いろんな場所から堪能できる。福山の名勝、鞆の浦のシンボル「弁天島」

さまざまな場所から楽しめる「弁天島」の眺めスポット

福山の名勝、鞆の浦は江戸時代の町並みと、瀬戸内海の海の風景が織り成す一大観光スポットとして知られます。鞆の浦には、そのレトロな町並みをはじめとして、街の至る所に点在する数々の歴史観光スポットなどが満載。非常に観光資源が豊富なスポットです。

街歩きとして観光を楽しめるだけではなく、同時に瀬戸内海の国定公園である島々の眺めも堪能することができます。そんな鞆の浦の象徴的な存在が、瀬戸内海に浮かぶ小さな島「弁天島」です。鞆の浦からわずか5分で渡れる観光スポット仙酔島に向かう途中にある小島で、弁天堂がその美しい景色を象徴しています。

この弁天島は5月には花火も行われる一大スポットで、美しい鞆の浦の景色を代表する景観スポットとして有名です。また仙酔島へ渡る渡船「平成いろは丸」に乗れば間近に弁天堂と島々を目にすることも。本日はいろいろな場所からの眺めが楽しめる鞆の浦のシンボル「弁天島」をご紹介しましょう。

鞆の浦 弁天島

鞆の浦観光のスタート地点。海岸沿いと駐車場からの眺め

「弁天島」は無人の島で残念ながら上陸することはできません。鞆の浦の景色として堪能する景観スポットです。その景観スポットですが、実はさまざまな場所から眺めを楽しむことができ、場所によってそれぞれの風情を感じさせてくれます。まずはじめにご紹介するのが、もっともオーソドックスな場所とも言える、海岸沿いからの眺めです。

鞆の浦は街全体が観光スポットとして街歩きを楽しめますが、その拠点ともなる場所が、仙酔島までの船渡場の目の前の駐車場です。車でアクセスする場合には、この駐車場に車を止めると目の前に「弁天島」が登場します。観光で初めてきた人にとっては、海の中に浮かぶ小島とそこに建てられている弁天堂はなんとも言えない雰囲気を感じさせてくれて、旅の始まりのワクワク感が高まります。

鞆の浦 弁天島

鞆の浦についてまず目に入る島です

弁天堂も間近に見れる「平成いろは丸」からの眺め

この鞆の浦観光のスタート地点とも言える、船渡場の駐車場からは、この弁天島に渡ることができるのかといったような思いを誰しも持つと思います。しかし残念ながら既に述べたとおり、この弁天島へは渡ることができません。しかし、弁天島を目の当たりに見ることが出来るんです。

それが第二のスポットとも言える「平成いろは丸」から間近にみた「弁天島」の風景です。「平成いろは丸」は鞆の浦からわずか5分でいくことができる仙酔島へ渡るための渡船。国定公園にも指定されている瀬戸内海の名勝を堪能しながら短くても充実の船の旅を提供してくれます。その際、鞆の浦の岸を離れてすぐ目の前に登場するのが「弁天島」です。象徴的な弁天堂を船の右側に眺めながら、目の当たりに見ることができます。

鞆の浦 弁天島

平成いろは丸で間近に見れます

江戸時代の迎賓館、福善寺から見る弁天島の眺め

そして第三の眺めが、これまでとは一風異なる場所からの「弁天島」の眺め。それが、渡船の乗船場の真上にあるお寺、福禅寺対潮楼からの眺めです。福禅寺対潮楼は国の史跡にも認定されている鞆の浦を代表する観光スポットの一つで、「朝鮮通信使遺跡鞆福禅寺境内」として、江戸時代からくる朝鮮の外交官朝鮮通信使を迎えるための迎賓館として使用されていた場所です。

当時、江戸幕府は鎖国政策をとっていましたが、唯一朝鮮とは修好をしており、江戸時代だけで朝鮮通信使が来たのはゆうに12回。そのための場所として福禅寺の境内が使用されることもとありました。そして1711年には、この場所からの眺望が朝鮮通信使の従事官によって「日東第一形勝(朝鮮より東で一番美しい景勝地という意)」として賞賛を受けるほどの名勝として評価を受けました。そんな対潮楼からの「弁天島」の眺めを今も目の当たりにすることができます。

鞆の浦 弁天島

福禅寺からの眺め

まとめ・弁天島の場所

このように「弁天島」は上陸することはできませんが、場所によってさまざまな眺め方、楽しみ方を堪能することができます。鞆の浦の旅のスタート地点として、平成いろは丸からの目の当たりの景色として、また朝鮮から東で一番美しい景勝地として、3つの眺めかたを堪能することができます。ちなみに弁天島に建てられている弁天堂は1644年に建立され、島内にある石塔婆は1271年に建立されたほどの歴史的な文化財として知られます。鞆の浦のシンボルとして、旅をより一層充実したものにしてくれる景勝地です。

弁天島の場所

カンデオホテルズ福山