太宰府の観光スポットたち。太宰府天満宮から周辺スポットまで

太宰府天満宮とは

福岡博多の中心地でもある天神。天神という名称は日本の神道の一つとして、雷の神様である天神信仰に由来しています。この天神とは、特に日本においては、歴史上の人物として有名な菅原道真を指すのです。

菅原道真は、平安時代を代表する政治家、学者として有名で、朝廷の中において右大臣まで上り詰めましたが、藤原時平の讒言によって太宰府に左遷されてしまいます。当時太宰府は九州地方の司法と行政を司る地方政府として知られていましたが、中央政界で活躍していた菅原道真にとっては不遇の地であり、この太宰府で没します。

その後菅原道真がなくなった後、内裏の清涼殿に落雷があったことや(清涼殿落雷事件)、天災地変が怒ったことから、菅原道真の怨霊が雷神となったと噂され、道真の怒りを静めるために全国に天満宮が建設されました。

中でも本日ご紹介する太宰府天満宮は菅原道真のお膝元として、いまでは何と日本全国から毎年700万人もの人々が訪れる神社なのです。福岡 観光スポット 太宰府

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ちなみに、どこの天満宮が発祥の地かは諸説がありはっきりとはわかりませんが、太宰府天満宮は、「天神信仰発祥の地」と称される場所でもあり、菅原道真が最後を迎えた場所として、その代表的な存在として知られているのです。

太宰府天満宮も含めた日本全国の天満宮は、学者であり右大臣まで出世した菅原道真にあやかるようにと、学問の神様としても知られています。

本日はこの歴史的にも文化的にも福岡を代表するスポットである太宰府天満宮を中心に、参道と天満宮を取り巻く、さまざまな見所スポットをご紹介したいと思います。

太宰府天満宮へのアクセス:福岡の中心地、天神からも30分

太宰府天満宮へのアクセスですが、西鉄太宰府線の太宰府駅から降りてすぐ右側に参道が始まります。この参道は徒歩5分ほどの直線の参道ですが、大きな鳥居が登場し太宰府天満宮が登場するのです。ちなみに太宰府市は、福岡の中心部である福岡市の南部に位置しており、西鉄福岡駅からわずか29分で行くことが可能です。太宰府天満宮は、神社そのものが最大の見所スポットですが、この神社の周辺にさまざまな観光スポットが存在しており、天満宮への参拝とともにセットで巡ることで、太宰府天満宮の観光を堪能しつくすことができます。

太宰府観光の効率的な仕方。レンタサイクルもおすすめ

太宰府は、主に太宰府駅のすぐ隣にある太宰府天満宮を中心にしたエリアがメインの観光スポットとなっており、それ以外に大宰府政庁跡へと続く少し離れた場所とに分かれています。

基本的には太宰府天満宮に参拝して駅まで戻ってくるだけで、さまざまな場所を見ることができますが、更に一歩突っ込んで太宰府を堪能したい方にはレンタサイクルがおすすめです。というのも大宰府政庁跡地までは歩くと20分以上かかることから自転車であれば5分から10分ほどでアクセス可能です。

また、大宰府政庁跡に行く途中には隠れたこの地のお寺スポットが登場するため、こうした古い歴史を堪能するのにもレンタサイクルはオススメです。レンタサイクルは太宰府駅で貸出を行っています。

太宰府天満宮の参道:太宰府名物が堪能できる

太宰府天満宮へ行くための最初の見所スポットが全長200メートル余りの参道、太宰府門前町です。

この太宰府門前町は、太宰府天満宮の入口まで歩いてわずか5分ほどの長さの参道ですが、飲食、喫茶、お土産とさまざまなお店がひしめき合うとおりで、太宰府天満宮へ到着するまでのワクワク感をより一層高めてくれるスポットです。

この参道は大きく分けて二つ、大町地区と馬場地区という二つに分かれていますが、基本的には一本道の参道をとおり、周囲を囲むお店を楽しむという観光の仕方になります。

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太宰府天満宮参道の見所1:幕末の歴史上の人物たちが通った道

太宰府天満宮の参道は、お土産や食事処などが楽しめるスポットですが、実はこの参道自体にも貴重な歴史的観光スポットであり、その中には幕末の偉人たちが足を止めたスポットなども残されています。

幕末の動乱の時期、京都で倒幕活動をしていた7人の公卿たちが、政変に破れて流された場所がここ太宰府天満宮だったのです。そのためこの7公卿に会うために、坂本龍馬や中岡慎太郎、土方久元といった土佐藩の志士や、薩摩の西郷隆盛、長州の伊藤博文といった幕末維新を代表する人物たちが訪れました。

中でも、参道の入口にある松屋は、かつては宿屋として運営されており、維新志士たちが宿泊した場所でもあります。

実際に、西郷隆盛とともに入水自殺を行った僧月照が松屋の主人である栗原順平に贈った歌の石碑なども残されております。この松屋は、現在は日本庭園が見れるお茶屋として有名で、太宰府天満宮名物である梅ヶ枝餅とともに楽しむことができます。

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太宰府天満宮参道の見所2:梅ヶ枝餅のお店がたくさん

太宰府天満宮の参道を代表する食べ物といえば、梅ヶ枝餅です。この梅ケ枝餅は、冒頭でご紹介した菅原道真にゆかりの食べ物。一番初めにご紹介下おとり、この太宰府天満宮は菅原道真が左遷され、そして不遇のうちにその生涯を終えた場所。

梅ヶ枝餅は左遷されて落胆していた菅原道真に対して、当時安楽寺と言われるお寺の門前で餅を売っていた老婆が、菅原道真に元気を出して欲しいということで餅を上げたというのがはじまりとされています。

この梅ヶ枝餅の成り立ちには諸説あり、そのほかにも菅原道真が亡くなった際、老婆が餅に梅の枝を添えて墓前に備えたことが由来になっていたり、軟禁されていたとされる菅原道真に餅を梅の枝にさして差し入れたとの説も存在します。

いずれにせよ太宰府天満宮名物の梅ケ枝餅は、菅原道真ゆかりの食べ物として、この参道で食べたり、お土産で購入できたりします。

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太宰府天満宮

さまざまなお店が立ち並ぶ参道を進むと、ようやく登場するのが太宰府最大の見所スポットである太宰府天満宮です。

この太宰府天満宮は冒頭でもご紹介したとおり、初詣の季節にかかわりなく、例年数多くの人が訪れ、その数は何と年間で700万人にものぼるほど。九州随一の観光名所としての壮大な神社を堪能することができます。

また、この太宰府天満宮は、特に梅が咲き誇る2月末から3月頭にかけて見頃で、広大な境内の至るところに、美しい梅の花が咲き誇ります。

前段でご紹介した、菅原道真ゆかりの梅ヶ枝餅とともに、春の訪れを最も感じられる季節に、多くの観光客が集中します。

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太宰府天満宮の見所①:広大で美しい境内と重要文化財

太宰府天満宮の最大の見所の一つが、広大で美しい境内です。太宰府天満宮は一般的な神社とは違い、参道から続く大鳥居をくぐると、その内部はまるで広大な日本庭園が広がっているかと思われるほどの美しい空間が広がります。

特に本殿まで続く道のりまでには、美しい梅の花が咲き誇り、巨大な池と太鼓橋など、自然の中にうまく調和された独特の空間が広がります。通常神社というと、鳥居と本殿などで形成されますが、ここ太宰府天満宮では、独特の景色を堪能することができるのです。

また、太宰府天満宮は非常に古い歴史を持っており、所蔵する文化財以外にも境内で見ることができる文化財が多数残ります。

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太宰府天満宮の創建は西暦919年と言われていますが、現代に至るまでに多くの建築物が建てられ、一見の価値があるものばかりです。例えば豪壮な作りをした楼門などは安土桃山時代に石田三成が再興したとされるものとされ、本殿は同じく安土桃山時代に建てられた日本独自の屋根作りである檜皮葺として国の重要文化財にも登録されています。

太宰府天満宮の見所②:6000本の梅の木が咲き誇る場所

太宰府天満宮のなかでも最大の見所とされるのが、先に述べたとおり2月末から3月頭にかけての時期です。太宰府天満宮には本殿に至る道とは別に、広大な梅の庭園としての顔も持っているからです。

その梅の数何と6000本。その種類は200種類以上にも及び、白梅から紅梅までありとあらゆる種類の梅の花が植えられているのです。特に満開の時期である2月末からは境内全てがピンクと白に染まり、神社建築と相まってまさに絶景と言えるでしょう。

ちなみに太宰府天満宮ではこの梅の庭園のある場所付近に売店なども多数設けられており、太宰府名物である梅ヶ枝餅や昼食なども取ることができます。

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太宰府天満宮の見所③:黒田官兵衛ゆかりの場所が残る

もう一つ、太宰府天満宮では一風変わった見所も存在します。それが黒田官兵衛ゆかりのスポットです。ご存知のとおり、黒田官兵衛は豊臣秀吉の軍師として知られ、江戸時代には筑前福岡52万石のご隠居として知られています。

黒田官兵衛は藩の運営は息子の黒田長政に任せ、自らは太宰府天満宮の境内の中に隠棲したとされており、そんな歴史上の人物ゆかりの場所も残されています。

また、黒田家は、官兵衛の祖父の重隆の代に姫路に流れてきましたが、当時は目薬の木を製造して販売していたことでも知られます。ここ太宰府天満宮の境内では黒田家ゆかりの目薬の木も見ることができます。

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九州国立博物館:年間100万人も来訪する九州随一の博物館

太宰府天満宮の観光でもう一つの見所といえば、九州国立博物館をあげることができます。九州国立博物館は太宰府天満宮の境内の裏手にある珍しい博物館で、その規模は年間100万人も来訪すると言われる九州随一の博物館です。

ちなみに開館した2005年から既に累計で1000万人以上を超えており、常設展からさまざまな企画展まで催されているのです。そこでは国宝から国の重要文化財が多数所蔵されており、仏像や太刀、文書など、あらゆる形態の歴史的な遺物が展示されています。

ちなみに九州は立地的にもアジア諸国と交流の深い場所ということから、九州国立博物館の基本理念も「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える博物館」ということになっており、アジア諸国との交流発信の拠点にもなっています。

その規模は非常に大きく、日本の国立博物館の中では最大の敷地面積をもち、太宰府天満宮の境内の奥からエレベーターに乗って高台まで上りアクセスする方法です。

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だざいふ遊園地

もう一つ、九州国立博物館の隣に存在する、見所スポットが「だざいふ遊園地」です。だざいふ遊園地は、太宰府天満宮と西日本鉄道(西鉄)が出資して作った会社株式会社太宰府園が運営する遊園地で、観覧車、ゴーカート、コーヒーカップ、メリーゴーランドなどが楽しめるコンパクトな遊園地です。

遊べる遊具は全部で20種類ほどで、主に小さなお子様向けに家族で楽しめるスポットとなっています。基本的な開演時間は10時から17時で、毎週水曜日が休業です。

光明禅寺:美しい枯山水が見どころ

太宰府天満宮からほど近い場所にある見どころスポットが光明禅寺です。光明禅寺は枯山水の庭園が見どころのコンパクトなお寺ですが、太宰府天満宮とセットで見ておきたい場所の一つです。

太宰府天満宮へと続く参道のすぐ横の細い路地にあり、賑やかな参道からは打って変わって静寂な空間が登場します。太宰府は博多からもほど近い場所にありますが、博多は古来、中国や朝鮮と交易で栄えた場所。

多くの文物が博多を通じて大陸から日本にもたらされましたが、臨済宗もそのうちの一つです。臨済宗は禅と関わりが深く、光明禅寺も臨済宗の僧侶円爾の門下鉄牛円心が創設したお寺です。

ちなみに枯山水も禅寺とかかわりが深いもので、水が流れていない山の風景を表現したもので、光明禅寺でも枯山水の美しい庭を見ることができます。

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戒壇院:鑑真和上ゆかりの場所

さて、ここからは太宰府観光でも、太宰府天満宮からは少し離れた場所にあるスポットのご紹介です。太宰府観光の中心は太宰府駅からすぐアクセスできる、太宰府天満宮を中心にこれまで述べてきた参道や博物館、光明禅寺が中心ですが、それ以外にも貴重な歴史的なスポットが存在するのです。

そんな代表的なスポットの一つが戒壇院です。戒壇院は奈良の東大寺とともに日本三大戒壇の一つに数えられる場所。もともと仏教は奈良時代、聖武天皇の時代に中国から伝来しましたが、その目的の一つが、治国平天下です。

仏教の教えを通じて日本全国の民を治めるということが最大の目標でしたが、そのためには仏僧の存在が欠かすことができません。そんな仏僧を教育して養成する場所だったのが戒壇院です。

奈良の東大寺、栃木の下野薬師寺、そしてこの太宰府にある戒壇院が仏僧の養成所だったのです。この戒壇院を築いたとされるのはかの有名な鑑真和上とされており、西国の僧侶育成の一大拠点でした。

広い場所に建てられたお寺は本堂が重要文化財に登録されており、非常に味のある独特の雰囲気のお寺を見せてくれます。この戒壇院は太宰府駅から徒歩で20分ほど、レンタサイクルを利用すれば5分ほどでアクセス可能です。

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観世音寺:日本最古の梵鐘や仏像彫刻

上記戒壇院とセットでみたいスポットが観世音寺です。もともと戒壇院は観世音寺に設けられたもので、こちらがお寺のメインと言えるような場所です。

こちらの観世音寺は何と国宝にも指定されている日本最古の梵鐘を見ることができます。この梵鐘の存在により環境省指定の「日本の音風景100選」に選出されるほど。

また隣には博物館も設けられており、重要文化財にも登録されている平安時代の仏像が多く所蔵されています。

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大宰府政庁跡

太宰府は冒頭でもご紹介したとおり、もともと九州地方を統治するための行政府が置かれていた場所でした。その中心として政治を取る場所として設けられていたのが大宰府政庁です。

政庁は7世紀から12世紀まで建物が現存していたとされていますが、現在は全く残っておらず、その発掘された史跡のみが残されています。その史跡が大宰府政庁跡として、整備され、一般開放された場所として見ることができるのです。

建物は残されていませんが、条坊制といって奈良時代や平安時代の建物の区画の仕方が見て取れ、巨大な門の跡が残されています。ほぼ一面芝生になっており、憩いの場やピクニックなどが楽しめる場所です。

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まとめ

太宰府は福岡の中心部である博多から電車で片道30分ほどで行くことができる歴史的な観光スポットです。特に太宰府天満宮は梅が咲き誇る2月下旬から3月上旬がおすすめです。

また、暖かい季節にはレンタサイクルで太宰府のそのほかの見どころスポット、大宰府政庁跡や、戒壇院、観世音寺などを見て回ってもいいでしょう。大都市の博多とは一風変わった楽しみを味わうことができます。

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