日本の城100選にも!実は足利氏の屋敷、国宝鑁阿寺(ばんなじ)

実は足利氏の邸宅だったお寺

日本で最古の学校として有名な足利学校、そんな足利学校のすぐ隣にあるのが、国宝鑁阿寺(ばんなじ)です。この鑁阿寺は、足利学校とセットで見ておきたい、足利市の観光スポットですね。

実はここ、お寺となっているんですが、元々は足利氏累代の館跡だったんです。足利氏といえば多くの方がご存知のとおり、足利幕府を作った、日本の武家政治には欠かすことができない一族。その発祥は源氏中興の祖とも言える八幡太郎源義家の孫、源義康が足利の地に住み着いたことから足利氏となりました。

足利氏で有名なのは足利幕府を作った足利尊氏や、金閣寺を作った三代将軍足利義満、銀閣寺の足利義政、そして剣術将軍として、最後は壮絶な戦死を遂げた足利義輝と、歴史上の有名人物ばかり。しかしここ鑁阿寺を創建したのは、そうした人物たちよりもはるか以前、初代源義康の子で2代目となる足利義兼と言われています。

初代義康の時代から館として使用されていましたが、2代目の足利義兼のときに、邸内に持仏堂を建てて大日如来を祀ったのが開始ですね。その後3代目の足利義氏によって堂塔伽藍が建立され、それ以降足利氏の氏寺として、地元の人々に親しまれてきました。そのため、お寺という側面と、武家屋敷という側面を併せ持つ大変貴重な建物として知られており、2013年に国宝に指定されているほどです。

鑁阿寺(ばんなじ)

アクセス

鑁阿寺(ばんなじへのアクセスはJR両毛線の足利駅から徒歩7分ほどの距離です。車でのアクセスは近くの足利市観光駐車場(太平記館)を利用することができます。ここを訪れる際には、すぐ近くの足利学校がすぐ隣にあるため、セットで見学するのがオススメです。カンデオホテルズ佐野からは両毛線を使えば佐野駅から足利駅まで、約10分、車でも佐野藤岡インターから約15分ほど。

鑁阿寺へはこちらです

武士の館としても、国宝の文化財としてもみどころたっぷり

当日はあいにくの雨だったのですが、雨の中佇む鑁阿寺は、当時の武家屋敷さながらの豪壮な作りでシズル感がたっぷりでした。その特徴は堀と土塁のある広大な作りで、足利氏の邸宅というエピソードを知らなければ、ここがお寺とは思えないほどの作りです。

じつは鑁阿寺は日本の名城100選にも選ばれているほどの大きさを誇っており、日本全国の城のなかにおいても、お寺で城に登録されているのはここ鑁阿寺(ばんなじ)だけなんです。周囲を堀と土塁で囲まれた旧足利氏の邸宅はみどころたっぷり。寺の構造は、ほぼ正方形で、なんとその広さは約40,000平方メートルと言う広大なもの。

今では足利氏の厄除けや初詣などで親しまれていますが、武士が勃興してきた時代の、開発領主の屋敷として残る大変貴重な史跡と言えます。ちなみに国宝に認定されている本堂は、なんと1299年に建立されたもので、建築様式は禅宗様として大変貴重なものとされています。

また、国宝以外の建造物も重要文化財として認定を受けているほど。経堂は国指定の重要文化財ですし、内部に導く豪壮な門構えは栃木県指定の重要文化財です。また、邸内に屹立する大銀杏は、なんと樹齢550年とも推定される天然記念物とみどころたっぷり。このように、ここ鑁阿寺(ばんなじ)は、当時の関東地方の平野を疾駆した坂東武者の歴史的居館としても楽しめますし、国宝や重要文化財としての日本の仏教建築の史跡としても大変価値のあるスポットなんです。

足利市の観光スポットとしては足利学校などとともに絶対に見ておきたいスポットですね。

鑁阿寺(ばんなじ)

足利尊氏の銅像もあります

鑁阿寺(ばんなじ)

門構えや堀などが城ですね、

鑁阿寺(ばんなじ)

重要文化財です

鑁阿寺(ばんなじ)

四角な作りの武家屋敷です

鑁阿寺(ばんなじ)

国宝に指定されている本堂

鑁阿寺(ばんなじ)

国宝です

鑁阿寺(ばんなじ)

こちらの経堂は重要文化財

鑁阿寺(ばんなじ)

杉は天然記念物

鑁阿寺(ばんなじ)

堀や土塁はもはや立派な城ですね

まとめ

ここ鑁阿寺(ばんなじ)は、日本の名城100選にも選ばれていることから、城めぐりのスポットとしてもいかもしれません。その中世から残る建築物と、武家屋敷の広大さを味わえる極めて珍しいスポットだと言えます。また、今回はご紹介しませんでしたが、国宝や重要文化財である建造物以外にも、彫刻や、美術工芸品といった多くの貴重な宝物類も多数残されている場所なので、カンデオホテルズ佐野を訪れた際には是非足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

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