国宝八角三重塔が見所、長野県で最古の禅寺。別所温泉の安楽寺

上田市の一大観光スポット別所温泉に潜む安楽寺

別所温泉は日本最古の温泉、信州最古の温泉として知られる一大温泉街です。標高570メートルの高地にもある温泉で、日本武尊が開いたとされ古代からの温泉街として有名なスポット。そんな別所温泉ですが、メインとなる温泉浴場はもちろんですが、その周辺には見所満載の歴史的な観光スポットがあります。

その多くが非常に古く歴史的にも価値があるものばかり。本日ご紹介する安楽寺も長野県で最初の国宝に認定された貴重な三重塔が残ります。この安楽寺の国宝三重塔は、松本城とともに国宝指定を受けた歴史的建造物で、日本で現存する唯一の八角塔であるともされています。

別所温泉の楽しみの一つは温泉での癒しもありますが、こうした周辺のスポットの散策にもあると言えるでしょう。本日は別所温泉の見所の一つ安楽寺と国宝八角三重塔をご紹介します。

上田 別所温泉 安楽寺 国宝 八角三重塔

安楽寺へのアクセス

安楽寺は別所温泉の中心部から徒歩で5分ほどでいくことができます。電車で行く場合には別所温泉駅から徒歩10分程度の距離に。周辺にある常楽寺や北向観音などとともに見ることをオススメします。また周辺に駐車場もありますので別所温泉の中心部まで車でいき、あとは歩いて散策するという方法もあります。ちなみにカンデオホテルズ茅野からは車で1時間30分ほどでいくことができます。周辺の上田観光などともに訪れてみてはいかがでしょうか。

安楽寺はこちらです

国宝と重要文化財が多数眠る安楽寺

安楽寺が創建されたのは天平年間729年から749年の間と言われています。その創建の時期ははっきりせず、かの大仏開眼で有名な行基の建立という説もあり、その後の824年から834年の創立という説もあります。歴史的にはっきりとした裏付けが取れるのが鎌倉時代に入ってからで、長野出身の臨済宗の僧侶樵谷惟仙が住んでからと言われます。

そんな安楽寺ですが、鎌倉時代には北条執権家の庇護の元に興隆を極めたとされ、その後室町時代に入ってからは衰退したといいます。当時からの現存する古い建造物は国宝とされている八角三重塔のみとのことですが、本堂や坐禅堂、経蔵、文化財収蔵庫である傳芳堂、などをみることができます。

別所温泉のメインストリートから左に進み、巨木が左右に生い茂るひんやりとした山中を入っていくと巨大な鐘楼が登場し、巨大な本堂がその姿を見せてくれます。メインとも言える国宝の八角三重塔は本堂横にある観覧受付をすまして見学に向かいます。

上田 別所温泉 安楽寺 国宝 八角三重塔

森林の中に存在します

上田 別所温泉 安楽寺 国宝 八角三重塔

巨大な本堂

上田 別所温泉 安楽寺 国宝 八角三重塔

国宝の説明です

上田 別所温泉 安楽寺 国宝 八角三重塔

国宝には別途拝観料が。特別な場所の感じがします

日本最古の禅宗建築、美しい放射状の塔は見もの国宝の八角三重塔

安楽寺の最大の見所である国宝の八角三重塔は拝観料が300円、小中学生が100円となっています。拝観料を払い進むとその空間は森に囲まれた独特の空間になっており、山中の隠れた庭園のような印象を受けます。この有料ゾーンでは国宝である八角三重塔以外に貴重な文化財をみることができます。まずはじめに登場するのが、上田市の指定文化財に指定されている、輪蔵が収められている経蔵が登場。

江戸時代の寛政年間にお経の保存用のために建てられたとされています。続いて現れるのが傳芳堂で、ここでは重要文化財である安楽寺を開山したとされる樵谷惟仙の木造や安楽寺二世である幼牛恵仁の木造が見れます。そして奥の山林に佇むのが国宝の八角三重塔で、大変珍しいかたちの建造物をみることができます。

この八角三重塔は、日本に現存する近世以前の八角塔としては唯一の建築物になり、大変貴重な文化財。もともと創建の年代は鎌倉時代から室町時代と漠然としたものでしたが、この三重塔に使用されている部材の年輪や使用されている材料により、1290年代に建築されたものと判明。

これは1320年につくられた山口県の功山寺仏殿を凌ぐ古さとして、日本最古の禅宗建築を塗り替えることになりました。ちなみに2011年には100年ぶりの大規模の修復工事が行われ、美しい放射状の木材建築が一般公開されています。

上田 別所温泉 安楽寺 国宝 八角三重塔

入ってすぐ経堂が登場

傳芳堂

文化財の部分だけ世界が異なります

傳芳堂

国宝の八角三重塔が登場

傳芳堂

美しい姿に圧倒されます

まとめ 長野上田の観光スポットとしてオススメ

長野県には松本城が国宝として有名ですが、この安楽寺の八角三重塔はあまり知られていません。しかし、境内奥の山林に佇む美しい放射状の木造建築は、国宝にふさわしい佇まいと細部に至るまでこだわり抜かれた禅宗建築は一見の価値がある文化財です。

また歴史的にも日本で最古の記録を持つ禅宗建築として、貴重な姿を目にすることができます。安楽寺にはその他にも重要文化財が保存されていますが、この八角三重塔の静かなる迫力は是非見ておきたいもの。長野上田の観光スポットとしてオススメです。

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