。砥部焼陶芸館では、砥部焼の数々の作品が展示されており、目の当たりにすることができます。またこちらでは実際に手作りの陶芸体験コーナーを楽しむことができます。砥部焼は愛媛県のそのほかのお土産もの屋さんでも購入することができます。

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砥部焼陶芸館の利用案内

  • 所在地:〒791-2120 愛媛県伊予郡砥部町宮内83番地
  • TEL:(089)-962-3900
  • FAX:(089)-962-5464
  • 営業時間:AM8:30-PM5:00
  • 体験は別途体験料が発生

木蝋資料館上芳我邸

愛媛県の伝統工芸としてもう一つ、内子町の木蝋は外すことができません。木蝋とはハゼノキを原料にして取られたロウのことで、ロウソクを始めクレヨンや化粧品など様々なものの原料になったものです。

石油にとって変わられることでその姿を消してしまいましたが、内子町ではかつて日本一の木蝋生産を誇った場所として、この資料館を楽しむことができます。

木蝋資料館上芳我邸は、木蝋生産で巨大な富を築いた豪商、芳我家の邸宅と工場を改装した博物館で、江戸時代から明治時代にかけての豪商の邸宅だけではなく、数々の美しい木蝋製品や製造現場なども見学することができます。

また建物自体が重要文化財に登録されており、内子町の街歩きとともに訪れることができます。

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木蝋資料館上芳我邸の利用案内

  • 所在地:喜多郡内子町内子2696
  • TEL:0893-44-2771
  • 営業時間:9:00~16:30
  • 定休日 年末年始(12/29~1/2)
  • 料金:大人500円/小・中学生250円
  • 大人(20名以上)380円/小・中学生(20名以上)200円
  • ※セット券(木蝋資料館上芳我邸、内子座、商いと暮らし博物館共通券)あり
  • ※駐車場:なし。付近に有料駐車場あり(高昌寺付近)

商いと暮らし博物館

木蝋生産で栄えた内子町は江戸時代から明治時代にかけて商人の街としてしられていました。そんな商人の暮らしぶりや当時の生活の様子などが分かる博物館が、商いと暮らし博物館です。

商いと暮らし博物館は上記で述べた木蝋資料館上芳我邸と共通券で入れる博物館のひとつで、実際の商家を改装した博物館です。モデルは薬屋の店内と住居を元に、リアルな人形を展示することで商人の暮らしぶりが再現されています。

また実際に住居部分などには入ることができるため江戸時代や明治時代の雰囲気なども堪能することができます。こちらの商いと暮らし博物館も内子町の街歩きスポットとして外すことはできない存在です。

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商いと暮らし博物館の利用案内

  • 所在地:喜多郡内子町内子1938
  • TEL:0893-44-5220
  • 営業時間 9:00~16:30
  • 定休日:年末年始(12/29~1/2)
  • 料 金:大人200円/小・中学生100円
  • 大人(20名以上)150円
  • 小・中学生(20名以上)80円

※セット券あり(木蝋資料館上芳我邸、内子座、商いと暮らし博物館共通券)

宇和米博物館

宇和町卯之町は西予市に残るかつての宇和島藩の在郷町です。この宇和町卯之町一体は米どころとして知られており、そこにある宇和米博物館は、米どころの街を余すところなく堪能することが出来る博物館です。

またこの宇和米博物館の最大の特徴は、建物で、木造の旧宇和町小学校校舎を改装して作られており、貴重な昭和の古い校舎を体感することができます。

全長109メートルにも及ぶ長大な廊下は今の学校の校舎では見ることができないものとして、楽しめます。かつての教室には多数の米の生産に使用されてきた農耕具が展示されており、博物館としても楽しめます。

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宇和米博物館の利用案内

  • 所在地:愛媛県西予市宇和町卯之町二丁目24番地
  • TEL:0894(62)6517
  • 営業時間:9時~17時(入館は16時30分まで)
  • 定休日:毎週月曜日(月曜日が祝祭日の場合は火曜日が休館)、年末年始
  • 平成28年4月1日(金)~平成29年3月31日(金)・・・全施設(講堂を除く)休館。
  • 料金:入館料:無料、廊下の雑巾がけ体験:200円
  • 駐車場:有り 大型バス4台、普通車50台

宇和民具館

宇和町卯之町は、多くの民具が残されている町としても有名です。上記でご紹介した宇和米博物館では多数の農耕具が見ることができますが、それとは別に宇和民具館では数々のこの地ならではの民具を目の当たりにすることができます。

ちなみに民具とは衣食住に関するものやその地域の信仰や文化などに関する道具であり、地域ならではの文化を垣間見れる存在です。

宇和民具館では、この地域の5000点にものぼる多数の民具が展示されており、在郷町としての宇和町宇野町を知ることが出来る観光スポットです。ちなみに宇和民具館はすぐ隣にある明治時代の小学校開明学校とセットで見ることができます。

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宇和民具館の利用案内

  • 所在地:愛媛県西予市宇和町卯之町3-106
  • TEL:0894-62-1334
  • FAX:0894-62-4292
  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
  • 定休日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
  • 料金:学遊切符(4館セット入館券):大人400円 小人200円。 単館券(各館とも):大人200円 小人100円
  • ※学遊切符の4館とは、開明学校、宇和米博物館、宇和民具館、宇和先哲記念館

東平歴史記念館

別子銅山はかつての銅山があった端出場ゾーンと、貯蔵庫があった東平ゾーンとに分かれています。この東平ゾーンのほうは“東洋のマチュピチュ”と言われる独特の景色が楽しめる場所で山のなかに存在する巨大な銅山貯蔵庫が見所です。

この東平ゾーンには、別子銅山で産出された銅で作られた製品や作品、写真展示などが楽しめる博物館が存在します。それが東平歴史記念館です。この東平ゾーンは、銅山採掘に充実する人たちとその家族が住んでいた地域でもあり学校なども存在しました。

そんな当時の人々の暮らしぶりを忍ばせる写真展示がなされています。また、実際に展示されている銅製の製品の美しさは一見の価値ありです。是非こちらの東平歴史記念館は東平ゾーンの見所のひとつとしておすすめの博物館です。

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 東平歴史記念館の利用案内

  • 所在地:新居浜市立川町654-3
  • TEL:0897-36-1300(マイン工房)
  • 営業時間:10:00~17:00(3月~11月)
  • 定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)/12月~2月
  • 駐車場:あり/無料、普通車71台/身障者用3台
  • 料金:無料

今治タオル美術館ICHIHIRO

愛媛県の産業で最も代表的なもののひとつが今治タオルです。今治は、大阪の泉州タオルとともに、日本を代表するタオル産業地帯で、その高品質なタオルは今では日本全国で有名です。

今ではインターネット通販や百貨店、専門店などが登場しているところから、今治以外の地域でも購入することが可能ですが、本場今治の地では、今治タオルの秘密に迫れる美術館が存在します。

それが今治タオル美術館ICHIHIROです。この今治タオル美術館ICHIHIROではレストランカフェなども併設する大きな美術館で、今治タオルの製造工程がそのまままるごと見ることができます。

また、今治タオルで作り出された数々の作品も展示、様々な色とりどりの糸の展示は圧巻です。

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今治タオル美術館ICHIHIROの利用案内

  • 所在地 :〒799-1607 愛媛県今治市朝倉上甲2930
  • TEL:0898-56-1515
  • FAX:0898-56-2727
  • 開館時間:9:30~18:00(ギャラリー見学は閉館30分前まで)
  • ※毎週土曜日、連休(最終日は除く)は開館時間を20:00まで
  • (1月2月のみ、延長営業は19:00まで)
  • 休館日:年中無休

※ただし1月第3・第4火曜日のみ、館内メンテナンスのため休館

愛媛県総合科学博物館

愛媛県の博物館は歴史や文化などが中心の博物館が多いですが、総合科学博物館も存在します。それが愛媛県総合科学博物館です。

愛媛県総合科学博物館は新居浜市に設けられた博物館で、自然科学から天文、技術に関する総合科学博物館として年間17万人も訪れるスポットです。

有名建築家である黒川紀章デザインの建物で、最大の見所はいくつかあり、プラネタリウムや動く恐竜などは一見の価値ありです。

愛媛県総合科学博物館の利用案内

  • 所在地:〒792-0060 愛媛県新居浜市大生院2133-2
  • 開館時間:9:00 – 17:30
  • 閉館日:月曜(ただし第一月曜は開館し翌日休館)、年末年始、その他臨時休館日あり
  • 入場料:常設展示室:高校生以上500円、小中学生無料(団体割引あり)
  • プラネタリウム:高校生以上500円、小中学生250円(団体割引あり)

まとめ

これまでご紹介してきたように愛媛県は数多くの博物館が存在します。またその博物館の種類も総合博物館から科学博物館、また各地域ごとの特色を生かしたバリエーションに富むもので、様々な楽しみ方が味わえます。歴史や文化に関するものや、文学に関するもの、また最近注目の近代産業遺産に関するものなど、愛媛県の奥深さが味わえるものばかりです。こうした博物館の観光は周辺の観光スポットとセットで訪れてみましょう。是非旅をより一層充実したものにしてくれます。