道後公園、かつての河野水軍の居城湯築城の全貌

道後公園の見所たち、城跡から奈良時代の湯釜、お花見スポットまで多数

松山観光の最大の見所でもある道後温泉。築100年以上を誇る有名な道後温泉本館を中心に、温泉街をはじめ様々な観光スポットが登場します。そんな道後温泉エリアの観光スポットの中でも、道後温泉本館とともに最大の見所であるのが道後公園です。

道後公園は、道後温泉駅のすぐ目の前にあり、また道後温泉本館からも歩いて数分の場所にある巨大な公園です。この道後公園、現在は公園として整備されていますが、実はかつてこの地を納めた大名である河野氏の居城、湯築城なのです。

河野氏は河野水軍で有名な伊予の守護大名で、源平合戦にも水軍を率いて活躍しました。戦国時代にはかの有名な土佐の長曾我部元親と戦い、その後秀吉の四国征伐を受けて滅亡しました。湯築城はおよそ200年以上にわたって河野氏の居城として栄え、現在の道後公園にもそのさまざまな遺構が見ることができるのです。

そんな歴史的な背景を持っている道後公園ですが、実は見所は他にもたくさんあります。何よりもまず、道後公園は桜の名所とされ、道後公園の桜が桜前線の目安ともされているほどの一大スポットなのです。

春の桜の季節になると道後公園一帯が桜色に染まり、多くのお花見客で埋まります。また道後公園は、冒頭でご紹介したように道後温泉本館のすぐそばにあり、道後温泉にちなむ歴史的な湯釜が展示されているのです。

この湯釜はなんと奈良時代から明治時代まで実際に使用されていたもので、大変貴重な姿を目の当たりにすることができます。

ほかにも、松山ゆかりの文人で日本の俳句を確立させた正岡子規に関する子規記念館など、道後公園は、道後エリアの一大観光スポットとして見所が満載なのです。

本日はそんな道後温泉の観光では欠かすことができない一大スポット、道後公園をご紹介します。

道後公園湯築城跡

 

道後公園のアクセス

道後公園湯築城跡は、路面電車の道後公園駅で下車すれば目の前の場所にあります。もちろん、道後温泉本館からも徒歩数分の場所にあり、温泉に入る前や入った後、どちらの散策にも最適です。

また、松山の中心部でもあり、カンデオホテルズ松山大街道がある大街道駅からは、路面電車で約15分ほどです。道後温泉や正岡子規の歴史博物館である松山市立子規記念博物館と一緒に見ることができます。

是非、松山のホテルでは、カンデオホテルズ松山大街道をご利用ください。

道後公園の利用案内

所在地:〒790-0857 愛媛県松山市道後公園 

TEL:(089)941-1480 

FAX:(089)941-1481

入場料:無料

利用時間:公園24時間、展示施設9時から17時(休館日:毎週月曜日、年末年始)

駐車場:西口23台、北口11台、30分100円 

 

道後公園の見所1.河野氏の居城湯築城の遺構が楽しめる

道後公園の見所として、まず初めにあげられる湯築城としての遺構です。湯築城は、河野氏の居城としてこの地で250年近くも栄えました。その始まりは1335年、伊予の守護職であった河野通盛によって築城されたのが始まりです。

もともと河野氏は瀬戸内海で最大規模の水軍を持つ豪族として、現在の三津一帯を本拠地としていましたが、河野通盛の代で守護職に任じられ現在の湯築城に本拠を移したともいわれています。

現代で松山のお城といえば松山城がそのシンボルとして有名ですが、南北朝時代から戦国時代後期まではまさにここ道後公園、湯築城が中心だったのです。

道後公園湯築城跡

戦国時代の平山城らしく急な箇所もあります

道後公園湯築城跡

かつての河野氏を祀る神社も

道後公園湯築城跡

城らしい急な階段です

 日本の城100選にも選出。堀と本丸跡の展望台が見所

道後公園、湯築城の構造は直径約350メートルの円形の公園で、その総面積8.5ヘクタールの大きさです。中心部にかつての本丸跡であったと思われる役30メートルほどの高さの丘陵が残されており、丘陵の最上部では展望台が設けられ松山市街地を見通すことができます。

また本丸の回りは堀と土塁で囲まれており、戦国時代のままの状態を保っているといわれています。本丸の丘陵部を取り囲む形で、武家屋敷や散策できる公園として整備されており、巨大すぎず、小さすぎず、散策するのにはちょうどいい広さの公園といえるでしょう。

江戸期に作られ現代まで残されている近代的な城郭とは違い、戦国時代やそれ以前の地方豪族ならではの城跡が楽しめます。

道後公園湯築城跡

真ん中の中央部分が城の本丸跡で展望台。その周囲が庭園や憩いのグランドになっています。

道後公園湯築城跡

本丸跡に向かうための散策道、展望第へと続きます。

道後公園湯築城跡

山の中腹、自然いっぱいの広場になっています。

道後公園湯築城跡

展望第からは松山の景色が一望できます。

道後公園湯築城跡

かつての伊予の居城、湯築城から眺める松山城も

 武家屋敷や上級武士の居住エリアも復元、地方豪族ならではの暮らしもわかる

道後公園、湯築城跡は、城跡と同時に、貴重な当時の武家屋敷後が復元されています。道後公園は円形の形をしていますが、道後温泉駅側の区画は、かつて河野氏の家臣団が居住していたエリアとされており、その姿が整備され復元されています。

この場所は家臣団の中でも特に上級武士が住んでいたエリアとされ、当時の面影が忠実に再現されています。復元されてた武家屋敷は二つで、それぞれ、生活模様が再現されるとともに、発掘された道具類や文化財などが展示され楽しむことができます。

この武家屋敷の周辺は庭園区として散策することも可能で、当時の河野氏の武士たちが酒盛りをしたとされる場所も発掘されています。歩いて数分の道後温泉につかり、春には桜でも見ながら宴会を楽しむ、歴史的温泉が付近にある豪族ならではの暮らしぶりがうかがえます。

道後公園湯築城跡

かつての庭園跡、ここで武士たちが庭園を見ながら酒盛りをしたのかも

道後公園湯築城跡

武家屋敷跡が復元されていあす

道後公園湯築城跡

内部は博物館に

道後公園湯築城跡

武士の暮らしがわかります

道後公園湯築城跡

装束や容器なども復元

巨大な堀や石垣が目の当たりに

湯築城は先にもご紹介しました通り、中心部を小さい丘陵部、かつての本丸と思われる場所が存在し、その周囲を堀と石垣で取り囲むという構造がそのまま残されています。

その堀も今では周辺が整備され木が植えられて美しい公園として散策できるのですが、堀の構造や石垣は戦国時代当時のままだといわれています。特に石垣は、整備された江戸期の城郭とは違い、戦国時代からそれ以前の室町時代をしのばせる粗削りな豪快な石垣が目の当たりにでき、公園ながらも城跡の雰囲気が味わえます。

道後公園湯築城跡

内堀や土塀跡も

道後公園湯築城跡

城跡としても楽しめます

道後公園湯築城跡

内堀です

道後公園湯築城跡

本丸跡の城壁も

道後公園の見所2。桜の名所と憩いの場、お花見やピクニックに最適

道後公園の見所のもう一つとしてあげられるのが、憩いの場としての都市公園の顔です。道後公園は冒頭でもご紹介した通り、桜前線の目安ともなっている公園です。そのため公園内には多数の桜が植えられておりお花見スポットとして春には楽しむことができるのです。

また桜だけではなく公園内は芝生や庭園、などかなり綺麗に整備されており、ピクニックなどの憩いの場としても最適。

更には大きな広場もあり、子供たちが走り回れる場所としても利用できます。そのため家族ずれにはうれしい都市公園として、利用することができるのです。そんな都市公園としての美しい憩いの場も道後公園の魅力の一つといえるでしょう。

道後公園湯築城跡

広場では多くの人がピクニックに

道後公園湯築城跡

庭園としても楽しめます

道後公園湯築城跡

四季折々の花たちと

 道後公園の見所3。道後温泉の歴史的な湯釜が展示

道後公園の三つめの見所としてあげられるのが、道後温泉で使用されていた歴史的な湯釜です。ここ道後エリアには、道後温泉本館や、道後温泉駅の足湯など“湯釜”といわれる巨大な石で作られた釜が見ることができます。

この湯釜から温泉の湯が出てくるという仕組みですが、道後公園では、なんと奈良時代から使用されていたとされる巨大な石造りの湯釜が展示されているのです。道後温泉は、日本最古の温泉として知られ、その始まりは古代の神話の時代からさかのぼります。

多くの歴史上の人物もこの道後温泉に入ったとされ、聖徳太子もこの湯につかったという記録も残されているほど。そんな歴史的にも大変価値ある道後温泉ですが、その石造りの湯釜は、奈良時代から明治時代まで同じものが使用されていました。

明治時代に入り現在の道後温泉本館が作られた際に取り換えられましたが、現在でも道後公園の入り口にその湯釜が展示されているのです。こちらの石造りの湯釜は、西暦741年から745年のあいだに作られたとされ、その使用期間はおよそ1150年、日本最古の湯釜として目の当たりにすることができます。

また、この石造りの湯釜はここ道後公園、湯築城の城主であった河野氏ゆかりの一遍上人の南無阿弥陀仏の六文字が刻まれています。

道後公園湯築城跡

奈良時代からの湯釜、明治時代まで道後温泉で使われていました

 道後公園の見所4。正岡子規がわかる子規記念館

道後公園の見所スポットとして、代表的な存在が、松山市立子規記念博物館です。松山市立子規記念博物館は、その名の通り、松山出身の俳人である正岡子規に関する展示が行われている記念博物館です。

こちらは道後公園の入り口にあり、正岡子規をはじめ子規と親交のあった夏目漱石などの展示、歴史がわかります。正岡子規は伊予松山藩の藩士の子として生まれ、明治時代に俳人として活躍しました。

結核によりその生涯をわずか34歳で閉じますが、日本における俳句と短歌を一つの文学の分野として再構築した人物として知られています。同じ松山出身の人物で司馬遼太郎の小説坂の上の雲でも登場する秋山真之とは松山時代からの友人として知られいます。

松山市立子規記念博物館はそんな正岡子規に関する作品や展示が数多く存在する博物館として楽しめます。また、内部には土砂崩れによって喪失してしまった正岡子規と夏目漱石が下宿していた愚陀仏庵の再現などもされており、近代化に進む明治日本と当時の雰囲気も楽しむことができるスポットです。

道後公園の見所スポットとして、こちらの子規記念館もおすすめです。

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松山市立子規記念館の利用案内

所在地:松山市道後公園1-30

TEL:089-931-5566

開館時間:5月1日~10月31日 午前9時~午後6時(入館は午後5時30分まで)

11月1日~4月30日 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

料金:大人:400円、小中高生無料

休刊日:季節によって異なる

駐車場:22台、30分あたり100円

 まとめ

道後公園は、城跡としての顔と、都市公園の憩いの場としての顔、更には子規記念館や道後温泉の石窯など歴史的文化的な面の楽しみ方ができる一大スポットです。

城跡としては特に珍しい南北朝時代から戦国時代にかけての河野水軍の居城としてのつくりや、当時の武士の生活、風俗などが目の当たりにできます。憩いの場としてはお花見にはじまり散策、広場でのピクニックなどあらゆる楽しみ方ができる場所です。

また見所は奈良時代から続く道後温泉の湯釜や松山を代表する文人正岡子規ゆかりの展示などさまざまです。道後温泉の観光スポットの一つとして、ぜひおすすめの場所です。

 

予約バナー松山大街道

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